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サロンから、ラボへアップデート! 櫻田潤の「ビジュアルシンキングラボ」

2019年初のオフ会は、「年末年始に家族とのみ過ごしていたから、まだあまりうまく人と話せない」という櫻田さんらしい冒頭の挨拶から始まりました。

2018年は「実践」ということで、手を動かすようになった人がサロンでたくさん誕生した年でした。
グラフィックレコーディングに出会い、実際にイベントの場で実践を重ねているメンバーや、文章にフォーカスしてアウトプットを出し続けるメンバーも。


「ポートフォリオ」を持つことで生まれる可能性


「実践」の次として、櫻田さんが目指すのは「作品のポートフォリオを公開する人を増やす」こと。
ポートフォリオといえば、どうしてもデザイナーなどの限られた職種の人が作るものというイメージがあります。しかし、これからは普通の職種の人こそポートフォリオを作るといいと考えているそうです。クリエイターだけがポートフォリオを持つのはもう古く、普通の職種の方が持つことで、新たな職種を生む可能性があるのです。

櫻田さんご自身、本業に関係なく自主制作として勝手に作ってきたものをサイトに掲載していったことで、実際に仕事が来るようになりました。そのような経験から、まずは作品を作ってそれをストックしていくことをやっていってほしいと思っているそうです。

(櫻田さんの代表作の一つ、「ドラッカー図解」)

ポートフォリオに欠かせないものである「代表作」、それは一体どうやって生まれるのでしょうか。これは櫻田さんにとっては、「たまたま」としか言いようがないそうです。「ドラッカー図解」を作っているとき、代表作にしようとは思っていなかったから、自己評価すらないような状態でした。

櫻田さんの場合は、初期のものが代表作になる傾向が強いそうです。初期には初期の未完成の強さがあり、今それを越えられないなという意識があると言います。
「今の皆さんの状態こそ、その強さがあり、この一年で代表作が生まれるかもしれない」という櫻田さんからのメッセージには、強い希望が感じられました。

しかし、初期に代表作が出るなら、継続する意味とはどこにあるのでしょうか。

一つ目としては、初期の代表作はある意味まぐれとして出たもので、サッカーで表現すると、一番いい軌道のゴールは見えているけれど再現性がない状態です。これが、継続していくことでだんだんと自分のシュートの型が見えていくと言います。
二つ目は、本当にそれが自分が好きなことなのかというジャッジすることができるということ。継続できることは、やはり好きなことなのですね。

ポートフォリオとは、「何者か」を示すもの

櫻田さんがポートフォリオを見るときは、「個性×持続性」に注目しているそうです。偏愛を語っている姿にその人の本質が出るし、継続している人はほっといてもやり切るから信頼ができる。
これらが証明できたらどこに行っても信頼される。だから、ポートフォリオは大切なんですね。

今までは履歴書や職務経歴書で示してきましたが、不確実性が高いので、櫻田さんは採用の際にそれらをほぼ見ないそう。今後はデザイナー職にかかわらずポートフォリオが重視されていき、ミスマッチを防げるようになる。そうなれば、生きやすくなりそうですよね。

昨今、「自分は何者か」を問いかける動きが出て来ていますが、まさにポートフォリオはそれを外に向かって示すことができるものなのです。

多様なポートフォリオを生み出せる場へ

そのためにどんな場を用意すればいいか? ということについて、櫻田さんが考えた3つのことをお話ししてくれました。

<個性が出しやすい多様な場所>
意外と仕事やオープンなSNSでは、人目が気になっていきなりフルスイングしづらいもの。オンラインサロンを安心して自分を出せる場所にすることで、ポートフォリオに入れられるものを増やすためのチャレンジをしやすくしていきます。
<継続のモチベーションが高まる場所>
一人だと、決めたことをやり続けるのって結構大変です。年始に立てた目標ももう続けられていなかったりします。一緒に手を動かす仲間がいたり、フィードバックがある環境があると、継続へのモチベーションが高まります。
<実験しやすい場所。>
一つ目とも重なりますが、新しいことにもどんどん挑戦していけるような実験の場にしていきます。

これらを実現するために、 #櫻田サロン#櫻田ラボ になります!

櫻田さんには「代表作は初期の法則」がありましたが、正式名称が「櫻田潤の図解・インフォグラフィックサロン」から、「櫻田潤のビジュアルシンキングラボ」になります。
「ビジュアルシンキング」といえば、櫻田さんが以前運営していたサイトの名称。「ビジュアルシンキングに還ってきたけれど、フェーズは変わっている。」と櫻田さんは感じているそうです。

このアップデートの背景としては、櫻田さん自身、この一年で表現の多様性への理解が深まったということがあります。
例えば、櫻田さんはリアルタイムのグラフィックレコーディングはやらないけれど、表現としては理解することができるようになったそうです。

これまではグループワークではなく、一人一人で考えると強いものができると信じていて、みんなでわいわい考えるとか違うよと考えていた。それが、サロンで模造紙を前にみんなでやっていくことで可能性を感じることができ、意識が変わってたどり着いた、というお話を聞いて「ラボ」メンバーたちは、ちょっと嬉しそうな表情を浮かべていました。

(ターニングポイントの一つは、CAMPFIREコミュフェスでのワーク)

名称を「ビジュアルシンキング」に変更することで、今後の活動をもっと包括的に捉えることができそうです。
これから、櫻田ラボではさらに多様な活動をしていきます!

すでにプロジェクトや部活として、活動が活発に行われているものもあります。

「実践」のその次へ。
メンバー一人ひとりが「ポートフォリオ」を充実させて、公開できるように。櫻田ラボは、アップデートしていきます。

衝撃の発表から、オフ会は後半へ。
「2019年トレンド予測」については、改めてお届けします。


名称が変わり、さらなるアップデートの予感の櫻田ラボ。
現在は満員(100名)ですが、月初に空きが出ることがあります。気になっている方はチェックしてみてください!

お問い合わせ:junsakurada.salon@gmail.com

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テキスト:柴山由香
写真:池田実加
プレゼンテーション制作:櫻田潤

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