日本人が自分一人だけ、という環境下で働く経験を共有してみる (1)
背景
私は、ITエンジニアとして、
「日本人が日本に住みながら、海外の仕事をする」
という経験をしています。(現在進行中)
比較的珍しい経験をしているので、その経験を共有してみたいと思い、Noteの執筆に至ります。
略歴
勤務先: 米ITテック企業の日本オフィス勤務
職種: エンジニア
経験: IT業界10年以上
Note初心者
日本人が自分一人だけの環境下で働くことになった経緯
数年前、日本のお客様のみ担当するチームから、Asia-Pacific全体のお客様を担当するチームに異動したのがきっかけ
海外のチームで働きたいというモチベーションは元々あり
今の英語力について
ベースの能力は大学受験英語
留学等の海外生活経験はなし
Reading, Writingは問題ないレベル
Speaking, Listeningは英語コーチングを通して大幅に改善
英語力については別記事作成予定です
日本人が自分一人だけ、ってどういう状況?
私の職種の場合、外資系らしく、プロジェクトベースで働きます。
お客様から、技術の設計や構築等サービス (有償) の契約をいただいたのち、その技術領域を得意とするメンバが集められ、そのプロジェクト専用のバーチャルチームを構成します。
お客様がローカル (自国) のメンバを要求しない限り、メンバの所属している国はさほど重要ではなく、基本的にはタイムゾーンの近いアジアの国々から選出されます。
結果として、レポートライン上で自分が所属しているチームと、実際に働くプロジェクトチームは別になりますし、文字通り「初めまして」の関係性から始まることも多いです。
コミュニケーション手段
プロジェクト内のコミュニケーションは、チャット、Email、Web会議、全てリモートとなります。
実際、Face to Face で直接会ったことはないけれども、一緒のプロジェクトで働いたことのある海外メンバの数は、全体の半分以上を占めます。
そして執筆中の現在も、日本人が私一人だけ、というプロジェクトで働いており、プロジェクトメンバの所属している国もバラバラです。
コロナの影響により定着せざるを得なかったリモートワークですが、逆にリモートワークが定着しなければ、このように国を超えて、お客様や同僚とのコミュニケーションを全てリモートで完結させる働き方は困難だったと想像されます。
プロフェッショナルの重要性
そして、リモートワークでますます重要度を増していると感じるのが、スキルや能力の部分です。
海外では特に、日本よりも、契約上の成果物や期日を明確に定義する傾向があるように感じます。
基本的には、成果物や期日の要求を満たせるスキルや能力がなければ、そのプロジェクトに呼ばれることはありません。(例外として、若手の育成目的でプロジェクトに参加させることはあります)
とはいえ、自分が経験のない技術領域を担当せざるを得ないケースも、時々発生します。その場合、短期間でその技術を習得しながら、アウトプットを出す、ということも必要になります。
既存のスキル + 新しい物事を吸収し続ける力 =「プロフェッショナルである」ということなのかもしれません。
次回に続く。
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