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【東洋医学#14】五臓六腑と五行説

古代中国の五行説では五臓六腑それぞれに、五行を当てはめていたと考えられていました。


五行(木水火土金)それぞれと五臓六腑の性質との関係性をまとめていこうと思います。


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【東洋医学#7】五臓六腑のはたらき

肝・脾・心・肺・腎のはたらき


五行説と五臓六腑


五行説とは古代中国で生まれた哲学の1つ。宇宙に存在するすべてのものを、木・火・土・金・水の5つの要素に分類します。


五行相性説とは、五行の要素どれかが別のどれかを生み出す関係。
(例:「火」が母の時には「土」が子どもです。)


五行相克説とは、五行同士を強弱の関係からバランスを見ます。
(例:「土」は水を吸収し流れを堰き止めるので「水」に勝ちます)


◇各々の性質


木・・・上方へ、下方へと伸びていく性質
(五臓は肝)
火・・・燃えて、ものを温める性質
(五臓は心)
土・・・物事を生み、変化させる性質
(五臓は脾)
金・・・堅牢けんろうで収れん(引き締まる)する性質
(五臓は肺)
水・・・生命の源、下方向に流れる性質
(五臓は腎)


◇五行染色体


基本は五行の木・火・土・金・水。
それに対応する臓腑、五臓と関連する体の部位、病気に関連する動作や機構、顔色や臭いなどの体の変化などをまとめています。


例えば、「腎」が弱まる季節は「冬」。「耳」の聴こえが悪くなったり、「骨」が脆くなったりします。


腎が変調すると「塩辛い」味付けを好みます。


あくびがよく出るようになり、ちょっとしたことで怯えるようになります。


他にも五行相性説で見ると、脾(土)の母は心(火)なので、心のはたらきをよくするとその影響から脾も元気になると考えられています。


また五行相克説の場合、脾(土)が弱いのは、肝(木)が強すぎるため。肝のはたらきを抑制するとバランスが取れて脾が元気になると考えます。


臓同士のバランスによって不調を改善していくと考えられています。


さいごに


エッセンシャルオイルを通して五行説や、アーユルヴェーダなどを勉強していくと人間の本質が行き着くところは「バランス」なんだなとつくづく感じます。


どこかが強すぎても、弱すぎても崩れてしまう。


これは私たちの心身だけでなく、地球全体的に言えることなんじゃ無いかな?なんて思ってみたり。


欲ばかり求めすぎていないか?
ちゃんと循環できているか?


今一度、自分を見つめ直す機会にしようと思います。


では、今日も読んでくださりありがとうございました。コメント、いいね励みになります。ありがとうございます♡

おやすみ〜!

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