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Code InterpreterでPowerPointスライドを作成する(PPTテンプレート利用)

他の人もすでに投稿しているようなネタですが、自分の備忘+検証のため記事にまとめておきます。

1.検証ポイント

自分で使うことを考えたときに、これができたら「うれしい」と言えるポイントをいくつか列挙します。

  1. パワーポイントのテンプレートは使えるのか?

  2. スライド1枚1枚に対して、きちんと「タイトル」「キーメッセージ」「ボディ」を適切に配置することができる

  3. テーマが変わるポイント絵はセパレーター(中紙)を入れることができる

  4. 2ページ目にアジェンダのページを入れることができる

  5. 最終ページにはEndの中紙を入れることができる

  6. タイトルのページには、タイトルと日付と作成者などの情報をそれなりのレイアウトで書くことができる

  7. ボディはいい感じに内容を配置できる(いい感じにと言うのが難しいかもしれないですが、この辺はJTC好みのフィーリングでなので、上手く言語化することができない)

今日は1と2だけ検証してみます。挫折しなかったら他の検証ポイントも確認してみます。

2.検証

Step1. パワーポイントのテンプレートをアップロードする

まずはストレートに「やれんのか?」を聞いてみましょう

「だめだ」という回答。
私が用意したテンプレートが「.potm」だったので対応できなかったようです。

じゃ、「.potx」だったら行けるのか?

行けませんでした・・・

できないことはまとめて伝えてほしい。
もうこの辺で「手で作った方が早いんじゃ」という邪念が出てきてしまいましたがもう少し辛抱して作ってみます。

今度は「.pptx」ファイルを用意しました

試行錯誤の結果、無事解析できたようです。

なるほど。pptxの構造を以下のように整理してくれるのですね。

  • Slide Number: スライドの番号

  • Layout: スライドのレイアウト名

  • Number of Placeholders: 各スライドのプレースホルダーの数

  • Placeholder Types: プレースホルダーの種類(例:Title, Content, Picture)

ちなみに渡した「.pptx」ファイルの具体的中身は、スライド3枚構成で以下のようになっています。

1枚目
2枚目
3枚目

レイアウトにはもう少しいろいろな種類のレイアウトがありますが、スライドとしてすでに置かれていた3枚だけが解析されたようです。

ひとまずテンプレートを読み込んでもらうことはできた。

Step2. プレゼンのアウトラインを渡してプレゼンにしてもらう

それでは実際にプレゼンスライドの生成をしてもらいます。アウトラインは別途適当に作成したものを用意しています。
(実際にはchatGPTでラフに作ったものを、自分でWordで肉付けしたりする想定です。最初から一気に作れたらそれはそれで嬉しいけどそれはまた今度です)

その結果・・・
上手く生成はできませんでした😨

プレースホルダーのどこに何を置いたらよいのかに苦労しているみたいです。

どうやら「どのレイアウトのどのプレースホルダーにタイトル・キーメッセージ・ボディを配置したらいいのかがよくわからない」みたいです。

仕方がないので、プレースホルダーとアウトラインの関係性についてインプットして再生を依頼します。

んで、作ってもらった結果がこれ。何とか出力されました。

もとのスライドを残したまま、レイアウトの一つをコピーして、アウトラインの内容をプレースホルダーに入れてくれました。

3.結論(できなくはないが)

以下2つのポイントを今回は検証しました。

1. パワーポイントのテンプレートは使えるのか?
2. スライド1枚1枚に対して、きちんと「タイトル」「キーメッセージ」「ボディ」を適切に配置することができるか?

結論は「できる」・・・になります。

「どのレイアウトのどのプレースホルダーに何をいれたらいいのか?」をきっちり指定できれば、元となるPowerPointを使ってCode Interpreterを使ってスライド生成することは可能です。

ただ、今回のようにプレースホルダーにテキストを入れるだけなら、
 ①Excelで以下のようなデータを作成して、
 ②Excel VBAでPowerPointを操作して同じことをする
方が早いようには思います。

テキストだけじゃなくて、オブジェクトとかをうまく使ってくれるかどうかを、この先で検証してみたいです。

「もっとこうやったらいいよ」「こうやったらうまくできるよ」みたいなアドバイスがあれば、ぜひコメントいただけると助かりますし嬉しいです。

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