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病院総合医チームの活動まとめ2020-22 ~キャリア支援、生涯学習支援、情報発信~

私、本田は2020年のプライマリ・ケア連合学会学術大会から2022年の学術大会までの2年間、当チームの代表を務めました。
本記事では、前任の長野広之先生が代表だったときからのチームのMission&Vision「病院総合医(病院での総合診療)の価値を社会に発信しこれを志す若手の道標となる」を掲げて活動を展開した2年間を振り返ってみます。

若手のキャリア支援生涯学習支援、それらを含む情報発信に力を入れて活動してきました。

若手のキャリア支援

全国各地で病院総合医が診療、教育、研究などで活躍していますが、まだまだ病院総合医を身近に知らずに学生や初期研修を過ごす人も多いのが実情ではないでしょうか。
病院総合医のすそ野を広げるために、ロールモデルとなるキャリアパスの提示少人数でキャリアについて相談できる場の提供、研修プログラムの紹介などを行ってきました。

シン・若手病院総合診療医カンファレンス~専門医取得後のキャリアパスを考えるシンポジウム~

2021年11月に、ロールモデルとなる若手病院総合医のキャリアパスやキャリアに関する考え方を提示する企画を行いました。
本企画は、日本病院総合診療医学会との初の共催企画としても意義の大きなものとなりました。
JPCA on YouTubeで動画を公開していますのでぜひご覧ください!

病院総合医とゆる~くお話しする会

医学生や初期研修医を対象としたオンラインで少人数のキャリア相談ができる場として、「病院総合医とゆる~くお話しする会」を定期的に開催しています。
病院総合医のキャリアに関する疑問や悩みなどを気軽に話せる場です。

少人数の利点を生かして具体的なキャリア相談もできており、参加した方の専門研修プログラムの見学につながったりしています。

2022年の家庭医療学夏期セミナーでは、学生、研修医を対象に、病院総合医のキャリアについて知ってもらう企画、「これが噂の病院総合診療医!」を開催しました。

若手病院総合医のキャリア紹介、プログラム紹介の発信(note)

総合診療医としてのコア・コンピテンシー(中核となる能力)を身に着けたうえで、各自のスペシャル・インタレスト(関心領域・得意分野)を伸ばしていくのが、病院総合医としてのキャリア形成の1つの考え方です。

天野雅之先生のスライドより引用

noteでは私たちチームメンバーのキャリア紹介記事を発信しています。
キャリアの考え方や、離島医療、公衆衛生、経営、などなど、チームメンバーの多様なスペシャル・インタレストを知ってもらえる記事ばかりですので、ぜひご覧ください!

研修プログラムも紹介しています。

生涯学習の支援

学術大会や冬期セミナーなどの場で、メンバーの得意分野を生かして、EBM教育や論文検索、使える論文紹介、病棟教育といった総合診療医の生涯学習に役立つテーマで企画を開催しました。

noteでは、最新論文おすすめの勉強会・書籍の紹介記事を公開しています。

学会の実践誌「プライマリ・ケア」では「実践!使える論文My Top 5」の連載を続けています。

情報発信

noteやLINEのアカウントを作成し、若手医師部門のFacebookと併せてSNSでの情報発信を積極的に行ってきました。
それぞれ多くのフォローをしていただき、ありがたいことに、noteは開始から2年ほどで2万ビュー以上閲覧していただいています。

病院総合医に関連する情報のプラットフォームとして、今後も活用していただければうれしいです。

まとめ

COVID-19の影響は大きく、私たちの主たる活動の場である学術大会や各種セミナーも含め、対面での勉強会や交流の場が激減し、チームメンバーどうしでも一度も顔を合わせたことがない人も多い中、オンラインでの企画運営を行うなど、難しい部分もありました。
しかし、頼りになるメンバーに支えられ、様々なアドバイスをもらい、なんとか自分なりに代表を務めることができました。

今後も病院総合医のネットワーク作り、キャリア支援に力を入れていきます!一緒に活動してみたいという方はぜひご連絡ください。

文責:本田優希(聖隷浜松病院 総合診療内科)

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