見出し画像

オンライン日本語教師、キッズレッスンのやり方、メリット

キッズレッスン

オンライン日本語教師でキッズレッスンを専門にしている方は少ない印象です。
私も以前は新規生徒の子供を受け持っていましたが、最近は11歳以下の方はお断りしています。

私がキッズレッスンをしていた時のメリット、デメリット、やり方、何故やめたのかについて書いていきます。

メリット


楽しい

これは人によると思いますが、子供好きの方にはとても楽しくレッスンが出来ます。
カードを示して”これは何?”、”いぬ!”などと言いながら教師も楽しみながらレッスンが出来ます。
授業を楽しめない場合は、これが逆にデメリットになります。

レッスンが継続される

もちろんこのレッスン費用を払うのは保護者です。大人の生徒でも例えば20回ほどレッスンをしていれば、今回のレッスンはちょっと上手くいかなかったと感じることがあります。その際に大人の場合はレッスンはすぐに辞めてしまうこともあります。
しかし、キッズレッスンは保護者が支払う習い事ですので、毎週同じ時間に半年、1年とずっとレッスンを継続してくれるので固定客が生まれます。


同じことを繰り返せる

例えば小学校2年の算数のほとんどはかけ算です。そのようにキッズというのは1回で覚えられる訳ではなく、繰り返し同じことを学習することで身につきます。
そのため、何度も同じような授業を繰り返せるので、授業準備が少なくて済みます。

デメリット

集中しない

キッズは授業に集中しない子も多いです。対面レッスンの場合はきちんと言うことを聞いてくれるかもしれませんが、画面の中の人から指示されても聞いてくれません。
強い言葉を使うわけにもいきませんので、途方に暮れることもあります。

指示が伝わりにくい

大人の場合は適当な指示でも、私の意図を汲み取ってくれますがキッズの場合はそうはいきません。
・私の英語は第2言語
・画面越し
・文化の違い
・キッズの発音は、とてもカジュアルで、発音が独特な英語なので聞き取りにくい
これらの理由で、言ってることが伝わらなかったり、全く違うことをする場合もあります。

親が近くにいる

例えば、生徒がリビングのパソコンで授業をして、親は近くで家事をしていたり、画面に映らない場所で聞いていたりします。
授業を監視しているという言い方は悪いですが、そう感じます。1回、1回の授業を完璧にしないと!と思ってとても気を張ります。

疲れる

私がキッズレッスンを辞めた理由ですね。私の体感ですが、大人のレッスンよりキッズレッスンは1.5倍から2倍疲れます。
1日に3回キッズレッスンがあると気が重くなってきたので、そこら辺で新規のキッズレッスンの生徒の募集をやめて大人へのレッスンのみにしました。
これは私の体感で、キッズレッスンを楽しめる人は全然疲れないと思うので、そういう方は参考程度にしてください。


レッスンの方法

レッスンは大きく分けて5つです

・ひらがな、リーディング、たんご
ひらがな表やひらがなカード、単語カードを元に勉強していきます。
これらのカードはメルカリで数百円で売られています。

・うた
にほんごの童謡などの簡単な曲を歌います。
子供は基本的に歌が好きなので、レッスン外でも歌ってくれて身につけてくれます。

・ゲームアクティビティ
例えば、”肩を触って”、”頭を触って”のような動作を交えたレッスンをしたり、日本語が書かれているすごろくなどのボードゲームをします。

・会話
今何時ですか?昼ごはんは何を食べますか?などの基礎会話を行います。キッズは毎回同じ会話を繰り返しても飽きないから、会話がやりやすい面もあります。
例えば、”2週間に1回好きな食べ物は何ですか?”と聞いても喜んで答えてくれます。

・テキスト
テキストに沿って、文法の練習や会話の練習を行います。
テキストは1冊は自分で用意した方がいいですが、保護者から”このテキストを使って”と言われることもあります。


まとめ

今回はキッズレッスンについて書いていきました。
総合的に見て、副業として1日に1時間から2時間ほどのレッスンを行う方にはキッズレッスンはとても合うと思います。
しかし、毎日何時間もキッズレッスンをするのは、子供好きで子供に教えること自体が趣味、という方ではないときついのかなと私は思います。

キッズレッスンは子供の成長、日本語能力の成長など様々な面からやりがいや面白さを感じるのでぜひ皆さんもやってみてください。

では、ここまでお読みいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?