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インフォグラフィックのスキルが生み出す「一手間の価値」

櫻田ラボ、第18回となるオフ会が8月26日(月)に行われました。
今回も、リアルタイムにレポートを書いてお届けします!

今回は「インフォグラフィックのつくり方」がテーマ。"櫻田潤の「ビジュアルシンキングラボ」"の真骨頂発揮と言えるテーマです。

オフ会冒頭では、現在鋭意制作中の櫻田さんデザインのオリジナルグッズについて発表がありました。今後、青山ブックセンター本店さんにて展開される予定です。

さらには、オフ会参加のラボメンバーにサプライズで「ラボ限定バージョンのステッカー」が配布されました。会場からはどよめきが上がる、粋な贈り物でした。


「一手間の価値」を情報にのせて

さて、先日、ご自身二つ目の職種となるNewsPicksの「チーフソーシャルエディター」に就任された櫻田さん。NewsPicks公式ツイッターの運用を開始されたのですが、そこでの気づきをシェアしてくださいました。

初めは、動画に力を入れようと考えていたという櫻田さん。検証していくうち、「動画はそれ一つで完結する」「手描きは引っ掛かりを感じさせる」というこれまでの櫻田さんの考えの根本的な部分は変わらないものの、4枚画像によるストーリーテリングの可能性について感じたそうです。

4枚画像に「扉」をつけ、さらに4枚の画像は並列で並べるのではなく、丁寧に流れをつくる。つくりとしては、「雑誌」と同じなのだそう。

これまでとスキル上での大きな違いはないものの、表現の変化を意識されているとのこと。
ここで櫻田さんが感じたのが、「一手間の価値」です。

Twitterという、無料で閲覧できるプラットフォームにも関わらず、凝ったコンテンツが流れてくるという価値を感じてもらおうという試みです。
立てている仮説としては、凝ったものはある一定の層が好むはずというものがあります。

表現の付加価値を意識し、ネット上には通常ありえないくらいの表現で情報を出すということを試みています。
情報そのものに限ると、リサーチ力の勝負になっていきます。それは時にしんどくなるもの。情報の見せ方、表現の仕方に一手間の価値を加えることで、情報に付加価値をのせていきます。

インフォグラフィックのスキルが持つ価値

ネットの情報は基本的にフローであり、どんどん流れていってしまいます。次の日には無くなってしまうようなもので、まとまった文脈をネット上で捉えるのは、とても難しいです。


そこで、グラフィックを使えば一回あたりの情報量を増やすことができるし、情報をパッケージングすることができます。パッケージングされてわかりやすくなった情報は、クリックしてもらったり、ブックマークしてもらえる可能性が高くなります。

このため、「インフォグラフィックスキルは、汎用性が高い」と櫻田さんは言います。

インフォグラフィックに必要なスキルとしては、「分析」「編集」「表現」の3つがあります。これはつまり、インプットを価値あるアウトプットに翻訳するスキルと言い変えることができるのです。


また、分析から編集、表現まで一貫して行うため、好きなタイミングで好きなものを出せるという意味で、完結しているスキルでもあるのです。

櫻田ラボ名物、内省しまくって考えを持ち寄るワーク

オフ会後半では、この汎用性が高く、今の時代に必要とされるスキルであるインフォグラフィックにとことん向き合うワークへと入っていきます。
櫻田さんによると「見よう見まねでもやれるネタ」とのことで、本日のワークは「比較型インフォグラフィックをつくる」というもの。

ラボのワークで大切にされていることの一つに、「まず、自分の頭でとことん考える」ということがあります。アウトプットを出すにあたって人と協業はするのですが、前提としてしっかり内省し、自分の考えを持つことが推奨されます。

(オフ会後半のワークでは、必ずこんな風にシーンとするタイムが笑)

忙しい毎日を送っていると、ついつい大量の情報とやることに流されてしまいがち。しっかりと時間を取って内省するなんてことは、中々ないのではないでしょうか。
そこをぐいっと強制的に内省時間を取らせてくれるのが、櫻田ラボの月一回のオフ会です。LIVE配信も行なっているので、自宅にいても内省時間を持つことができます。

しっかり内省したあとは、メンバーと意見を交換しながらアウトプットしていきます。一回のオフ会の中で必ず何らかのかたちでアウトプットを出すのも、櫻田ラボの特徴です。ここまでやり切るから、月一回のオフ会では、かなり頭も手も動かすことができるのです。

(だいたい、最後は立ってしまいますよ)


櫻田潤の「ビジュアルシンキングラボ」では、毎回オフ会でこんなワークを行なっています。
今は若干名の空きもあるので、気になった方はぜひいらしてくださいね。

お問い合わせ:junsakurada.salon@gmail.com

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テキスト:柴山 由香
写真:池田 実加

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