見出し画像

土木のパラダイムシフト 土木学会誌2024年2月号特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2024年2月号特集は 「土木のパラダイムシフト」。
以下、特集目次をご案内します。

https://www.jsce.or.jp/journal/thismonth/index.shtml


土木学会誌2024年2月号表紙(表紙写真:山崎エリナ)

我が国の国土の発展は、社会のニーズに応え、国民生活の向上を図るため、土木事業を中心としたインフラ整備によって急速に進展してきました。本特集では、土木の各分野におけるパラダイムシフトとは何かを論じていきます。パラダイムシフトはいつ起こるのでしょうか?私たちはこの問題に正面から取り組んでいます。今号は「土木工学のパラダイムシフト」をテーマに、さまざまな分野の方々にご登場いただきました。各記事では過去のパラダイムシフトを振り返り、今後の土木技術の発展に向けたさまざまな提言やメッセージを掲載していますので、ぜひご一読ください。この『土木学会誌』が、読者の皆様に土木​​技術者としての可能性と希望を見出していただくとともに、技術者としての姿勢を振り返り、ご自身の仕事や生活に活かしていただく一助となれば幸いです。

The development of Japan's national land has progressed rapidly through infrastructure construction, with civil engineering projects taking the lead in order to meet the needs of society and improve the standard of living of citizens. In this special feature, we will discuss what the paradigm shift was in each field of civil engineering. When does a paradigm shift occur? We are facing this question head-on. This issue's theme is "Paradigm shift in civil engineering" and features people from many fields. Each article looks back at past paradigm shifts and offers various proposals and messages for the future development of civil engineering technology, so please read them. We hope that this issue of the JSCE Magazine will help readers discover the possibilities and hopes of being a civil engineer, as well as reflect on the attitude of engineers and apply this to their own work and life.

ABSTRACT -JSCE Magazine Vol.109 No.2 February 2024

土木のパラダイムシフト-目次

土木の技術革新のパースペクティブー人と社会そして共生ー

屋井 鉄雄(東京工業大学名誉教授・特命教授、(一財)運輸総合研究所所長、東京医科歯科大学特任教授)

土木のパラダイムシフトの選定にあたって

分野1-構造・材料
明石海峡大橋にみる構造・材料分野技術のパラダイムシフト

小川 由布子(広島大学)/野口 恭平(京都大学)

分野2-水・環境
水と環境を評価する-確率主義、制度、定量化-

茂木 哲一((株)長大)/渡部 哲史(九州大学)

分野3-計画・建設マネジメント
ビッグデータと観光行動分析

大平 悠季(東京都立大学)

分野4-建設技術・施工
技術革新をもたらした新幹線

石丸 真也((独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構)/川口 大輔(東日本旅客鉄道(株))/竹川 直希(東海旅客鉄道(株))/阿部 聡(鹿島建設(株))

分野5-地盤・トンネル
高度な社会の要請に応え進化を続けるシールド工法

川口 大輔(東日本旅客鉄道(株))/大前 慶恵((株)大林組)/阿部 聡(鹿島建設(株))

分野6-教育
COVID-19による土木教育への影響と効果

園部 雅史(日本大学)/竹川 直希(東海旅客鉄道(株))/浅野 和香奈((株)アイ・エヌ・エス)

対談|土木のパラダイムシフト-分野横断とイノベーション-

[対談メンバー]
 石田 哲也(東京大学大学院工学系研究科 社会基盤専攻 教授
 川原 圭博(東京大学大学院工学系研究科 電気系工学専攻 教授
[聞き手]
 園部 雅史(土木学会誌編集委員)

宇宙開発に携わる技術者のモチベーションと
小型SAR衛星コンステレーション

今泉 友之((株)Synspective 執行役員 データプロダクション部 ゼネラルマネージャー)


論説・オピニオン

土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2024年1月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
またAI音声による読み上げ配信もstand.fmで配信しています。
こちらもぜひ、ご一読・ご聴取ください。

土木学会誌からのご案内

アンケートへのご協力をお願いします

学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。

投稿のご案内

土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。

土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます

土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。

発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます

発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。

土木学会誌関連SNS

土木学会誌関連の情報は、ホームページだけでなく各種SNSでも発信しています。こちらもぜひフォローください。

土木学会からのご案内

入会すれば全ての学会誌が

発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。

土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です

公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。

学会誌の感想をnoteで書いてみませんか?

個人会員の方、あるいは勤務先が法人会員で職場に学会誌が置いてあるという方、たまたま図書館で見かけたという方、土木学会をお読みになった感想をぜひnoteに投稿ください。土木学会公式noteで運営する「土木学会誌マガジン」に追加させていただきます。投稿の際には「#土木学会誌」「#土木学会誌感想文」のタグをつけていただければ幸いです。



国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/