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【ドラマ感想】エルピス-希望、あるいは災い-#3披露宴と墓参り

濃かった。3回目にしてこんなに濃くしてくれてありがとうと制作陣さんたちに言いたい。

私事になります。セリフオタクでドラマオタクな私は、一度目は鑑賞を楽しむ、二度目は気になったセリフを聞き取ってnoteに書いていました。

気になるセリフの反芻が好きでして💕(変態ですね)至福の時間✨でした。

が、今月後半に自分史上大きな計画がありまして、準備に時間をとりたいこともあり、大好きなドラマ鑑賞ですが、落ち着くまで感想を簡潔にしたいと思います😌

今まで読んでくださった方、ありがとうございます🙏✨💕
書き方が変わってもお目にかかれれば幸いです。

(「計画」についてはまた別のお話としてnoteに綴りたいと思っています)

ネタバレを含みますのでご視聴後にお読みください📺


今回気になったのは5カ所🖐

恵那たちのアクションにより、事件に関わった記者、当時の取調べ担当刑事、被害者家族と接触するチャンスを得る。

そこで被害者の姉から話を聞く。

ベビーカーに乗る子どもを連れている。一見すれば幸せそうな赤ちゃんとおかあさん。
被害者家族の日常は続く。

姉は、警察から説明されたような行動(下着を売った)をする妹だとは、どうしても思えないという。

親は諦めてしまって、家族の中では話題にも出ないが、自分は警察の言う通りだと思えないと。

そこで恵那は彼女にインタビューを申し入れる。事件のことを「圧倒的な言葉」で話せるのは、我々マスコミではなく、家族であるお姉さんしかいないと。

勇気のいる頼み事だけれど、真実を追求する、そのための番組を作るという信念のもとに頼みが通じた。



二つめ。
被害者姉のインタビューも入れた録画を制作現場の若者たちに見せたところ、

真剣に見入り「やりましょう」と彼らをも動かす。

いいものを作れば人が着いてくるというようなことを恵那が言っていたと思うが、

そういうものへの反応は素直であることに比例する。

対照的なのは中堅以上の対応。フライデーボンボンには合わない内容だと取り合わない。

でもここで飛ばされて来て村井さんがイイ。ビデオの中で、当時担当した元刑事が顔出しせずのインタビューで、

チェリーさん、被害者家族が顔出してるなんて面白いよ、と。キター村井さん!来ると思ったよ😁

報道から飛ばされて来たのも、それこそ国家権力を敵に回しちゃったのではなんて思っちゃう。いいぞ。


三つめ。
瑛太だね。最近では「ミステリという勿れ」のガロ役が印象深かった。そのときはこの俳優さん誰?としばらく彼だと分からないくらいの扮装だった。

今回はさすがに彼だとわかったけれど、長髪で少し前に女子中学生?が画面に映っていたこともあり

目撃証言の犯人も長髪ということで、真犯人役?関係者?と思ってしまった。

好奇心がなによりも勝った恵那は、危ない場所に誘われて吸い寄せられていく。「入って来てはいけない場所」と警告されるが、

ジャーナリストとして、そんな警告には従えないのが恵那だろう。いつかこの男と決着をつけるときが来るのだろうか。


四つめ。
付属から持ち上がった名門校出身の岸本は、同級生の披露宴に出席しながら、いじめで自殺した同級生を思い出す。

仕事で編集したビデオは上司が局長に見せたところ、案の定、放映オッケーが出なかった。

正しいことがしたいなあ。正しいことがしたいなあ
空を見ながら岸本は呟く。

恵まれた環境に育ち、いじめに遭った同級生を助けられず、力を入れて作ったものは世に出ることはない。

その場その場で求められることをして来た岸本も、きっかけは保身であれ、自分の意志でやりたいことが芽吹いてきた🌱

恵那の情熱により、生き方が変わってきたようだ。
まだ恵那を見守る立場ではあるが。


五つめ。
恵那は斎藤とヨリを戻さないと思っていたが、今回は違った。

まあでも、どうやら「付き合っていた」とは違う関係のようだ。酒を飲み過ぎて気持悪がる恵那の家でタバコに火をつける斎藤。

そして生々しいが、恵那が吐いたあとにお互いを求め合う2人。

パワーをチャージするための交りのように思えた。体力が落ちたときに肉を食べるのと同列のような。

恵那は斎藤に優しさや労りなどは微塵も期待せず、ただただ自分が前に進むためのパワーを補給するために雄としての斎藤を求めたように見えた。

斎藤くらいの男でなければ、恵那が必要とするパワーを持ち合わせていないから。

一方、斎藤はどうだったのか。何か言いたいことがあるようだったが、

先輩として、事件から手を引くように恵那を諭すつもりだったのか、惚れられた強みで言うことを聞かせようとしたのか(ズルい男だねえ)

出世頭なだけはあって、恵那を守ろうとはせず、利用する目的で近付いて見張っているのか。

鈴木亮平さんの主な「いいひと」イメージとは正反対の斎藤という男。

今は大物政治家大門の言いなりのように見えてしまうが最後までそのままなのか。

結局、斎藤に期待しないと決めた恵那は、パワーチャージとして逆に利用した(ように見えた)あと、やってのけた。

ビデオをすり替えての放映。

いいものは広まる。そして土壌があるものも広まる。

引き続き恵那たちの挑戦を見続けます❣️




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