昨日よりは調子が良さそうだ。10時間半も寝てしまったが朝9時には起きられたし、昨日と同じように作ったペペロンチーノは昨日よりも美味しかったような気がする。
　朝食を終えてからは相変わらずパソコンの前にいたが、新しく何かをしようという意欲が湧いてきたので少しだがランサーズタスクの仕事をした。

作業中に流すYouTubeの音楽として今のところプレイリストに330曲ほど登録しているのだけれど、シャッフル再生にしていると再生される曲に偏りがあるようで困っている。「またこの曲か」とスキップしてもまたすぐ同じ曲が流れてしまい、かと言って好きな曲であることには変わりないのでリストから削除するわけにもいかず･･･という感じだ。
　YouTube動画の音源だけをダウンロードできることは知っているのだけれど、多分違法だし曲数が多すぎるのでやる気になれない。そして日を追うごとに曲がどんどん増えていくのでいたちごっこになって結局移行できないような気もする。

僕はいつも作業をしながら「YouTube自分のまだ知らないよい曲探し」をしているのだけれど、そのやり方は単純だ。最初に自分の好きな曲を1曲再生して、あとは再生画面の右側に表示されている関連・オススメ動画をどんどん再生していくだけというものだ。この方法だと自分の好きなジャンルとかアーティストについて詳しくなくてもどんどん色んな曲に出会えるし、これは！というアーティストを見つけたら今度はその名前で検索すればさらに多くの曲に出会えるので、いわゆる芋づる式という感じで好きな曲を発見できるのだ。
　しかしこの方法にも２つ欠点があることに最近気が付いた。
まずこの方法を繰り返していると、ある時点で関連・おすすめ動画が「もう既に見たことのある動画」だらけになってしまうという点だ。同じジャンルの楽曲を続けて聴いていると、いつの間にか10曲くらいのオススメ曲をループしているだけだった、ということもよくある。こうなるとYouTube側がもうネタ切れですというサインなので、その後は何とかして自分で好みの楽曲を探していくしかない。
　そして2つ目の欠点は、YouTubeが勧めてくれるのはあくまでメジャーな楽曲が多いという点だ。仕組みは分からないが、関連・おすすめとして出てくる動画は再生数が100万回を超えるようなメジャー楽曲であることが多く（だからこそYouTube的にオススメしやすいのだと思うが）確かに人気の曲ではあるのだけれど、果たしてこれが今再生していた曲にマッチするオススメ曲と言えるのか？という曲が提案されることがよくある。
　これに気づかずに連続再生を続けてしまうと、いつの間にか「自分の好みの楽曲プレイリスト」というよりも「YouTubeで話題の楽曲プレイリスト」になってしまいがちだ。もちろん、再生回数が多い曲が名曲であることも多いので一概に欠点とは言えないかもしれないが、オルタナティブな音楽が好きな人にとっては要注意だ。

そんな僕が上記の「関連オススメ法」と並行して実践しているのが「スタジオライブチャンネル監視法」だ。これは特にバンドサウンド系の洋楽が好きという人にぴったりのやり方で、その方法もシンプルだ。
　まずはAudio Tree や NPR Music や KEXP といった、様々なアーティストを招いてスタジオライブを行っているチャンネルに登録し、あとはそこに日々アップされる動画をチェックするだけだ。
　この方法を使うと、一つのチャンネルをチェックしているだけで何百人というアーティストに出会えるのでとてもお得だし、日本では（世界でも）まだそこまで有名ではないアーティストもよく出演しているので、とにかく新しい音楽に出会いたい！という人にもおすすめの方法だ。本当に多種多様なアーティストが出演しているので自分好みのアーティストを探すのは大変だったりもするが、その分これは！というアーティストや楽曲に出会えた時のラッキー感はひとしおだ。

こうして僕はYouTubeで色んな音楽を聴いているのだけれど、もちろんYouTubeにはまだまだ、おそらく無限に僕の好きな音楽が眠っている。それは音楽だけではなく、映画や本についても言えることで、僕のまわりには僕が一生かかっても消費できない量の創作物が溢れている。そう考えることは楽しいけれど、全てを見られないのが少し残念でもあるような気もする。
　僕の書いているこの日記も、そんな膨大なコンテンツの中のひとつと言えるのだろう。そう考えると、今この日記を読んでくれている人が僕にたどり着いたことのすさまじい偶然性に気が付いた。ありがたいことだと思う。

相変わらず今日も「これをしました！」とか「ここに行きました！」という一日にはならなかったけれど、昨日よりはマシだったと思うので良しとする。せめてこれを書いた後は昨日入れなったお風呂に入って配信でもしようかと思う。

最後にタイトルに日付を入れる段になって気づいたのだけれど、今日は文化の日だった。図らずも何となくそれらしい日記になったようだ。よかった。