2019年参議院選挙静岡選挙区での不正選挙(1/2)

要約

2019年参議院選挙において、静岡選挙区で自分が投票に使った投票用紙が普通紙であったとの複数の証言がある。一方、静岡県選挙管理委員会に請求した情報公開文書で、選挙のために静岡県選挙管理委員会が用意・配布した投票用紙はユポ紙(BPコート紙)であったことが明らかとなった。静岡県東部を除き、期日前投票・当日投票とも大規模な偽票へのすり替えが行なわれたことが確実である。

投開票日当日

(1) 筆者は静岡県浜松市天竜区の山奥の田舎に住んでいます。第25回参議院選挙の投票日の2019年7月21日、近くの投票所に足を運びました。驚くことに選挙区の投票用紙が普通紙、比例区の投票用紙がユポ紙(BPコート紙)というちぐはぐさでした。筆者以外に5人の方に投票用紙について質問したところ、確実にユポ紙(BPコート紙)でなかったと証言する人が一人(下図)、たぶんユポ紙でなかったという方が二人(下下図)、分からないという方が一人、ユポ紙だったという方が一人(静岡県東部在住)でした。

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(2) 筆者は投開票日の夜、開票所に行って開票風景を観察しました。投票箱から吐き出される投票用紙は、選挙区・比例区ともほぼ全部きれいにまっ平のものばかりでした。ご存知のように、ユポ紙(BPコート紙)の投票用紙が採用された理由は、開票時に折られた投票用紙を1枚1枚広げる手間が大変なため、折って投票しても投票箱の中で開いてしまうという特性を持つためです。つまり、筆者が開票所で見た選挙区・比例区各約1万5千枚の投票用紙はすべてユポ紙であったわけです。(筆者がこの日投票した選挙区のきれいに縦に折った普通紙の投票用紙はどこにいったのでしょう(笑)。)さらに、あまりにもまっ平なので、一度も折られなかったと推測するのが合理的です。つまり、投票所で有権者が1枚1枚投票したとはとても言えない代物でした。

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手書きメモ-1

静岡県選挙管理委員会公開資料

投票用紙を全県下の市町に配布した静岡県選挙管理委員会に情報公開請求をしました。点字投票などのごく一部を除き、投票用紙はユポ紙(BPコート紙)で発注されていました。Wikipedia によると2019年参議院選挙時の静岡県の有権者数は 3,074,712人ですので、発注数量 3,123,500枚(選挙区・比例区それぞれ)に矛盾はありません。つまり、「ユポ紙が足りなくなって普通紙を使った」などの言い訳は通用しないことになります。

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同じく、静岡県選挙管理委員会の公開情報で、投票用紙が各市町に配布されたことを証明する資料もありました。下図はその例です。(余談ですが、我が開票区の浜松市天竜区だけ手書きの記入で笑いました。)

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以上、普通紙の投票用紙が投票所では使われたのに、事前に発注・用意された投票用紙はユポ紙、開票所でもユポ紙ということで、票すり替えが行なわれたことは明白です。

以下では、なぜ不正選挙を行なったか、さらに投票所出口調査結果と選管発表結果の齟齬を検討します。なお、以下では当方の推測を含みます(推測もそれが合理的推論であれば断定調で記述します)。

不正選挙実行の背景

2019年の参議院選挙は、2017年に結党した立憲民主党が候補者を立てる初めての参院選でした。立憲民主党と国民民主党は選挙区調整を行ない、互いの票を食い合う闘いは基本的に避けましたが、静岡選挙区だけは様相が異なりました。2人区の静岡選挙区は長く自民と非自民が議席を分け合う無風区でした。ところが、今回改選となる静岡選挙区選出の国民民主党榛葉賀津也(しんばかづや、菊川市出身)は、国会での自民党との談合体質が立憲民主党一部議員から嫌われており、立憲民主党は榛葉賀津也を落選させるべく、徳川家末裔の徳川家広を候補に立てたのでした。

不正選挙実行のお膳立て

立憲民主党との思惑とは異なり、実は危ないのは自民党の牧野たかお(京夫、金谷町、現島田市出身)でした。今まで自民党に投票してきた保守的な人々が静岡県の英雄徳川家御曹司になびくのは当然です。つまり、票操作を何もしなければ牧野たかおが落選して、自民党の議席を失う、さらに安倍自民党にとって目の上のたんこぶである立憲民主党の議席が増えるという安倍官邸にとっては悪夢のような事態が予想されました。
立憲民主党徳川家広の票を減らし、その分自民党牧野たかおの票を増やす作戦が密かに計画され選挙戦中から実行されました。まず、壮絶なプロパガンダが繰り広げられます。「榛葉が危ないから、自民党や公明党が榛葉の応援に回った」という未確認情報がマスコミをにぎわします。

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また、スズキ(自動車)の会長鈴木修が榛葉の街頭演説会場にひょっこり顔を現し、それを大げさにマスコミが報道するという茶番劇も演じられました。

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ちなみに、静岡県浜松市のマスコットキャラクターは「家康くん」と言い、結果的に徳川家広全面押しという不正選挙陣営には悪夢のような舞台装置でした。静岡市も事あるごとに、徳川家康の居城があったと自慢しており、徳川家広が生まれる前から彼の宣伝をしていたのです。

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以上の作戦は筆者が後から気が付いたことですが、こうしたマスコミグルの茶番劇は、おそらく今までで最も悪質な大規模投票すり替えという不正選挙を実行するためのお膳立てでした。

テレビ選挙特番でも異常な既成事実作り

筆者は TBS 系列局の投開票日当日の夜の選挙特番を録画しましたが、全国放送なのに午後8時3分から9時16分まで静岡選挙区の話題オンリーでした。とにかく開票が始まる(午後9時30分)前に既成事実化しようと必死としか言いようがない番組編成でした。

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榛葉賀津也「まだ開票所で開票されていない方々に対し心からお詫び申し上げる。」人がいいんですかね、しんばさん。不正選挙やった罪悪感を隠し切れなかったのでしょう。

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徳川家広「直前までの予測と大きく違っており、何が起こっているのか分からない。ショックを受けております。」

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