怒られる夢を見て射精したことある?

いきなり汚くてすみません。
「夢精」の話です。

夢精、してますか?
多くの男子は中学生の時に精通のタイミングで経験するでしょう。
大体はエッチな夢を見て朝起きるとパンツが冷たくなっているパターン。
あとはトイレでおしっこをする夢を見て~
など夢のバリエーションは人それぞれかもしれません。

自慢じゃないですが、私は上司に怒られる夢で夢精したことあります。
あれは大学生の頃でした。
当時の私は飲食店でアルバイトをしていたのですが、
仕事がうまくいかずよく怒られていました。
誰にでもミスはあると思いますが、私はかなり多い方だったと思います。
「自分は発達障害なんじゃないか」「脳の病気かもしれない」
そんな言い訳をしないと到底辻褄が合わないようなミスを連発して
お客様にも同僚にも上司にも迷惑をかけまくっていました。
私も私で悪気があったわけではありませんから酷く落ち込みました。
酒を飲んで泣きながら寝た夜は数えきれません。

事件はそんな悲しい夜に起こりました。
いつもとは少し違うレイアウトの店内でオペレーションをする私。
オーダーミスでもしたのでしょうか。
上司の怒鳴り声が私の名前を呼んでいます。
声のするほうへ向かいながら不安な気持ちと焦りで下半身がフワフワと浮くような感じがします。
キッチンまで行くと私の到着に気付いた上司が調理の手を止めてこちらに歩いてきます。顔は耳まで赤く眉は吊り上がり目は見開いていました。
吸い込んだ息とともに肩と腕が上がって、上司は私の名前を叫びながらテーブルにこぶしを打ち付けました。
大きな声と音がしました。
私の下半身のフワフワはそのタイミングで全身を包むように広がって
「すみませんでした!」と下げた頭には突き抜けるような電撃が走っていました。

胸の高鳴りで目が覚めた私はため息のように深い呼吸を繰り返しながらゆっくりと体を起こしました。
股間が冷たい。
私は濡れた瞼をTシャツの袖で拭いた後、そっと掛け布団をめくりました。
掛け布団をめくると、私と掛け布団の間にたまっていた空気のにおいがします。栗の花のにおい…と言えば聞こえはいいですが、それはやはり花のにおいではなく私の精液のにおいなのです。

ここから先は後処理の話になるので省略しますが、
ズボンをなるべくパンツに付けないよう腰ゴムをめいっぱい伸ばしながら脱ぐ動作から始まる、この世で最も不毛な一連の作業になります。

思えばこの夢精にちなむアルバイトの経験は私の人生に大きな影響を与えました。「これ以上の地獄はない」という自信から様々なものにチャレンジできる勇気が湧きましたし、なんだかんだ仕事も板について「努力を続ければたいていのことはできるようになる」と考えられるようにもなりました。
一方で、後から入った後輩のバイトが私の半分の時間で私以上の実力を身に付けていくのを見て、「努力じゃどうにもできない向き不向きは存在する」というのも理解させられました。

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