「自分でできるカウンセリング」と本を読むときの注意点

多くの女性に読んで欲しい、おすすめの本があります。

私はこの本を読んで、相手に攻撃的にも受け身にもならずに、上手に意見を伝える方法を学ました。家族間、仕事上の関係で、どのように上手に意見を伝えることができるのか、ケースバイケースで詳しく説明が書いてあります。
本当に実用的ないい本で、多くの方に読んでいただきたいです。

ただ、2点だけ、同意できない点があるので、この本を紹介するときに、そのことを一緒にお伝えするため、ここに書いておきます。

<「自分でできるカウンセリング」の本を読むときの注意点>

・本の前半に、女性がボディラインを強調するファッションを「危険な思い違い」として「性の商品化」とつなげて批判的に書いている部分があります。この本はとても素晴らしくて助けになる本だと思うのですが、私はこの点は反対です。
女性は好きなファッションを思いきり楽しむべきで、それは性の商品化とはなんら関係のないものです。性の商品化とは、他人が勝手にその女性や女性のファッションを性的なものと判断して、その人を人格のない性的なモノや商品のように扱うことです。

・『現代の若者とエンパワメントの必要性』という章で、電車内で高齢の男性に席を譲れない若者たちの声をあげて、若者へのエンパワメントの必要性を説いている部分があります。私たちは、電車で困っている人に席を譲れないのは、何も若者だけではないことを知っています。これは、若者に限らず、日本の多くの人が抱えている世代を超えた問題であると思います。

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