バーチャルいいゲーマー「うすい」さん

まずは少し前の記事をご覧ください。↓↓↓↓

バーチャルいいゲーマーのウスイさんがカラオケ館のフロントポスターになります。

　バーチャルいいゲーマーであるウスイさんは、めでたくカラオケ館のフロントポスターになるわけなのですが、その宣伝HPを見ると、衝撃的な文字列があります。たまげそうになりました。

　バーチャルいいゲーマー「うすい」となっています。これは常識を覆すもので、なぜなら、これまではバーチャルいいゲーマー「ウスイ」と表記されるのが常だったからです。少なくともウスイさん本人が「うすい」と表記して自分を紹介することは一切ありませんでした。ひらがなではなくカタカナなのです。

なぜこうなったのか？

　全くもってわかりません。

「バーチャルいいゲーマーウスイ」という名称の性質を分析する

　画像一番左にいらっしゃる、いまにもずり落ちそうな、頭のサイズにたいして奇妙に小さい帽子をつけているVTuberの名前にご注目ください。

月乃ソフィアという名前になっています。漢字とカタカナの組み合わせになっており、「ソフィア」が名前であることがわかります。

　次にウスイさんの左にいらっしゃるVTuberの名前にご注目ください。ヘパイストスという名前になっています。全てカタカナになっているため、「ヘパイストス」で一つの名前であることがわかります。

　では、バーチャルいいゲーマーウスイさんの場合はどうでしょうか？実は極めて複雑な名称なのです。分解してみると、

バーチャル　の

いい（優れていることをあわらす形容詞であり、「よい」の連体形）

ゲーマー　の

ウスイ（苗字あるいは名前）

という名称になるわけなのですが、一目してこの名称を完全に理解するのはちょっと難しいかもしれないですね。なぜなら、バーチャル・いい・ゲーマー・ウスイをどこで区切ればよいかよくわからないからです。バーチャルで一区切りして「いいゲーマーウスイ」と捉えるのか、バーチャル・いいで一区切りして「ゲーマーウスイ」と捉えるのか、よくわかりません。いやなんでもいいだろという反論は受け付けません（天下無敵）。

　また、「ウスイ」は一般的に名前ではなく、苗字として通用するために、余計にわかりにくい事態となっています。普通に考えてみれば、バーチャルいいゲーマー…の次に「サトシ」や「ノボル」といった名前がくるはずで、これだと比較的わかりやすいのですが、「ウスイ」だとまるで一発屋の芸名のようにも見えますね。

ご安心ください、心配はいりません

　「バーチャルいいゲーマー」だけでも、「ウスイさん」だけでも、どちらでもいわんとすることは伝わります。「あのうねうねとうごめく電子霊体の生命体だな」とすぐにわかります。そもそも、ウスイさんはご自分を紹介するさいには、バーチャルいいゲーマー"の"ウスイです！と説明することが多いので（"の"と格助詞をつける）、何も心配はいりません。バーチャルいいゲーマーであるウスイさんなのだなと、すぐにわかりますね。

　さらにそもそも論ですが、そもそもなんでもかんでもわかりやすければいいというものではありません。わかりにくいものほど、むしろ興味が湧いてきて調べたくなるものですね。わかりやすいものは、目に入ってもすぐに忘却の彼方に消え去ってしまうのです。バーチャルいいゲーマー「うすい」なら忘れることはありませんね。素晴らしいと思います。