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The Hours

こんにちは、プリンセスです🙌

この映画、すごく好きです。

ジャンルで言えば、ヒューマン系?

映画が好きでよく観るし、人ともその話題で話すことも多いのに、
映画をジャンル分けするのがとても苦手。


え、だってブラピが出てる「Fight Club」ってSFですよね!?笑

まあこのレベルってことです。笑


アウトライン

あらすじまではいかないですが。

違う時代、違う都市に住む3人の女性が登場する。
一人は、リッチモンドに住む作家のヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)
一人は、戦後のロサンゼルスで夫と一人息子と暮らす女性(ジュリアン・ムーア)
一人は、現代のニューヨークで編集者として働く女性(メリル・ストリープ)

彼女たちの一日が、ヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」をモチーフに描かれるというもの。

時代も場所も違うけれど、

いつかのタイミングで、
どこかで、
何かが、
誰かが繋がる

という映画。

私の好きなセリフ

メリル・ストリープが演じる女性はレズビアンだが、
精子提供を受けて授かり出産した娘(クレア・デインズ)がいる。

この二人はベッドに寝そべり、話しているときに、
メリル・ストリープが言う。

I remember one morning getting up at dawn, there was such a sense of possibility. And I remember thinking to myself
“So, this is the beginning of happiness. This is where it starts. And of course, there will always be more.”
I never occurred to me it wasn’t the beginning. It was happiness. It was the moment right then.

(The Hours/めぐりあう時間たち 2002年)

なぜ印象的なのか?

これを観たのは、たしか大学生のころ。

当時、大学に入学したものの、大学生活に少し違和感を感じていたり、高校時代を思い出して懐かしんだりしていたときに観た(気がする)。

高校生のときはオペするレベルの怪我をして部活もやり切った感じはなかったけれど、高校生活全般や大学受験の勉強していた頃を思い出すと、「楽しかったな〜あのころに戻りたいな〜」って思う大学生の自分がいた。


なぜ、そう思うのだろう⁇

と考えていたときに、この映画、この言葉に出会った。
過去のさまざまな瞬間において、これから自分の夢や可能性が広がっていくんや!って感じるときがあるけれど(this is the beginning of happiness. This is where it starts. And of course, there will always be more)、
その瞬間自体がまさに幸せそのものだったんだよ( it wasn’t the beginning. It was happiness.)っていうこのセリフ。
自分の気持ちが言語化された気がして、衝撃的だった。

少しネガティブ?

私も当時はそう捉えがちだった。
過去に執着している感情は否めない、と。

ただ、改めて考えると、そういう意味だけではなくて、

the beginning of happinessの瞬間だと感じたときは、
そのときをしっかり噛みしめて、握りしめてhappinessを感じるべし!

というメッセージなのかも、とも思うのである。
そのときその瞬間はもう戻ってこないのだから!

今の状況は?

そう思いながら、今の状況を見てみると、
本当にみんがみんなCOVID-19に振り回されている。

もちろんそれは当たり前。

逆に冷静沈着だったら、人間を超越してますね。
もう悟りひらいてるレベル。

でも、こういうときだからこそ、
今までいろいろなものを普通に享受できていた状態がhappinessだったんだと感じるわけ。

改めて、
日が昇り、沈んでいくという自然の恒常性や、
今日も生きることができたという、
これまで当たり前に感じていたものごと一つひとつに喜びを感じ、感謝できるといいですね。
その日その日、そのときそのときが、あなたにとってhappinessでありますように。


その瞬間を大切に。

自分自身も大切に。


Bonne soirée☆

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