最後に解体した胡蝶蘭の苗が最終的に３つ残り、誰ももらい手がでてこないままずいぶん時間が経ってもういよいよ苗が弱ってきてこれはいかんと思えたので、私は会社で3にんを育てようと決めて先週末から着々と準備を進めていた。

仕事の合間にチョコチョコと、ぎちぎちに詰まってる根っこをポットから外したりほぐしたり古い苔を外したり捨てたり仕事帰りに買ってきた新しい苔を洗ったり、とにかくそんな作業を人知れず（かどうかは定かではない）細切れながらも進めてきて、今朝も人がやってくる前に乾かすために置いていた新しい苔をもっといい場所へ移動させたりと動き回り、まあ何とか私なりに育てる環境の目処はついてきた。

と、そんな今日になって「あの蘭もらっていいとかいな？」という人が現れて、私は大いに狼狽えたのだけど、そんな風には見えないようにふるまったつもりだ。