見出し画像

彼と私の衛生観念の違い

こんにちは!


私は、生まれも育ちも愛知県です。両親が共働きだったので毎日とても忙しく、帰ってきたらご飯食べてお風呂入って、もう寝る時間!そんな感じでした。
なので、毎週土曜日はお掃除の日。家にいるメンバーで掃除を必ずして最低限の清潔を保つように自然と決まったルールです。決して特別なことをしていたわけではありません。そんな各家庭の決まり事ってありませんか?


他人と一つの家に一緒に暮らすのであれば、各家庭の何かが必ず見えてきます。
自分とは違う衛生観念に対する違いも然り。


彼のスタンダードとは


彼は生まれも育ちもオランダ。国全体はとても綺麗で清潔。しかし、家の中に入るとまず大きく違う土足という文化。家の中全てを靴で歩いてしまうため、そこらじゅうに砂が落ちており、最も最悪なのはシャワーを浴びた後に感じる不快感。綺麗なはずが、砂の感触があったり。
バスルーム・トイレ・ベッドルーム全ての安全であるべき場所も落ち着けない!



土足を止める?


私がオランダでの生活を少しても居心地の良いものになるため、まず家の中では必ずスリッパを履くようにしてくれました。
しかし、オランダの玄関は日本の玄関のように段があるわけでは無いため多少の汚れはどれだけ気をつけていても一緒に入ってきます。


しかも、現在生活をしているのは彼のお父さんのお家。彼両親は離婚しているのでお父さんと彼がメインで暮らしていますが、諸事情でお父さんはあまり家に帰ってこないので実質いまは2人暮らしに近い状態です。


そして、彼の家には黒のラブラドールがいます。
可愛くて大好きなんですが、彼女もまた大量の砂を一緒に家の中に運んできてくれるのです。もちろん抜け毛も沢山あります。



考え方の違い?


私が不衛生だな、汚れているな、汚いな。と思うものに対しても彼は綺麗な状態であると受け止めることがほとんどです。


・飲み物を飲んだコップを洗わずに数日間使い続ける。
・何か素手で食べ物を食べたその手を洗わない。
・部屋中に使用後のコップや皿が置きっぱなし。
・洗濯カゴに夏からずっと洗っていない服が出てくる。

 等、キリがないくらいあります。

男性だけで暮らしている、彼が無頓着、いろんな要因があると思うのですが、私自身がその環境ではストレスが溜まると思い片付けをしていると“少しは落ち着けないの?“と言われる始末。


それで違う方法をと思い、彼自身に片付けることを習慣化させたかったのですが“子供じゃ無いんだから言わないでほしい“と失敗。



流石に日本人の私が無理だと思ったこと?


日々積み重なる小さな不満は、私の伝え方次第である程度は改善が見込めるのですが、決定的な感覚の差が私を爆発させるきっかけになりました。


ある日、家の中に南京虫がいるかもしれないから、全てのものを洗って掃除機をかけよう!と彼の提案があり、きれいにする事は大賛成なので協力して作業を進め掃除を終わらせましたが、その後に事件は起こりました。


虫が掃除機の中に残っていたら嫌なので、取れるパーツを熱湯で洗っておこう。オランダの洗面所は狭くてスペースが足りないのでバケツを使い熱湯でしばらくつけておきました。お湯を捨てて乾かそうとした彼は掃除機のパーツを食器の水切りカゴに置いたんです。


熱湯の入ったバケツに入れても蓄積している砂埃など、目に見えるほど残っている掃除機のパーツを、洗ったばかりの食器と同じ場所における、その神経が信じられませんでした。

仮にも、虫がいるかもしれないから熱湯で洗おうと思った人の発想とは思えません。


その瞬間、“ああこの人とは一緒に暮らしていけない“と本気で思いました。



解決はできるの?


今の私はまだ、実験中の身。まだ改善はされていませんが、私が嫌がることはしたくないと彼も思っているので、嫌だと感じた都度伝えるようにしています。


・細かいことは気にしない

・適当でいい

・汚くても誰も責める人はいない

・スーパー綺麗を目指すのは、掃除好きな人がやること


そのくらいの気持ちが、ここオランダで生きていく上で大切なマインドであると悟りました。ネガティブな考え方を少し減らしてみて、まずはお互いの“衛生に対する考え“をシェアしていこうと思います。


今まで、相手の考えをたくさん受け入れてしまうと、フェアでは無い。負けた!と思ってしまっていましたが他人と暮らす上では、妥協も必要ですね。


どうすれば自分がストレスフリーでいられるか。そこが重要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?