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地域猫活動 その44

 いつも記事をご覧いただきまして、ありがとうございます。寒い寒いと言いながらも、立春を過ぎて今日の祝日を迎えますと、さすがに冬のトンネルから向こうの明かりが見えてきたような気がします。皆様どのようにお過ごしでございますか。
 さて、日照時間が延びてくるこの季節になると、避けて通ることができないのが、猫の発情期です。確実に始まってます。すると、地域猫活動家としては、TNRのために、また町内に繰り出すことになります。


猫じいの挑戦は続きます

 2019年の調査開始以来、今も続いている猫じいの住んでいる団地の地域猫活動ですが、「まだ収束しないの?」という質問は各地からいただいております。それは、私たち町内会の住民が一丸となって努力している活動があるにもかかわらず、不適切や餌やりを繰り返し、自宅で密かに無責任な猫の繁殖をさせている心ない者が居るからなのです。ただ、この人物については、先日ついに、市役所と保健所が連携して訪問し、直接指導に当たったことを報告を受けています。この件については、また別の記事で改めて発信するとして、TNRは続きます。
 ところで、毎年発情期になると、猫たちの動向に変化が現れます。隣接する地域から、まったくの「よそ者」が出現する場合もありますし、手術が済んでリリースしてからまったく見かけなくなった猫がまた現れるようになったりと、地域が騒がしくなる時期です。
 まあ、避妊・去勢手術が済んでいる個体については、今後繁殖に関わる心配がないものの、捕獲作業をするに当たっては、邪魔になることがあります。つまり、TNRが済んでいる個体や突然よその地域から現れる未確認猫(ほとんどは、繁殖相手のメスを求めて徘徊するオス)と、見えない場所で密かに繁殖をさせたともられる未確認猫などで、登場する個体数が増えてくると、当然お目当ての猫だけ捕獲するというのは、どんどんハードルが高くなります。

確実性が求められる捕獲作業


通常猫の捕獲は、一度失敗すると難易度がかなり上がります。

 基本的に、捕獲器を使う捕獲作業では、一度失敗すると、最悪の場合、その猫は捕獲器が絶対通用しなくなる場合もあります。
 そのためには、捕獲の精度を上げるために、少し離れた場所からリモコンで操作するなどのアイディアもありますが、注意したいことは、複数の猫が徘徊しているような場所では、現場でほかの猫が目の前で捕獲器にかかったり、すでに捕獲器に掛かってもがいている猫を見てしまうと、わざわざ猫たちに、捕獲器は「危険な物」という学習をさせてしまうことにもなりかねません。それを少しでも防ぐためには、捕獲器に猫が入ったら、直ちに回収するということが大切かと思います。

捕獲器に確実に入ったことがわかるセンサー

 これからも、猫じいの研究は続いていきます。また新しい発見などがございましたら、こちらの記事で発信していこうと思います。

 本日も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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