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XGという衝撃!K-POPでもJ-POPでもない本格派ガールズグループのマーケティング戦略とは?

はじめの小咄

どうもお久しぶりです、あなたのネモトです。
しばらく更新をおやすみしていてすみません!!

というのも、ネモトはこう見えて絶賛子育て中なので、7〜8月夏休みという名の特別労働期間につきnoteの更新はおやすみをいただいておりました。
ようやく、下の子の幼稚園も新学期を迎えたので、久々の日常カムバックの嬉しさに震えています。家に一人の時間、、あ、涙が、、

noteの更新も再開していきますよ!!

ところで、私が小学生のころって、アサガオの植木鉢って自分でえっさほいさと持ち帰っていた記憶があるのですが、今は親が学校まで取りに行って、新学期になるとまた親が学校まで届けるんですね。

まぁ、、わかります、転んだりしたら危ないですもんね、、わかるんですが、個人的に過保護すぎないか?と思わないこともなかったり。。
スポーツ医学の誰かさんが、「転ぶことでしか転ばないようにはならない」とおっしゃっていたことが思い出されます。これも「時代」という解釈をすべきなのかどうなのか、、親って難しい!


本題!K-POPでもJ-POPでもない本格派ガールズグループのマーケティング戦略とは?

さてさて、そんなわけで、今回はネモトの推しについて皆さんに語っていきますよ。

え?興味ないって?
まぁまぁそう言わずに、、推しの話と見せかけて、きちんとマーケティングについてもひじょーーーーーに学びがある内容を書くので、お付き合いくださいよ。
なんせJPMはマーケティングの会社ですから(ドヤ

と、いうことで、
皆さんはガールズグループ「XG(エックスジー)」をご存知?

最近になって日本のテレビでも少しずつ取り上げるようになってきたようですが、まだまだ日本での知名度は低い、ガールズグループXG。

とにかく圧倒的なダンス&ボーカルの実力とビジュアル、独特の世界観で、K-POP業界に殴り込みをかけ、さらにはこの8月に、LAのローズボウルスタジアムで開催された「Head In The Clouds Los Angeles」というフェスにも出演し、現地で大歓声を浴びておりました!!

TikTokなどのコメント欄をみているとよく見かけるのが
「これって全員日本人なの?」という半信半疑なコメント。

そうなんです、、そうなんですよ、そうなんです!!(大事なことなので3回言いました)
驚くなかれ、全員、日本人です!!

すでにK-POP界では、日本人が所属している有名なガールズグループがたくさん活躍していますが、それはあくまで、日本人が韓国の事務所に所属して、K-POPアーティストとしてデビューしたもの。

XGは、なんとあの、皆さんご存知「avex」が5年間にも及ぶ選抜&育成期間を経てついに生み出した国産アーティストなんです!

正確には、avexが韓国にXGのために作ったXGALXという事務所の所属なんですけどね。
全員日本人のガールズグループで、デビューから海外市場に本気で売り出したという意味では、初めてなんじゃないですかね!?
とにかく、K-POP好き界隈では、大激震だったわけです。

いやいや、日本では全然知られてないじゃん、、そう思ったそこのあなた。
正解です。正解なんです。
現時点で、日本での知名度がないのはXGにとって大正解なのです!

avexが次世代に生き残りをかけたプロジェクト、XG。
自称ミーハーK-POP好きのネモトが、独断と偏見をたっぷり織り交ぜながら、「XG」について分析していこうと思います!!
さぁ、沼落ちがもうすぐそこですよ、、
※あれ、マーケティングの話はどこいった....

・K-POPに先行して送り込まれたHIKARUという刺客

なんかすごい詳しいみたいに冒頭語りましたが、一応しっかり否定しておくと、私はあくまでもライト層です。

本当に情報が早い人は、育成期間の5年間の少ない情報を追っていて、もっと深い情報まで知っていると思うので、そんな方がこの記事をまかり間違って見つけてしまったらお恥ずかしいというレベルです。
独断と偏見なので、ご容赦くださいませ。

そんなライト層の私がXGの存在をギリギリデビュー前に知ったのは、Kep1er(ケプラー)という期間限定ガールズグループが、韓国のオーディション番組で結成されて、そこで選抜されたHIKARUという子が、どうやらかなり最後の方までXGというグループの選抜に残っていたらしいということを知ったことがきっかけでした。

このHIKARUが、とにかくダンススキルがとんでもなくてですね。
高身長の子が多いK-POP界では小柄な女の子なんですが、そんなことは全く感じさせない、ダンスをすると何倍にも身体が大きく見えるほどのパワフルさ!!ぜひ一度、動画を検索してみてほしい!!

一応オススメ動画のリンク貼っておきます、バッキバキに踊ってるやつです。

こんなすごい子が選抜から落ちるなんて、どんなグループよ!?
HIKARUを落とすなんて、どんだけ自信がおありなんでしょうね!?ああん!?、、という謎の戦闘態勢でXGのティザーを検索したんですがね、、
※あ、ティザーっていうのは、リリース前に一部分だけチラ見せして期待を煽るものです、K-POPではよく使うマーケティング手法です

まんまとやられました。
なんだこれ、ほんとに日本人? ←私も最初はこう思った

XGの実力については言わずもがな、ここで再び語ると夜が明けそうなので我慢しますが、ここで言いたいのは、私と同じルートでXGを知った人は多いのではないかということ。

HIKARUのKep1erのように、韓国ではオーディション番組出身のグループはとても多いんですね。
常に何かしらのオーディション番組が放送されていると言っても過言ではないほど、途切れなく行われているんですが、この戦略の大きなメリットは、デビュー前から固定ファンがつくこと!
これは、いわゆるファンマーケティングと呼ばれるものでビジネスとしてとても大事なことですよね。

そして、特定の事務所が行うオーディションではなく、多数の事務所所属の練習生が参加するスタイルが多いので、活動期間が期間限定であることも特徴!

デビュー前から反応がみれて、固定ファンを獲得し、
2年半程度の期間限定にすることで話題が旬の時期だけを活動した後に、
それぞれの事務所でソロデビュー、新たなグループ結成、その他のタレント活動などをするなんてのがよくある話ですが、こうすることでそれぞれのメンバーに固定ファンがついている状態で再スタートが切れる。
なんとうまくできた戦略でしょうか、、

話が横にそれましたが、私が震えたのは、HIKARUがXGデビュー前にK-POP界へ送り込まれた刺客だったのでは!?と気づいた瞬間ですよ、、

HIKARUが、安定的に注目されている韓国のオーディション番組で話題になり、K-POP好きの層へ認知を広げた上で、HIKARUを通じてXGへの注目を集めたってわけですよ。
なんという認知戦略。恐るべし。

しかし、XGの目指す市場はK-POPだけではなく、アメリカに代表される英語圏の音楽市場!K-POPは足掛かりでしかないのです。(K-POPを軽視しているわけではありませんので悪しからず)

・ターゲットは英語圏であることが明確

その証拠に、XGの楽曲はデビュー時から全英語歌詞
英語が苦手なネモトは、こんだけカッコいいカッコいい言ってますが、字幕がないとなに歌ってんだかわかってません、すいません。

そして、XGのyoutubeチャンネルは、AI判定で海外にも配信されるように、英語表記になっていたり英語字幕が入っているので、動画のコメント欄見ると、かなりの割合で英語をはじめとした日本語以外のコメントが大多数なんですよ。
大袈裟じゃないですよ、圧巻です。
なんて書いてあるのか全くわかりません。
世界が衝撃を受けていることだけは伝わってきます。

せっかくなんで、最新曲のMV貼っておきますね。ギャル全開曲です。
ぜひコメント欄開いてみてください、ネモトが嘘ついてないことがわかっていただけます。

やっぱりどんなビジネスにおいても、ターゲットを明確にすることがいかに大切かということを、痛感させられますよね。

・K-POPガールズグループ×日本のギャルという発明

SHOOTING STARという楽曲をXGがリリースしたときに、私はもう一つ衝撃を受けたんです。その世界観は、まるでネモトが若いころのギャルたち!!エモい!!
カラフルで、キティちゃんのようなキャラクターやユニコーン、、”夢かわ”ってやつですかね、違いますかね、ちょっと私は世代がだいぶお姉さんなので合ってるか自信ないですけど。

つまり、これは、
K-POPガールズグループ×日本のギャル
という商品なんだと。

新商品のアイデアというのは、ゼロイチではなく、すでにあるものを掛け合わせたものがたいていである、というのはマーケティング界では常識かもしれませんが、
まさにその戦略で、ありそうでなかった、日本のギャルという唯一無二の存在を世界に打ち出したんですよ、、!!
しかも、現代ではなく、今若い世代で流行っている平成スタイルを絶妙に混ぜ込んだギャル!!懐かしんでいいのか最先端だと驚けばいいのか大混乱!!

もちろん、世界でヒットしたガールズグループはXGが最初というわけではないですよね。
例えば、BABYMETAL。
彼女たちは、「日本のアイドル×メタル」という革新的なモデルでした。
そして、Perfume。
彼女たちは、「日本のアイドル×テクノ」ですよね、こちらもセンセーションでした。

それに対して、XGは、その育成システムをK-POPから踏襲しているので、日本のアイドルではなくK-POPガールズグループがベースになっているといえます。
しかし、ただ踏襲するだけではなく、そこに日本のギャルという要素を掛け合わせたというところが革命的だと思うんですよ、ネモトは。

日本のギャルが、日本の誇るべき文化だって思ったことあります?
正直、私はそこまでは思ってませんでした。
教室の窓際に座ってメガネかけて本読んでたタイプのネモトにとっちゃ、すれ違う時にちょっと避けるくらいの、どちらかというと畏怖の存在。。

でも、知ってるんです、ギャル達はそのファッションセンスを磨くために、ポップティーンやeggなど常に最新の情報をキャッチし、弛まぬ努力をしていたり、外見で判断されがちな存在なのに人一倍負けず嫌いで実はめっちゃ勉強してたりする。

その、日本の一流ギャル達、一軍女子たちの、底力が爆発している!!
至高のギャル集団、それがXGなんです。

・日本のアイドル界の問題点と最近の動き

ちなみに、日本では、育成型のアイドルが人気を集めることは周知の事実。
「会いに行けるアイドル」なんてキャッチフレーズにもある通り、距離が近い、親近感、愛嬌やキャラクターの魅力がとても重視されて、レッスンよりもメディアに露出することを優先するケースがほとんどです。

実は最近、この体質に真っ向から勝負しているグループというのもいるんです。
それが、大ヒット中のBE:FIRSTというボーイズグループ!

元AAAのSKY-HIさんがプロデュースをしていて、実力はもちろん、曲調もK-POPを意識したような海外のトレンド向けでありながら、XGと違うところは日本市場の中で健闘しているところ。

SKY-HIさんは対談の中で、「アイドルが愛嬌で評価されるのであれば、それはサービス業になってしまう。アーティストであるためにはその意識を根本から変えなければいけない」といった内容のことをおっしゃってました。

残念ながら、現在の日本音楽業界では、実力があるから売り出され、評価されるという構造には育っていないと感じます。
それは、業界も、消費者側も同じです。
だからこそ、実力のある人材がどんどんK-POPに流れているのが現実です。

日本の音楽業界の中で、新しい時代のアーティスト育成をすることで闘うBE:FIRST。
対してXGは、海外でその絶対的な実力で評価をされることで、日本へは逆輸入で徐々に知名度をあげていくという戦略です。

新たなムーブメントが起こっている日本の音楽シーン。
今後、何がベンチマークになっていくのか、楽しみです。
本物の実力が、日本の市場から海外の市場へというルートになる日はくるのか!?

結論!

どうですか?XGがどんな理由で衝撃的な存在であるか、注目すべきマーケティング戦略のもと海外に進撃しているか、少しは伝わりました?
本当はもっと語りたいことはあるんですが、今日はこのくらいにしておいてやろう。(え

とにかく、最後にこれだけは言わせてほしい。

日本人なめんなよ?
ジャパニーズ一軍女子の実力を世界に叩きつけてやれ!!!ギャルサイコー!!!

今日の学び
・デビュー前から情報発信し、お客様の反応を見ながら少しずつ固定ファンを作っていくファンマーケティングは凄い(新店舗や新サービスの開発にも応用ができますね)
・ターゲットを明確にすることが大切(誰に喜んでいただける情報を発信するのか)
・優れたアイディアの多くはゼロイチではなく、すでにあるものを掛け合わせたものである(例えば、今日のこのnote 推し活×マーケティング!ドヤ)

追伸
ネモトは箱推しですが、誰か一人と言われればJURIN姐さん。ステージに現れた時のオーラ、空気の作り方が超一品!!ぜひMV見てみてくださいねーーーーー!!!


おわりに

以上、今回の記事ではネモトの推し活を通してXGというマーケティング戦略についての考察をお伝えしました。
ネモトの推し活シリーズは、今後も定期的にお伝えしていく予定です。

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