見出し画像

折りたたみ傘から

ふうちゃんさんのイラストをお借りしました。

昨日はずっと雨で、土地や植物にとってはよいお湿りでした。
今日は、曇り空ではありますが、時々陽射しが……
少し蒸し暑いですね……

雨の日。折りたたみ傘っていつからできたのかしら?
折り畳み傘を手にするたびに
幼き頃、折りたたみ傘をいつも忘れてしまう母の事が思い出されます。

もの凄く幼い頃。まだ汽車と言う乗り物があった頃。
遊園地に行くのに、祖母と母と私と(弟はまだ生まれてなかった)
汽車に乗っていた時の事。

母が自分が座った横に折りたたみの傘を置きました。
幼いながら、なぜか「それを忘れる」と、イメージが浮かび、
汽車に乗ってる間中、傘が気になって仕方がありませんでした。

目的地の駅に着いた時、案の定、母は折りたたみの傘を椅子の上においたまま忘れて、出てゆこうとしました。「お母さん。傘!」と、の私の声で、気が付いた母は「良かった」といって、笑顔になりました。よても優しい笑顔でした。

その傘が、雨の時の傘なのか、日傘なのかは記憶があいまいですが、
雨天兼用は随分後にできたので、遊園地にいったから、日傘なのかもしれません。

私は、折り畳みの傘を手にするたびに、そのシーンを思いだしてしまいます。あの時、母の役に立った(大袈裟ですが)という誇らしさと嬉しさが還暦過ぎた今でも残っています。母の優しい笑顔とともに。

昨年、娘の第二子の出産に、シドニーへ行っていた時、
第一子で7歳の孫娘が、今までずっと孫娘だけを見ていた両親、特に母親が弟の方ばかりになったことで、かなりの焼きもちを焼いていました。

心境的に落ち着くのに1ケ月はかかりました。
でもその焼きもちを焼いている間にでも、母親の手助けをしようとするのです。そして、その手助けを母親が「ありがとう」と笑顔でいうと、
「私もママの役にたつことができた。よかった。」と、満面の笑顔で答えていました。

その健気な姿をみて、胸がジーンときたババです。
そして、私の思い出の傘の記憶が蘇ったりして、目頭まであつくなりました。

最近は、弟を可愛がったり、時にはいじったりして、
仲良く、時々泣かせてしまったり、楽しい姉弟になっています。

そう、子どもは母親の役に立つことが、すごくうれしいのだと思います。

☆彡

今、娘と孫二人は、東京の嫁ぎ先です。娘の旦那様は、先にシドニーへ帰国しました。娘は、一昨日、熱を出してしまい心配しましたが、もう大丈夫のようです。嫁を頑張っている?!ようですが…( ^ω^)・・・

孫娘は、数日だけ日本の小学校へ通うそうです。
給食も初めてです。どうなっているやら?
シドニーではお弁当で、食べるのがもの凄く遅く、小食です。

残さず食べる給食や日本の規律正しい様々なことに、自由な学校生活を送っている孫娘にとってどのように感じるのか。
神戸に戻ったときに訊いてみようとおもっています。

さて、これから家庭菜園の続きをします。
また色々と購入してきました。腰に気をつけながらやってみます。

ありがとございます。