歯医者でひどい目に遭う話 その3

前回のお話

もう特に何か残された処置も驚くことも無いのですが、一応その後どうなったかお知らせしておきます。

家に着いて、痛み止めを飲みそのまま眠って、夕方目を覚まし、買い込んであった流動食(ゼリー飲料、インスタントスープ、プリン、プロテイン)などで食事を済ませ、抗生剤を飲み、磨けるところは歯磨きをしてうがい薬でうがい。起きていると気になってしまうので、早めに寝よう。

ところがしばらくすると、痛い…痛み止めが切れてきました。すごく痛い。ものすごく痛い。

慌てて痛み止めを飲み、少しだけ落ち着いてきました。でもまだ痛い。ちょっとだけ冷やしてみよう。あ、ちょっと楽かも。痛みが引いている隙に、眠ることができました。

3時間後、

イッテーーーーーーーーーー!!!痛みに目が覚めました。どうしようめちゃくちゃ痛い。居ても立っても居られないほど痛い。涙が出ちゃう。女の子だもん。

どんな痛みかって言うと、

歯がものすごく痛い時の痛み(捻りゼロ)

虫歯を放置しすぎて、ある日突然とんでもない激痛が走り、もう居ても立っても居られなくなって、歯医者に駆け込むときの痛み(やったことある愚か者しか知らない痛み)

一度は変えたこの話のタイトルが元に戻るくらいの痛み

そうか…多分アレだ。掻爬。

ただ歯を抜いて戻した、そんな痛みではありません。でもあのガリガリホジホジ、アレの後だと考えれば納得の痛みです。

と、分かったところで、痛みが和らぐ訳もなく、さっき薬飲んでからまだ時間も経ってない…。とりあえず冷やします。なんとか数時間やり過ごし、痛み止めを飲んで、寝ました。

翌朝起きると、もうそこまで酷い痛みではなくなってました。まだ痛いけど、十分耐えられる痛み。柔らかい食事をして薬を飲みます。

それと、先生が言ってた、歯が浮く感じがしました。噛み合わせるたびに、少し浮いてる歯が元に戻る。そうやって歯が動くたびに痛む。そんな感じです。感覚では5ミリくらい浮いてる。でも実際には、鏡で見ると目に見えるほど浮いてません。しっかり歯茎に嵌っています。

新しく被せ物を作ったとき、ちょっとの差ですごく合ってない感じするときありますよね。アレと同じです。多分1ミリも違わないんだけど、ちょこっと浮いていて、それが感覚ではものすごく浮いてる。勝手に落ちてこないから安心してってわざわざ先生が言ったのも納得。実際には全然抜けないのに、ぽろりと取れそうな不安な感じ。

大丈夫とは言われていても、やはりなんとなく心許ない気がして、ぎゅっとではないけど、ずっと歯を噛み合わせていたい気持ちになります。早くその位置で安定して欲しいという祈りの噛み締め。

反対側で噛めば、普通に食事をしていいんだけど、食べにくいし噛み合わせるたびに痛いので、なるべく流動食で対応しました。

そもそも治療のきっかけとなった、歯茎の腫れは、まだ腫れています。でも心なしか引いているような。

そして、ここから先は、痛みも浮いてる感じも日を追うごとに改善し、1週間も経てば、そこまで気にならなくなりました。先生の言ってた通りです。歯茎の腫れも、覚えてないくらい、いつのまにか消えていました。

ほぼ全く気にならなくなるのに1ヶ月、しっかり安定する(空いた隙間に骨ができる)のには半年〜一年かかると言われていましたが、大体その通り。

およそ1年経ちましたが、少しずつ違和感も薄れ、レントゲンでは抜いた周りの病巣も消え、骨もできてきています。

なぜ「レントゲンでは」なのか。それはまた別のお話。





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