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私のゲームのはなし(5/n)

プレステ2。

東京でひとり暮らしを始めたころ、衝動買い。CMとか見てて、クラッシュバンディクーがやりたくなったのよ。
それまでずっと任天堂のゲームしかやったことがなかったので、ソフトがCD(DVD?)なこと、ボタンがたくさんのコントローラーにはワクワクした。
コントローラーなんて、今まで十字キーとABボタンだけだったのが、XYとかあって、「指が足らない・・・」と感じることも。でもボタンが沢山ついていることが楽しくて(いい大人なのに)カチカチしていた。

(キーボードといい、コントローラーといい、私、入力機器フェチかも)

で、ゲームの方はというと、、、
マリオの1面をクリアするのがやっとこさ、の人間がクラッシュバンディクーをやりきることなど無茶以外の何物でもなく、横スクロールはなんとか進む事ができても、1-4(だったかな?)の奥に進むスクロールでどうしても恐竜から逃げきることが出来ず、諦めてしまった。。。

その後、ドラゴンクエスト4も始めたのだけど、どこかの謎解きがどうしても出来ず、こちらも諦めてしまった。。。(ドラクエ4はその後ニンテンドーDSでクリアした)

どちらもクリア出来なかったのは、自分自身のゲームテクのせいではあるのだけど、もうひとつ理由がある。

それは「音」

今ではゲーム用にディプレイを用意するが普通(?)になってきているけど、当時はテレビがゲームのディプレイとなるので、必然的にゲームをする時はテレビ番組は見れない。前回も書いたけど、当時の私はテレビのノイズが落ち着く要素だった。
プレステの音はとても綺麗で、だから音がなくなると本当に無音になる。
ワンルームの夜中、ゲームに夢中になってふと無音になり「シーン」としたあの瞬間に我に返ると、とても怖くなり、そのままゲームを終わらせてしまっていた。
今でもあの瞬間の部屋の様子、気温、空気感を、何故か俯瞰の視点で記憶している。

結局そのまま再開することは無く、プレステは箱の中に納まったままである。私のゲーム機器変遷の中で一番使われていないゲーム機になってしまった。

その後プレステは私の5回の引っ越しにずっと着いて来てくれている。
何度か売ろうかな?と思ったのだけど、未だに押し入れの角に鎮座している。もう20年以上前の筐体だし売れるのかな?とか、必要としてくれる人の下に行くのもプレステの幸せかもしれないかな?とか思いながら、もしかしたら又次の引っ越しにも付いてくるかも知れない。

また出してクラッシュバンディクーやってみようかな。

ありがとうございます。

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