見出し画像

マイ・フェイバリット・シングス~音楽編~

 2000年代前半、私はむちゃくちゃ世界の音楽にはまっている時期があった。今は残念ながら、かつてのような熱がなくなってしまったのだが、当時は中上健次の影響もあり、JAZZにはじまり、ブラックミュージックのルーツを遡るようにして、ブルース、R&B、ファンク、ソウル、ロック、レゲエ、ボサノバ、タンゴとさまざま音楽を聴いていた。

 JAZZであれば、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、ビル・エヴァンス、アルバート・アイラ―、ブルースならばロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、T-ボーン・ウォーカー、ハウリン・ウルフ、ファンクならばもちろんジェイムズブラウン、ロックならばチャック・ベリー、レゲエならボブ・マーリー、ボサノバはジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾといった具合にだ。

 当時、iPodによる音楽革命が起こり、楽曲はCDからネットによる配信へと移行していく時期であったのだが、それでも私は「現物」にこだわり、CDを頑なに買い続けていた。レコードもそうであるように、アルバムはやはりジャケ買いという行為も含めての音楽だったのである。

 その当時、お気に入りのアーティストリストというものを自分で作成していたらしく、今回それを発掘することができたので、ただの列挙でしかないが、書き残しておきたいと思う。

 ゆくゆくは、ひとつひとつの音楽ジャンルについて、書けるようになるくらいに当時の感覚、感性を思い出していければよいなと願うばかりである。

フェイバリット アーティスト リスト

マイルス・デイヴィス
ジョン・コルトレーン
アルバート・アイラー
バド・パウエル
ルイ・アームストロング
ビル・エヴァンス
キース・ジャレット
チャーリー・パーカー
セロニアス・モンク
ソニー・ロリンズ
ハービー・ハンコック
フランク・シナトラ
ジョアン・ジルベルト
アストラッド・ジルベルト
アントニオ・カルロス・ジョビン
カエターノ・ベローゾ
ジルベルト・ジル
ミルトン・ナシメント
ジミ・ヘンドリックス
ジェームス・ブラウン
スライストーン
ボブ・マーリー
リー・ペリー
ライ・クーダー
タジマハール
B・B・キング
ロバート・ジョンソン
サンハウス
マディ・ウォーターズ
ハウリン・ウルフ
ライトニング・ポプキンス
T-ボーンウォーカー
ジョンリー・フッカー
レッドツエッペリン
ローリングストーンズ
U2
オアシス
ニルヴァーナ
ソニックユース
ブエナビスタソーシャルクラブ
アストロピアソラ
ビョーク
アレステッド・デブロップメント
スカタライツ
アートリンゼイ
レニークラヴィッツ
ルーツ
ボブ・デュラン
二ール・ヤング
ジョン・ケージ
ヴェートーベン
モーツアルト
ショパン
坂本龍一
エルビス・プレスリー
レイ・チャールズ
ジョニー・ミッチェル
ジャック・ジョンソン
サムクック
チェット・ベイカー
フェラクティー
チャック・ベリー
妹尾隆一郎
近藤房之助


 このリストの中でも、トップに挙げているように、マイルス・デイヴィスはいちばんのお気に入りだったといってよい。衝撃を通り越して宇宙に飛び立つことができるのではないかというくらいのインパクトを受けたのを覚えている。もちろん、初期のマイルスも好きなのだが、ロックとの融合を試みたエレクトリック・マイルスの時期はとにかくやばい。

 もっともお薦めは、『Bitches Brew』だが、マイルス・デイヴィスも自叙伝で語っていたように、この頃のマイルスが、ロックの革命児ジミ・ヘンドリックスと共演をはたしていたらと思うと・・・とさまざまな想像を掻き立ててくれるくらいに、ジャズやロックというジャンルを超越した音楽に打ちのめされることになる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?