お正月_3

風景を考える 100の言葉

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設計・デザイン、地域づくり、まちづくり、空間づくり、ものづくりなどの風景(持続性のある日常生活)の循環と美、に携わる人と一緒に考えたい大切な言葉探し。
#キーワード探し #見つけること #つくること #そだてること
#しくみづくること #変わり続けるなかで変わらないこと #変わり続けること #風景屋 #fuukeiya

               ー 目次 ー
85. つながりをよくすることー開放的であることと閉鎖的であること
86. 昔の街道から地域圏域を捉える
87. 風景は道づくりから
88. 同じものなど存在しない。
89. 森には木が、木には土・水・光。
90. 人がいないところに風景はない。人がいる風景、いなくても成立する風景を考える。
91. その場所での時間を、ドキドキわくわくに
92. そこに笑顔があれば、場は明るくなる
93. 同時とは、同じ時間を共有すること
94. 問題はなにか
95. 見えている風景を、あなたの人生の投影にしない。
96. 映画館に映画が必要なように、本に本屋が必要なように、風景には風景屋。
97. 僕たちは外側から受け取った情報で出来ている。風景は相互認識から差別化される。
98. 勇敢(brave)であることー投げかけのある強さのある風景であること。
99. 地域の大切なものを顕在化する
100. スケール感のある風景を。
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84.植物に優しいこと

85.つながりをよくすることー開放的であることと閉鎖的であること


86.昔の街道から地域圏域を捉える

東北の江戸時代の街道筋を見ると地形とのやりとりがよく見える。利便性と輸送、地域圏交流を見ると、合理的な地域圏域が見えてくる。無理のない圏域を捉えることから広域連携は始まる。
#シリーズ藩物語  盛岡藩|#シリーズ藩物語 八戸藩|#東北の街道 道の文化史いまむかし#シリーズ藩物語 八戸藩

87.風景は道づくりから

道があることで新しい風景を発見できる。道は写真のような道もあれば、風通しという意味もあるかもしれない。風が通れば、そこに新しい視点が吹き込まれる。道から風景を再生する。どんな道を描くかが大切。

88.同じものなど存在しない。

自然物には同じものは存在しない。写真はアカマツ。同じ見た目ー肌、色味、光を求めて頂点の方に葉が集まっているが、全く異なる。人も風景も同じ。どこか似ているけど、全然違うことをその場所で築いていくことが大切。
#散歩中

89.森には木が、木には土・水・光。

自然公園を歩きながら考えていた。森の中には、たくさんの種類の木が存在し、それぞれ自分の適した場所を探して生きている。それを支えているのは土・水・光。水が豊かな日本の風景は、光が地球任せだとすると、できることは土を考えること。
#散歩中

90. 人がいないところに風景はない。人がいる風景、いなくても成立する風景を考える。

風景は人が発見することから始まる。人が入り込まないところには風景は生まれない。人がいる風景は人が実際に居るという景色もあれば、人がいそうな景色という意味もある。写真は石巻の水辺。停泊させる係船柱、対岸にある係船中の船が人がいそうな景色を育んでいる。
#散歩中 #現場からのアイディア

91. その場所での時間を、ドキドキわくわくに

情報が溢れる社会。だからこそ、目の前にある時間と、その場所でしか味わえない時間を大切にする。そして、人は自分の見たい情報しか見なくなる。それでは社会は成熟しない。今、地域の課題は風景に現れている。その課題を、ドキドキワクワクの時間に変えた瞬間から、その地域は面白くなるんだと信じている。
#現場からのアイディア #InsideOut #内側から出てきた言葉

92. そこに笑顔があれば、場は明るくなる

子供たちの声は、地域を、まちを、風景を明るくしてくれる。疲れた時はそれを共有できる社会ー人とのつながりを持っていたのが、1960年くらいには当たり前にあった社会(だと思う)。2000年代は都市でも、田舎でも、血縁があろうが、なかろうが、初対面だろうが、これからは、一人一人が相手を尊敬する社会にすることで、そうしたあたたかい社会に。
#子供 #被災地8年目 #InsideOut

93. 同時とは、同じ時間を共有すること

同じ時間を今、この瞬間多くの人が共有している。より密な関係は、同じ時間を同じ場所で、同じ思いを持って共有することから始まる。良い風景はいろんな人が入り込む余白と同じ思いを持っていることが大切。
#現場から #被災地8年目 #InsideOut

94. 問題はなにか

こんなサイン看板が必要のない社会が一番。社会の貧しさを投影した看板は人の心を貧しくすると感じている。現実的にはどこまでを規制しないといけない問題なのか、注意深く、検討をする。
#現場から #サイン #InsideOut

95. 見えている風景を、あなたの人生の投影にしない。

自分が見ている風景は、今まで見た風景、景色と知識を紐付けされている。簡単にいうと、記憶と連動している。旅行が楽しいのは、今まで見たことない風景に知識が紐付けできない状態になりワクワクしている状態。子供が新しいことを自然とものすごいスピードで吸収することは新しいことを新しく受け取っている状態。大人も目の前の光景を初めてみるようにしたら、新しい風景が見えてくるかもしれない。

96. 映画館に映画が必要なように、本に本屋が必要なように、風景には風景屋。

と思いたい。

97. 僕たちは外側から受け取った情報で出来ている。風景は相互認識から差別化される。

知らないことから新しいことを想像するのは難しい。一方で、何を知らないことと判断するかは自分次第。大人になれば、一通りの知識はある。ただ、どの情報をどう使うかは知恵次第。その土地の風景の良さは、どうその風景を見るかという知恵が大切である。

98. 勇敢(brave)であることー投げかけのある強さのある風景であること。

見たことのない風景は、何かを生み出したいという勇敢な想いから始まる。その勇敢な想いは、真意と熱意があれば良い。そうすれば、結実する。

99. 地域の大切なものを顕在化する

同じ場所、同じモノは二つとして存在しない。だからこそ、地域で暮らす「人」がもつ大切なモノを顕在化させる必要がある。大切なものは新しい街ではかなり見えづらくなっている。1900年から1920年生まれの人たちには、大切なモノがよく見えている人が多い。それは知識で成立した経験ではなく、知恵から成り立つ経験を持っている。

100. スケール感のある風景を。

空間は相互関係によりスケール感が生まれるので、大きな風景のなかと、小さな風景のなかではモノの見え方が変わる。変わらないのは人のサイズ。風景はその土地の持つ大きさと密度を大切にする必要がある。

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