投資のジュークボックス 〜資産運用のプロ達がこぼすマル秘情報とテクニック〜

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先週のマーケット振り返り(20/8/24~20/8/28) ~ジャクソンホールでインフレ容認。日本は安倍首相辞任報道で株安~

こんばんは。 タイトルのとおり、日本投資家からすれば先週はこの2つのHLがすべて。この2つのインパクトが強すぎて、他は(あったかもしれないが)ほぼ覚えてない。笑 けど、忘れるといけないので、メモ代わりに振り返り(メモなので余計な部分が多く長過ぎて、確実に離脱コンテンツw) <株式>全体的にはひたすらブル相場継続で、全く押し目無し。テック中心に買われるが、バリュー、シクリカルも買われており、結果S&Pやダウも堅調で、相場全体で上昇した週。一方、日本株については日経225で言え

    • 先週のマーケット振り返り(20/8/17~20/8/21) ~FOMC議事録後の調整も一時的、グロース相場健在。金利は押し目買い意欲強い~

      <株式>前週は物色がグロースからバリュー・シクリカルに替わりつつあったが、今週は再びグロース相場がけん引する相場に。特にFANG+Indexは7.7%もの上昇。全体的には静か目の週だったが、水曜日のFOMC議事録後に利食い売りがグワっと出たタイミングでは翌木曜日に速攻でカバーされる。金曜日はアップルだけでダウを大幅プラスに持ってくという超絶偏り相場。 月曜日S&P500種は終値ベースの最高値を再び上回る場面もあったが、結局その水準を下回って引けた。中国人民銀行(中央銀行)が

      • 先週のマーケット振り返り(20/8/10~20/8/14) ~SP500はコロナ下落全回復、日本株も大幅上昇、米金利は久々の大きめ上昇~

        <株式>米の追加刺激策について協議不調に終わるも大統領令で一旦カバーされたため懸念高まらず、週初から堅調にスタートし上げ下げしながらも、しっかりと週間上昇した1週間。また物色がテックからバリュー・シクリカルに移ってきており、米国内ではNASDAQに比べてダウが好調、これまで出遅れていた日本株が欧州株がキャッチアップするような相場となった 月曜日。日本株は山の日でお休み。 米株は+0.3%。セクターローテーションが継続。先週木曜日の雇用統計前日まではグロース優位相場だったが、

        • 先週のマーケット振り返り(20/7/27~20/7/31) ~決算良好で再びテック高・金余りで金利も低下・ドル安継続~

          <株式>米株は日替わりで上がったり下がったりする相場となるも、月曜は週内のテック決算期待からグロース株中心に買われ、実際に好決算を受けて一段上昇したことで、週を通してみるとグロースビットな相場となった。一方、バリュー・シクリカルは軟調気味となり、またドル安が一段と進行したことで、日本や欧州は通貨高の影響も受け、米株とは異なり大きくマイナスとなった 月曜日。TP+0.2%、SP+0.7%前週の木・金と株価が下落していたが、それを埋める形で上昇。特にテック株への決算期待からグロ

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          先週のマーケット振り返り(20/7/20~20/7/24) ~前半堅調も後半は米中懸念・コロナ懸念でリスクオフ~

          <株式>週前半はリスクオン地合い継続も、水曜日の米ヒューストンの中国領事館閉鎖HLあたりから雲行きが怪しくなり、木・金と米中対立が激しくなり、リスクオフ。週間での下落は4週ぶり 月曜日。TP+0.2%、SP+0.8%リスクオン継続。前週(7/13-7/17)は最近の相場をけん引していた中国株・グロース株に調整が入った一方、バリューやシクリカルに買いが入り、物色が替わってきた印象だったが、この日は再び中国&グロースが吹いたことで、グロース&バリューなのか?全部上げなのか?とい

          先週のマーケット振り返り(20/7/20~20/7/24) ~前半堅調も後半は米中懸念・コロナ懸念でリスクオフ~

          来週の相場見通し Vol.6(20/7/20~20/7/24)

          1.来週の注目イベント ・月曜日から米議会再開で財政追加策議論(共和党の刺激策案は火曜日公表とのこと) ・Q2決算続々。23日はMSFTやテスラ、ツイッターなど ・経済指標では24日の欧米PMIに注目。足元のコロナ再拡大を受けた影響は。各国予想は前回値よりも高め 2.来週の相場見通しディスカッション結論 株:S&P500は3000弱~3250程度のレンジ 金利:米10年は0.55%~0.70%程度のレンジ ドル円:106円~108円程度のレンジ ポジション: 株(日米)

          先週のマーケット振り返り(20/7/13~20/7/17) ~株は物色替わり上昇、NASDAQ、中国株は反落~

          <株式>これまで株価上昇をけん引してきたグロース株や今月初からものすごい勢いで上昇していた中国株はともに失速も、株の物色はバリューやシクリカルなどグロース以外に向いたことで、米株ではNYダウがアウトパフォーム、日本や欧州株も上昇した 月曜日。TP+2.5%、SP▲0.9%前回の週間振り返りブログでも書いたように、これまで4週連続して東京安、米国高の展開が続いていた。 ⇒「金曜に大きめに下落し、週末もコロナ感染拡大報道で雰囲気が悪くなり、月曜東京時間から米株先物が下落するが

          先週のマーケット振り返り(20/7/13~20/7/17) ~株は物色替わり上昇、NASDAQ、中国株は反落~

          今日・明日のマーケット見通し(7/16)~上昇息切れで下方リスクを意識か~

          [本日のディスカッションの結論] 株: ショート(前日と変化なし) 債券: ショート(前日と変化なし) 為替: 無し(前日と変化なし) (H)今日の株の反落は, 一時的なものなのかもしれない. ゲームチェンジで再び3月のときのような大暴落になるには, (ミーティングで出た結論は)致死率が上昇すること, ソブリンリスクの上昇が鍵となりそうだということ. (U)株は中国政府にはしごを外されGDPが上振れてもむしろ政策期待の剥落を意識する状況。ファンダメ+政策で飛べる限界点まで

          今日・明日のマーケット見通し(7/16)~上昇息切れで下方リスクを意識か~

          今日・明日のマーケット見通し(7/15)~シクリカル・バリューの上昇が相場をけん引するか~

          [本日のディスカッションの結論] 株: ショート(前日と変化なし) 債券: ショート(前日と変化なし) 為替: 無し(前日と変化なし) (H) 正直株がここまで強いことが理解できない. EU首脳会談の雲行きが怪しくなりつつあるなかで, グローバルなコロナ禍の現状を踏まえて, 何故ここまで株が買われるのか. 教えて下さい. (S)ワクチントレードは継続性に疑問。気になるのはグロース➡バリュー・シクリカル主導に変わりつつある点。銀行決算が理由なら間もなく終了だが、Q2決算全般

          今日・明日のマーケット見通し(7/15)~シクリカル・バリューの上昇が相場をけん引するか~

          今日・明日のマーケット見通し(7/14)~グロース株のお祭りは終了したのか~

          ①ディスカッション H「昨日はカリフォルニアのコロナヘッドラインが一因となって、米株は後場に大きく下げたけど、CAは米国で人口最大の州。再び感染抑制策で店内飲食、映画館等の禁止などが発表されたけど、前回の雇用統計の最大改善項目だったレジャー関連はこのような流れの中で再び厳しい数字になりそう」 S「コロナ感染は時間とともに確実に悪化してるよね。昨日の米株前場はユーフォリアの極み相場だった。テスラが+17%、テック系は基本何でも+3-5%。テックにけん引されてS&P500も直近

          今日・明日のマーケット見通し(7/14)~グロース株のお祭りは終了したのか~

          今日の国内マーケット振り返り(7/13) ~前週末の米国株上昇を受け大幅上昇~

          <株式>日本株は上昇、TOPIXは+2.5%。前週末の米国市場が、新型コロナウイルスの治療薬開発への期待や翌週から本格化するQ2決算期待から大幅上昇したため、日本株も大きく窓を開けて高く寄り付く。ザラ場も中国株の堅調な動きや、米株先物の一段の上昇などを受け上昇基調で推移。引け高となった。 ちなみに、先週末の米株はこれまでのグロース主導ではなくバリュー・シクリカル株の上昇が大きかったため、日本株には特に追い風となった。 <債券>米金利は小動き。前週末はロンドン時間までの買いが

          今日の国内マーケット振り返り(7/13) ~前週末の米国株上昇を受け大幅上昇~

          来週の相場見通し Vol.6(20/7/13~20/7/17)

          1.来週の注目イベント 来週はイベント沢山 まずは米国で2Q決算発表が本格化。来週は大手銀中心に予定されているほか、16日の米国引け後にはネットフリックスも控える 次は金融政策決定会合。今週は15日にカナダ(BOC)、16日に日銀とECBが予定されてる。ただいずれも政策的には出し切っており、当面は微調整で現状維持が見込まれる お次はEUサミット。17-18日で実施されるが、復興基金が最大の焦点。予算や復興基金に関してはユーロ加盟国の全会一致が必要なため、反対派の中でも発

          先週のマーケット振り返り(20/7/6~20/7/10) ~コロナ感染拡大も楽観論優勢で株価上昇~

          <株式>結局は中国株と米グロース、特にFANG系銘柄などの強さが目立った週 米国はコロナ感染拡大中だが、コロナ禍でも業績期待の高い銘柄に集中 シクリカルバイアスの強い日欧株は出遅れ気味 これ。先週の週間振り返りブログで書いた内容(6/29(月)の話)だけど ここ数週間の週末・週初における恒例の流れ ⇒「金曜に大きめに下落し、週末もコロナ感染拡大報道で雰囲気が悪くなり、月曜東京時間から米株先物が下落するが、ロンドン時間以降は押し目買い優勢で米国時間にかけて上昇に転じ結局は大

          先週のマーケット振り返り(20/7/6~20/7/10) ~コロナ感染拡大も楽観論優勢で株価上昇~

          昨日の海外マーケット振り返り(7/10) ~レムデシビル期待などで株価上昇~

          <株式>米株は上昇。バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズが買いを集めた。COVID19治療薬としてのレムデシビルが患者の死亡リスクを62%引き下げる可能性があると発表したことが好感された。また、来週からQ2決算が本格化する中で、来週の決算を控える大手銀行を中心に金融株への買いが強まってダウが上げ幅を拡大。そのまま楽観論優勢で引けまで続伸。久しぶりにダウがNASDAQ以上に上昇した日となったが、もちろんNASDAQも上昇し、市場最高値を更新している <債券>米金利は2

          昨日の海外マーケット振り返り(7/10) ~レムデシビル期待などで株価上昇~

          今日・明日のマーケット見通し(7/10)~コロナ・米中対立 vs テック株需要~

          ①ディスカッションS「テック株はほんとにすごいね。NASDAQは昨日寄高後の高値から▲2%も下げたのに、お昼ぐらいから一気に戻して結局プラス圏まで浮上。S&P500やNYダウもテック系の上昇にけん引され下げ幅縮小。NASDAQが大きく崩れない限りは、株式市場の大幅下落は起こりにくそう」 NASDAQ日中チャート(7/9) H「S&P500は下げて、今日も東京・ロンドンはじめは大きめに下げてたけど、また何時ものごとく米国時間に向けて戻す展開。結局もみ合いが続いておりトレンド

          今日・明日のマーケット見通し(7/10)~コロナ・米中対立 vs テック株需要~

          今日の国内マーケット振り返り(7/10) ~東京コロナ感染243人、日銀ETF買入も安値引け~

          <株式>日本株は反落。東京株式相場は反落。米国や国内で新型コロナウイルスの感染が加速していることや米金利低下から景気の先行きが警戒され、銀行や証券など金融、自動車、原油関連株中心に東証全33業種が安くなった。 今日はSQ日だったが、日経225のSQは22,601.81円、本日の日経高値は22,563.68円だったため幻SQに。昨日ザラ場はSQ値を22,500円以上にしたい感じで、日銀買入を抜きにしても底堅い展開だったが、昨日の米株下落を受けても、SQ値は前日+80円程度で決

          今日の国内マーケット振り返り(7/10) ~東京コロナ感染243人、日銀ETF買入も安値引け~