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【講演会情報】関東大震災100年と防災減災科学(日本学術会議学術フォーラム/第16回防災学術連携シンポジウム)

土木学会事務局です。

今回は、構成学協会として土木学会も参画している「防災学術連携体」が主催するシンポジウム「関東大震災100年と防災減災科学」のご紹介です。
2023年は関東大震災から100年。土木学会を含む多様な分野の学協会で、分野横断的に改めてこれまでの100年を振り返り、来たるべきときに備えるため取り組むべきことについて議論します。

1923 年に南関東を中心に発生した関東大震災は、地震や火災などにより首都圏や周辺地域に甚大な被害を引き起こし、当時およびその後の社会へも非常に大きな影響を与えた。2023 年はこの関東大震災から 100 年目を迎える。これを機に、関東大震災を振り返り、当時何が起こったのか、現在までにどのように社会は変わってきたのか、地震・地震工学はどのように発展してきたのか、またこれからの課題は何か、などを学協会の枠を超え情報共有することは重要である。学術フォーラムは基調講演と 4 部構成で進め、地震・地震動から、都市計画、災害医療、情報・社会等に至る防災に関わる多様な分野の研究者の発表を通じ、議論を深める。

日時

日時:令和5年07月08日(土) 10時~18時
主催:日本学術会議(企画:防災減災学術連携委員会)、
   一般社団法人 防災学術連携体
参加費:無料
定員:1000名(対面参加は人数未定)

プログラム

開会挨拶
 米田雅子(日本学術会議会員、防災減災学術連携委員長)
「関東大震災100年の取組みについて」
 
平田直(日本学術会議連携会員、関東大震災百年行事総括WG))
挨拶
 大西隆(第22・23期日本学術会議会長)
来賓挨拶
 内閣府政策統括官(防災担当)
基調講演
 
「1923年関東大震災では何が起きたのか」武村雅之(名古屋大学)

【第1セッション】「今、関東で大地震が起こったら〜過去100年間の社会変容と学術的発展からの展望」(10:40-12:10)

主旨説明:目黒公郎(防災学術連携体副代表幹事、東京大学)
「地震動特性」横田崇(愛知工業大学)
「施設被害(建築系)」楠浩一(東京大学)
「施設被害(土木系)」藤野陽三(東京大学)
「土砂災害」安田進(東京電機大学)
パネルディスカッション

【第2セッション】「関東大震災がその後の都市づくりにどのような影響を与えたか」(12:50-14:20)

主旨説明:牧紀男(京都大学)
「都市計画の視点から」中林一樹(東京都立大学)
「都市防火の視点から」関澤愛(東京理科大学)
「生活者の視点から」立木茂雄(同志社大学)
「被災社会の視点から」大矢根淳(専修大学)
パネルディスカッション
まとめ:牧紀男

【第3セッション】「関東大震災から日本の災害医療・救護は何を学び、100年でどのように発展したか」(14:30-16:00)

コーディネータ:大友康裕(東京医科歯科大学)、小井土雄一(DMAT)
「関東大震災における救護体制とその問題点」鈴木淳(東京大学)
「関東大震災の教訓〜災害医療の観点から」眞瀬智彦(岩手医科大学)
「関東大震災における救護活動とそれから」酒井明子(福井大学)
「関東大震災以降の災害医療の発展」近藤久禎(DMAT)
パネルディスカッション

【第4セッション】「関東大震災以降、どのように情報通信技術が開発され、社会的な課題が残ったのか」(16:10-17:40)


主旨説明: 山本佳世子(防災学術連携体幹事、電気通信大学)
「災害対策としてのリモートセンシング技術の利活用」作野裕司(広島大学)
「災害対策としてのGISの利活用」大佛俊泰(東京工業大学)
「災害対応ロボット」松野文俊(京都大学)
「災害発生時のUAVの利活用」早川裕弌(北海道大学)
「災害情報の流通の課題」沼田宗純(東京大学)
「災害対策における情報通信技術の利活用と課題」三浦伸也(防災科学技術研究所)
 まとめ:山本佳世子

【各セッションのまとめ】( 17:40-17:52)

【第1セッション】目黒公郎
【第2セッション】牧紀男
【第3セッション】大友康裕
【第4セッション】山本佳世子
【総括コメント】
 森本章倫(防災学術連携体代表幹事、早稲田大学)

閉会挨拶 和田章(防災学術連携体代表理事、東京工業大学名誉教授)

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国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/