動物の魂。
最近、嫁さんがお仕事で動物系の案件が色々と増えてきたので、今回は動物霊のお話を。
1年ほど前の事、ちょうどイシバシ式赤字の塊だし、どうしようかなーとか思っていた時ですね。これに関しては今でも思ってますが。
知人の「非科学的な存在全否定」の方と、行きつけの個人経営の居酒屋にてお話をする機会がありました。
・・・はい、要は一緒に呑んだだけ。
彼は、僕がこういうマンガを描いているのを知っていて、
あえての「霊魂は存在しない」説をひたすら僕に唱えていました。
「この世の動物に霊魂があるならば、この魚(刺し身を指差し)にも霊魂があり、微生物にも霊魂があり、世界は溢れるだろう」
「この世の動物に霊魂があるならば、戦場となった場所には多数の霊魂で溢れかえり、呪われた土地となるはずだ。」
「霊魂があるならば、恐竜の霊魂が漂っているはずだ、お前はそれを見たことがあるのか?」
うんうん、わかるぞ。そうだよね。そうかもね。
人には、それぞれの考えがありますし、オカルトなんて証明ができる類の事ではないので、そうそうと相づちをひたすら打ってました。
それが気に入らなかったのか、酒の力なのか、仕事で嫌なことがあったか、はたまた全ての要因が重なったか、彼の口調がかなり激しく、内容も僕をバッシングする方向に変わってきたじゃないですか。
大石橋もこの展開に大ビックリです。
「そんな非科学的なマンガを描いてるお前は頭がおかしい!」
「霊が見えるなんて、病院いけ!」
「そんなだから童貞のままなんだ!(原文ママ)」いや、スマン。違う。
SNSでこれ系のお話をすると、「こんなのと付き合ってないで、切っちゃえよ!」とか無責任におっしゃる方が多々居ますが、
彼はその一点以外では、とても良いビジネスパートナーですので、そんな言い争い程度で切るのは、正直利口じゃない。
そして、このNOTE記事は彼も確認していると思うので、フォローとして言わせてもらうなら、それを差し引いて十分に余るほど、彼は僕にとって善良な存在です。
イエーイ、見てるー?
・・・まぁ、かといって、ワリカンでお金を払って気分悪い展開になるのも嫌だったので・・
彼を酔い潰してしまおうと思った僕は、お店メニューの超濃い目ハイボールを彼にごちそうしてみました。(笑)
胃壁防御のための唐揚げもたっぷり注文して。
大体ゃね、唐揚げとハイボールかビールがあれば、男同士のお酒の席なんて十分なんです。
お魚のお刺身なんて、コスパを考えたら、ナシです。
鳥の霊魂にゃ悪いですが、大量消費させていただきました。
結果、彼はコントの酔っぱらいみたいな状態に。
壁によっかかって、寝るでも起きるでもなく、カウンター席の奥(多分、マスターの自宅)の何かを目で追う彼。
そして、彼の口から出た言葉は
「おーぃ、ニャンコー」
振り向いてみたものの、ニャンコなどおらず。顔色が変わったマスターが自宅ドア付近をキョロキョロ見ていました。
論破したいわけじゃないので、マスターの証言はとりませんでしたが、酔って大仏状態の彼は、多分自分自身否定しつづけていたモノを見たんじゃないかな?と思います。
イェーイ、見てるー?
君が見たの、多分それだぜ?
だって、あそこの猫、僕らが行くちょっと前に亡くなってるんだもん。
さて、今回はENTYの45回目更新のマンガ ある猫の話 です。
僕のマンガは、皆さんのご支援で成り立っています。 「オゥ、頑張って描いちょるな、いっちょおごったるわ!ガハハ」そんな方のご支援をお待ちしております。