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USB typeCのHDMIだと映らない!

PCやiPad Proを使っていて,HDMIケーブルでプロジェクタに投影できなかったことが何回かあったので備忘録として,まとめます。

1 USB type Cの変換コネクタが原因

 結論から言うと,プロジェクタに投影できない問題は,MacやWindows,タブレットに関わらず,
 (1) プロジェクタが旧式であること
 (2) USB type Cの変換コネクタで接続すること
のふたつの条件が満たされたときに発生するようです。

 写真はMac用ですが,Windowsでも同じです。電子工学は詳しくないので内部的な処理はわかりませんが,古いタイプのプロジェクタでHDMI端子を使うための変換処理が,変換コネクタの信号に対応していないことに原因があるようです。

2 私が確認した機器

 私が確認しているのは,MacBook Pro,Windows10ノートPC(借り物だったので品名を覚えていません),iPad Proの3種です。いずれもUSB type Cの変換コネクタではHDMIで出力ができませんでした。一方で,HDMI端子が本体にあるWindows10ノートPC,もしくはVGA変換コネクタでは問題なく投影できました。
 ですので,そんな経験ないよとおっしゃる方は,おそらく本体にHDMI端子があるのではないかと思います。

3 旧式かどうかの区別をする方法募集

 いまのところ旧式かどうかを区別する方法は確立していません。VGA出力しかないものに,VGA→HDMIのオスメス端子を指しているのはわかりやすい例ですが,吊り下げ型のプロジェクタは制御盤にHDMI出力があっても内部的に対応していない場合がある(というか本学がその状態)ですので,つなぐまでわからない状況です。

4 VGAで出力するのが安全

 取りうる対策としては,
 (A) VGA変換コネクタも持っていく
 (B) 本体にHDMI端子があるPCを使う
 (C) AppleTVを持っていく
があるかと思います。ただし,本学ではAppleTVすらトップ画像のように認識しませんでした。環境によりますが,iPad ProやMacであればVGA,Windowsなどであれば本体にHDMI端子があるものかVGAという選択になるのかなと思います。
 とくに官公庁や大学は設備更新速度が緩やかですので,講演される方はHDMIでは映らない場合の次善策が必要なのかもしれません。設備更新が進むまで,対策らしい対策はないのではないかと思います。

いつもより,少しだけ科学について考えて『白衣=科学』のステレオタイプを変えましょう。科学はあなたの身近にありますよ。 本サイトは,愛媛大学教育学部理科教育専攻の大橋淳史が運営者として,科学教育などについての話題を提供します。博士(理学)/准教授/科学教育