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宜野湾海浜公園辺りのポタリングモデルコース

(1) ちょい乗り系の自転車勢が愛車持参で沖縄を訪れ
(2) ラグナガーデンホテルに宿を取ったが
(3) 微妙な感じに時間が余ってしまったんだけどどうしよう?

という限定された状況のためのポタリングモデルコースを提案したい。

コース概要

【出発する】

ラグナガーデンホテルは海が近いので、海辺に行きたくなる気持ちはわかる。しかしこのモデルコースにおいて目指すのは陸側。ホテルの駐車場を出たら左(北)に進む。信号で右折して大通りを渡ると、大山のタイモ畑を横切る新しい道が見えてくるであろう。沖縄が久しぶりの私にとっては新しい道だが、地元の人にとっては全然新しくないのだろうとは思う。登り坂なので少々難儀。この道(あるいは陸橋?)を登っていく。

【大山タイモ畑を愛でる】

野鳥やら昆虫やらに会える

大山タイモ畑はバードウォッチャーには有名な場所であるので、「目のある者」は何かを見つけられるかもしれない。最近は放棄されている場所が増え、荒れた感じがある。考えてみればこの新道は、まるで生き物観察プラットフォームのようである。

【ヒャーカーガーへ】

しばらくすると左への分岐が現れるので、そちらに進み、大山小学校の裏を通るケービン道へと入る。軽便鉄道の跡地だそうだが、現在は普通の生活道路である。

ケービン道

そのまま道沿いに走ればヒャーカーガーへと至る。看板などは無いが、ヒャーカーガーの入り口は比較的分かりやすいと。なお、ヒャーカー+ガーとパーシングするのだと思う。ガー(カー)とは湧泉のことである。ヒャーカーは何だろう?
ホテルからここまでの経路長は1.5キロ。

ヒャーカーガー

【メンダカリヒーガーへ】

ケービン道は高台にあるから、開けた場所からは海浜公園やラグナガーデンホテルがよく見えるであろう。この道を戻っていき、最初に登ってきたタイモ畑横断道の下をくぐるように直進して先へ先へと進む。

コンベンションセンターが見える

メンダカリヒーガーもまた湧泉の一つである。入り口付近には看板があるが、ヒャーカーガー方面から走ってくると見つけづらいかもしれない。
ヒャーカーガーからここまでの経路長は1.1キロ。

メンダカリヒーガー

ここはヒャーカーガーに比べると小規模であるが、その神々しい佇まいに思わず手を合わせ…るのではなくカメラを向けてしまうのが現代人。
だからいかん、というのではなく、カメラを向ける行為は、現代人にとっての祈りの行為なのではないか、だから安易に「撮影禁止」などとするのは祈りを封じることに等しいのかもしれない、などとこじつけを思いついたり。

ところで、この二筋ある水の流れの左側に注目していただきたい。この水の通り道の構造は一体何であろうか?

仮説1:ガジュマルか何かの根がたまたま筒状の構造をしていて、そこを水路として利用した。

仮説2:筒状の人工物を水路として使っていて、後からそこを覆うように木の根が成長してきたが、人工物の部分が脱落し、根だけが残った。

仮説3:木の根に見えるが人工物であり、経年劣化の果てに木の根のように見えているだけである。

この後帰宅して、おばぁから大山地区の水質汚染の話を聞いた。
ヒャーカーガーにも、このメンダカリヒーガーにも、飲料水では無いので飲むな、という主旨の看板が立っていたのは、そういうことか。
少し離れた場所になるが、大謝名メーヌカーにフェンスが設置されたのもそういう理由だろうか。

大謝名メーヌカーにはフェンスが作られており、湧水に触れることが出来なかった。

【Sanctuary Moonへ】

ちょい乗りコースであるから、ここからもうホテルへの帰投路となる。
ケービン道をさらにヒャーカーガーから遠ざかる方向へと進み、市街地で進路を右へ。あだん児童公園を目指す。別名Sanctuary Moon。
沖縄の公園の遊具はレベルが高いものが多く、ここもその一つである。できれば実際に登ったり滑り降りたりして楽しんで欲しい。大人だからって(私は)気にしないから大丈夫。
メンダカリヒーガーからここまでの経路長は500メートル。

スターウォーズに登場するイウォーク達の星、Sanctuary Moonを連想させる遊具

【ラスボスステージ】

200メートルほど走ると、シーサー児童公園へと到達する。シーサーの内部には入れるし、登ることもできる。
夜間はもしかするとヤンキー諸氏のたまり場になっているかもしれない。以前は落書きがひどかった。

観光地でもなんでもなく、住宅地の中の児童公園である

【歓海門を経てホテルへ】

シーサー児童公園からラグナガーデンホテルまでは400メートルほどである。
大通りを渡って、宜野湾海浜公園の正門たる歓海門の前を通過しつつ、ホテルへと戻る。

以上が、走行距離4キロ弱のチョイ乗りモデルコースである。

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