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2024年2月18日(日)

週末は家事を手伝って欲しい私と、自分の仕事で手一杯な夫と険悪なムードになり、何もする気が起きず、何も食べる気も起きず、だからと言って悪心が続いていたので眠ることもできず、ただいたずらに横になって終わった。

マタニティブルーだったのだろうか。

何もかも悲観的に捉えてしまって涙が止まらなかった。Googleで検索すればするほど、重病説を仄めかされ、心の奥の方へと重たい気持ちが落ちていってしまって、もう誰にも止めることができなかった。
全て夫が悪い、理解してくれない、なんで、なんで、と他人ばかり責めている自分に気づいていたけど、そうすることでしか自分を守れなかった。
ネットで検索すると、1日家事ができなかった妻が夫に謝罪した際、夫が「命をお腹で育んでいるんだから、何もしていない訳じゃない。十分だよ」と声をかけてくれたという記事が出てきた。なんでうちの夫はそう言ってくれないんだろうと、涙がさらに溢れた。

天井の明かりにすらその眩しさに腹が立った。下階の住人がパーティーを開いていたのにも腹が立った。総じて彼らは何も悪いことをしていないのに。

今日は無理するのはやめよう。と割り切って、ご飯も無理に食べず、お風呂も無理に入らず、掃除も無理にはしなかった。お腹の中の子どもへの罪悪感は消えなかったけど、確実に身体は楽だった。久しぶりに何も考えず、ただ自分の感情にだけ向き合って(シムス体位を忘れずに)眠った。

朝になったら気持ちが随分晴れやかになった。
外が晴れていたからなのか、涼しくて清潔な空気が家の中を巡っていたからなのか、夫も穏やかに私に接してくれて、温かい気持ちになった。
夫にばかり全てを求めるのはやめようと思った。彼なりの優しさで寄り添ってくれているのだから、常に慰めを求めるのはやめようと思った。彼は十分優しい。私にだって苦手なことはあるから、過剰に求めないようにしよう。出来ないことは一緒にやればいい。

と、やさしい気持ちでキッチンシンクを見たら、昨夜こっそり食べたであろうツナ缶がギトギトのまま転がっていた。
私の優しさは一瞬にして吹き飛び、夫に言った。「これどうする気?」と。

まだまだ夫婦での鍛錬の日々は続きそうである。

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