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会計士が税理士法人に転職する時の攻略法

どうも!今回は監査法人から税理士法人に転職した自分がその攻略法をお伝えします。

税理士にとって監査法人からの転職希望者は正直未知の存在です。「会計士試験を突破した人だ!自分よりも上?の存在!?でも税務知識はからっきしなのか…頭でっかちでプライドだけ高い扱いづらい部下になったら嫌だな」という複雑で、不安な思いで面接に臨みます。
そのため、彼らの不安をいかにほぐすかが重要になります。

面接官が絶対に聞いてくるのが以下の点です。
・なぜ監査法人を転職するのか
・なぜ転職先が税務なのか
・なぜ弊社なのか(今は売り手市場なのであんまり聞かれません)

自分は監査法人からの転職理由を以下のように答えました。当たり前ですが、「嫌になったから。上司が嫌だから。」と言う理由はダメです。
「世の中のほとんどの中小法人は税務会計をしているものの、あるべきは制度会計であるため、元々制度会計のあるべきを学んだ上で税務会計の顧客に接したいと思っていた。制度会計の大枠を掴めたため、税務会計のサービスを行いたいと考えました。」
↑これで税務への転職理由も説明できました。

・なぜ御社なのか
については聞かれることもありましたが、事前にその会社は何が強いのかを調べ、例えば相続税なら相続税をしたい理由を述べた後に、相続税分野で今一番成長している御社に是非!みたいに答えてました。

あとは、すぐ辞めないかを心配する人が多かったです。自分はうっかり「父親も税理士事務所をやっているんですよ!」とか言ってしまっており、父のあとを継いで辞めてしまうのでは?と心配したようです。

税理士法人の仕事で会計士が力を発揮できると今になって気づいたのは①上場会社の子会社の経理支援(仕訳記帳や決算早期化)、②上場準備会社の経理支援(決算早期化や内部統制構築)なので、この2つを持っている、または将来持ちそうな税理士法人にはこの2つで貢献できますとアピールした方が良いと思います。

エージェントは重要です。自分はリクルートとMSjapanさんの2つに登録しましたが、リクルートは①士業に特化していない分、ただの経理募集の法人が多く探しづらかったり、②要らんメールを毎日大量に送りつけてきたり、③面接後の自分の感想や相手会社の感想を言っちゃいけないことまで言っていたりと、サービスが微妙でした。③はエージェント次第なので他のエージェントはちゃんとしてるのかもしれませんが。
MS Japanは士業専門を謳っていることもあり、向こうの需要とマッチしている分、簡単に内定が決まりました。2社応募して2社とも決まったので、最初からMS Japanにしておけばよかったなという印象です。

以上、つらつらと書き連ねてみましたが、いかがでしたでしょうか。
参考になったらなによりです。

ではでは。

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