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いくつになっても

air-mezzanineさんからイラストを、お借りしました。

角野栄子著「ケケと半分魔女」(魔女の宅急便:特別編その3)を拝読した。NHKで辻先生と角野先生の対談があり、それからどうしてだかわからないけれど、突き動かされるように角野先生の作品を図書館から借りたり、図書館に行ったりして読み込んでいる。

「魔女の宅急便」を初めて1冊拝読した時、映画とあまりにも違うので、驚いた。(映画の方を先に観ていたので)角野先生自身も、原作と映画は随分違うと話していた記憶がある。

あのNHKの対談の時に、角野先生と辻先生に流れる何か同じものを感じた私だった。で、辻先生は小説、角野先生は児童文学だけれど、お二人の著書の行間に流れる同じものを感じた私がいた。(一主婦の失礼なたわごとだと流していただきたい)

お二人の共通点は、辻先生のご親戚の東君平先生だ。
NHKの中で、角野先生は東君平先生と初めて出会った時、
4時間も話してしまったとおっしゃられた。辻先生は、
ご自宅に一緒に住み、かなりの影響をうけていらっしゃる。

で、お二人の心の中(魂?!)は同じ波動を持っていらっしゃるのでは?と
一昨日、朝のルーティーン布団ゴロゴロの中で閃いた。(一主婦の失礼なたわごとだとながしていただきたい)さらに、角野先生は辻先生の大ファンでもある。
「好き」と言う感情は同じ波動どうして引き合うものだと思っている。
大人向けと子ども向けだけれど、私には同じ波動をかんじてしまう。

角野先生の幼年ものを何冊か拝読し、その斬新なひらめきと面白さに
自分の内の子ども心を刺激され、傷ついた心を癒され取り戻し始めた私がいる。
少し長いものも何冊か拝読した。びっくり!還暦過ぎた、私がわくわく楽しめる。ガチガチの心が解放される。その自分にまた驚いたりしている。

今回「ケケと半分魔女」を拝読したが、2022年1月15日に初版発行というのをみて、現在89歳の角野先生が書かれたのは、84~5歳からくらいだと思った。このケケという登場人物は、魔女の宅急便のなかにでてくるらしいが(まだ拝読していない)、角野先生がずっと心に思っておられた登場人物なのだった。

読書感想文は書かないが、時間があり年齢がある三次元レベルを超越した
角野先生の作品だと思った。まさに登場人物の年齢だ。この生き生きとした文章や内容を拝読しながら、私もこの物語の中にぐいぐい引き込まれ、還暦過ぎた歳を忘れてしまっていた。

辻先生の作品も、私は行間にひき込まれる(どの漢字をつかったらよいか悩んだのでひらがなにしました)
このお二人のNHKの対談の出会いは、運命だったのかもしれない。
それは私にとっても、あの対談の番組を見ることが出来た運命を感じている。

いくつになっても、創作でいくつにもなれるのだと
あらためて思った私です。元気を頂きました。
もう1回、「カラフルな魔女……」を観に行くつもりです。

元気は自分で生み出すもの。
最近、落ち込むことがあり、感情がつらかったけれど
前を向いて一歩一歩進んでゆこうと思えました。

恋愛小説は、感情が落ち着かないと、私は読むのが、以前のようにはゆかずなかなか前に進めなくなっている。笑いを心に入れて、心を元気にして
また沢山の作品を読んでゆきたい私です。

ありがとうございます。