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素晴らしき哉、人生!

人間誰しも20数年生きていれば濃さは違えど、
何かしらの経験を積んでいくと思います。
私も20代中盤を目前にして、浅いながらも様々なことを経験したような気がします。
ただ、あくまで気がするようなだけなのが私の弱いところというかなんというか…。

私は自分のことを「普通よりちょっとできる人」と長く自認していました。
小学校・中学校と勉強についていけないことは無かったですし、友人関係においても悩みを持ったことはありませんでした。
自分に対して思慮の深さを感じていたこともありますし、ユーモアセンスにも自信がありました。

ただ、高校に入学してから今現在に至るまで、そういった自分に対しての自負はジワジワと氷が溶けるようになくなっていきました。

特に何かあったわけではないのです。
大きな挫折もなければ成功もない。
全ての物事に対して、60点の回答で誤魔化し続ける。
気づいた時には「私はできる」などと微塵にも思えなくなっていました。

人と向かい合って話すと自分の浅さが見え透いてしまいそうで不安になる。

他者からの好意にも信頼ができない。

それでも、過去に持ってしまった見せかけの自信が自分を正直にさせてくれないのです。
本来の自分など二の次になってしまったのです。

ここまで、現代に溢れている自分に自信がない自分を長々と書いてきましたが、、
では何故タイトルの「素晴らしき哉、人生!」
なのかというと…。

まーしょうがない。
と思ったからです。

本当にただそれだけなんです。

私は別に死にたいわけじゃないし、不安で眠れない日々を過ごしているわけじゃない。
ただ、自分に自信がないだけのしがない男なのです。
なんと素晴らしいことなのでしょうか。
私には明日突発的に幸せが舞い降りるかもしれませんし、舞い降りなくても人生の意味がなさそうである無駄な日々を送れるのです。

そしてそれが世間的には素晴らしくなくても、

まーしょうがない。



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