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【シカゴ旅行記④】「大事な時間」

米国旅も中日。
今日の最優先事項は…、締切が迫ったNumberWebの原稿を書くことだった。
海外に来ているからと言って締切は待ってくれない。

事前に書き進めていたものを昨日から手直しつつ、
リグレーフィールドの記者席で最終仕上げを行った。
カブスの試合を見ながら、カープの原稿を書く…。不思議な感じだ。

この日、リグレーフィールドまではバスで来た。
なんとなくホテルから数個先のバス停までは歩き、乗車。
シカゴの街並みを眺めながら、
現地の人の日常に触れながらバスに揺られた。

「デーゲームは時間がないから大変です」。

グラウンドで汗を流した誠也君は、軽く雑談すると、
すぐに次のメニューへ向けてダグアウト裏へ消えていった。

当然、故障者リスト入りしているから休んでいればいいわけではない。
試合に出られない今、復帰へ向けた段階を踏みつつ、
復帰後のパフォーマンスを上げるための大事な時間でもある。

話している感覚だと、より大事な時間に捉えているようにも感じられる。

試合から離れた中、昨夜は久しぶりに感じた雰囲気があった。
試合後のロッカールーム。
出場していた選手よりも遅くロッカールームに戻ってくると、
「試合の(自分の打撃)映像見ていました」と一言。
試合に出ておらず、さらにチームの試合後なのにも関わらず、
スイッチが入ったような表情…。懐かしい感じだ。
長居することは避け、この日は球場を後にした。

この日から4試合はデーゲーム。球場を出ても明るい。人が多い。

一緒にビールを片手に…、と行きたいところだったが、
試合中に慌てて予約した明日のPCR検査に必要な書類を
プリントアウトしなくては。
日本ではコンビニで簡単にできるのに。
いろいろ調べ、「print with me」というところでオンラインで注文。
スーパー内にある家庭用くらいの大きさのプリンターに予約番号を入力して
必要書類をゲット。
からの記入して、写真撮って、PDFにして、メールして…。
PCR検査が必要なければと、何度思ったことか。

疲れ切った体にビールを流し込もうと、
夕食は名物という「シカゴピザ」。
それにミートボールなんちゃらを注文。…どちらも、ウマし。

海外に来ると食が合わないという日本人も多いようだが、
個人的にはまったく嫌ではない。
学生時代、オーストラリアに1カ月いたときも何も困らなかった。
夕食時の外食はこの日が初。
それまではホテルの部屋でビールとつまみ。それで十分。
ある意味、割り切りなのかもしれないが、それも大事だ。

米国滞在も折り返しとなった。
中日ともなると、やはり素が出るのだろうか。
3日目までと比べて圧倒的に写真の枚数が少ない。
一番上の写真は正直、翌日撮影したもの。
この日の写真は実質、食べ物1枚…。
泣いても笑ってもあと3日。
滞在時の満足感だけでなく、帰国してからの自分のためにも、
後悔しないように過ごそうと思う。

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