見出し画像

SfC形式による総選挙でのサプボの可能性について、考察してみた。【デレマス】

1.はじめに

アイドルマスターシンデレラガールズ(デレマス)では、例年ゲームアプリ内でシンデレラガール総選挙が行われています。

特設サイトのとおり、今回(第11回)から、予選が導入されたSfC形式となっています。
予選Cまで終わりましたが、今までの総選挙からは予想できないような結果が各予選で出ている状況です。

私は、SfC形式が発表された際に考えたことをnoteに書きました。

たとえ的外れな考察でも、情報の少ない発表直後ならそれほどバカにされることはないだろうと思って書きました。
ただ、この4月のnoteの中であえて書かなかったことが1つあります。
それは、総選挙の結果を踏まえたサプライズボイスの可能性です。

私は、全ての「予選」の結果を踏まえた上で、一定の条件を満たした「声のないアイドル」に、サプライズでボイスが実装される可能性があると考えています。
そして、予選Cまでの結果から見て、「水木聖來」にサプライズボイスの可能性が残っていると考えます。

以下、サプライズボイス(サプボ)があると考える理由と、サプボになる条件を書こうと思います。

あくまで私の願望込みでの考えにすぎませんが、興味がありましたら、読んでいただけるとうれしいです。

2.参考になる前例

直近でサプボがあったのは「古賀小春」です。このサプボはマンガ「U149」のテレビアニメ化に伴うもので、ストーリー上の主要メンバーであるためボイス実装されたものです。
「U149」を宣伝するnoteも書いていますので、このnoteを読んだ後に、よければ読んでみてください。

私が参考にするのは、総選挙の結果を踏まえたと思われるサプボです。

まず、第7回シンデレラガール総選挙です。

第7回総選挙は、2018年の4月から5月にかけて行われました。注目すべきは、12位の「白菊ほたる」です。

当時の総選挙の形式では、全体5位以内に入るか、キュート(Cu)・クール(Co)・パッション(Pa)の各属性の3位以内に入れば、楽曲メンバーに選ばれました。楽曲を歌う必要があるので、「声のないアイドル」にはボイスが付きました。

第7回総選挙でボイスが付いたのは、
4位    「鷹富士茄子」(Co2位)
17位  「南条光」(Pa2位)
19位  「喜多日菜子」(Pa3位)
でした。

「白菊ほたる」は12位の好成績でしたが、Cu6位のためボイスが付きませんでした。
しかし、2018年12月1日にサプライズでボイス実装予定であることが発表され、2019年1月1日にボイスが初披露されました。

次に、第8回シンデレラガール総選挙です。

第8回総選挙は、2019年の4月から5月にかけて行われました。注目すべきは、10位の「的場梨沙」と12位の「工藤忍」です。

第8回総選挙でボイスが付いたのは、
3位  「夢見りあむ」(Pa2位)
4位  「遊佐こずえ」(Cu1位)
5位  「佐城雪美」(Co2位)
9位  「ナターリア」(Pa3位)
でした。

「的場梨沙」は10位でしたがPa4位のため、ボイスが付きませんでした。また、「工藤忍」も12位でしたがCu4位のため、ボイスは付きませんでした。
しかし、「的場梨沙」は2019年11月10日にサプライズでボイスが初披露されました。
一方で、「工藤忍」にサプボはなく、「声のない」まま現在に至ります。

2020年の第9回総選挙、2021年の第10回総選挙は、形式が変わり、「総選挙」と「ボイスアイドルオーディション(VIA)」に分かれました。
「総選挙」は、全アイドルを対象にし、上位5名が楽曲メンバーに選ばれるのは変わりませんが、各属性の上位3名での楽曲は無くなりました。
「VIA」は、「声のないアイドル」のみを対象にし、上位3名が楽曲メンバーに選ばれました。「VIA」は4位以下の順位が発表されませんでした。

「VIA」が行われて以降、「古賀小春」を除いて、サプボは無い状況が続いています。

第9回総選挙・VIAの直前である2020年3月31日に、「小関麗奈」にサプボがされています。
ただ、「小関麗奈」は第8回総選挙で48位なので、総選挙サプボではないと思います。アニメ「シンデレラガールズ劇場extra」で初披露されたので、アニメサプボだと思います。
アニメ「U149」でも、話題作りと楽曲展開のために、「古賀小春」以外の「声のないアイドル」にサプボがされる可能性は考えられます。
「小関麗奈」は「レイナンジョー」で活躍した印象が個人的に強いです。楽曲展開のためにボイス実装する必要もあったのかなと思います(ネットニュースになって話題となったあの「特撮ソング」は、「レイナンジョー」でしか歌えない曲調だと思いました)。


3.サプボがあると考える理由

総選挙の結果を踏まえたサプボは、どのような場合にされていたと考えられるでしょうか。

私は、2に書いた「前例」から、
制度上の『環境要因』による不均衡(不公平感)が生じたと認められる場合
不公平な結果を受けた「声のないアイドル」に、サプボがされていたと考えます。

まず、第7回総選挙では、CuとPaとの間での不均衡が生じています。仮に「白菊ほたる」がPaであれば、ボイス実装している状況です。また、Cuの「安倍菜々」が1位になった回でもありました。この不公平な結果から救済するために、サプボがされたと考えます。

次に、第8回総選挙では、第7回との間での不均衡が生じています。第7回のPaは19位でもボイスが付きましたが、第8回のPaは10位でもボイスが付かない状況です。また、Paの「本田未央」が1位になった回でもありました。この不公平な結果から救済するために、「的場梨沙」にサプボがされたと考えます。
「工藤忍」にサプボがされなかったのは、「的場梨沙」に劣る順位であり、サプボは例外的な救済措置として枠を1名に限定していたからではないかと思われます。

一方、第9回と第10回では、「声のないアイドル」のみを対象とした「VIA」を行うことで制度上の『環境要因』による不均衡は無いと判断されたため、サプボ枠は設けられなかったと考えます。

では、SfC形式による総選挙ではどうでしょうか。

私は、「予選」の「組分け」という『環境要因』によって、不均衡(不公平感)が生じる場合があるのではないかと考えています。

例えば、仮に予選Aの5位の得票率が23%、予選Bの5位の得票率が21%であった場合、6位以下の得票率は公表されていませんが、予選Aの6位は得票率22%だった可能性があります。もし予選Bに「組分け」されていれば5位以内に入ることができており、「本選」に出場できたかもしれません。
こういった「組分け」で生じた不均衡によって不公平な結果となったアイドルを救済するために、各予選6位~15位の40名による「プレイオフ」が設けられたと思います。
「プレイオフ」で1位になれば「本選」に出場できます。

しかし、「声のないアイドル」にとって、「プレイオフ」の存在は救済になっていないと考えます。
なぜなら、「プレイオフ」で1位になっても、ボイスは付かないからです。「声のないアイドル」が予選通過を目指すのは、「本選」に出場するためではなく、ボイスを実装するためです。
ボイス実装して楽曲参加し、支持層を拡大させていく中で、「本選」(「シンデレラガール」へ至る道)を目指すものだと思います。

以上のとおり、「予選」の「組分け」による不均衡が生じたと認められる場合、不公平な結果を受けた「声のないアイドル」を救済するためにサプボが行われる可能性があると、私は考えています。

『公平性』が保たれた健全な『自由競争』のされる環境があることで、社会は発展していくものだと、私は考えています。
現実社会でも、例えば、大学入試の共通テスト(センター試験)は学力による競争ですが、選択科目の中で著しい平均点の差が生じた場合には「得点調整」という形で、試験としての『公平性』を保つような例外的な救済措置がされています。

なお、「公平」と「平等」は全く別物です。
「平等」は、三等分のように均等の意味であり、英語だとequality(イコーリティー)です。equal(イコール)の名詞であり、要するに「みんな同じ」です。「結果」の平等と言われるものです。
「公平」は、英語だとfair(フェア)です。「機会(チャンス)」の平等と言われるものです。
「公平」と「平等」の違いは、差が生じることを認めるか否かです。

「自由主義」の国での「平等」は、「公平」を意味します。努力や才能による競争で差が生まれるのは、自由社会では当然であり、望ましいことだからです。
もっとも、その差が「階級」のような形で固定化すると、「公平」を害してしまい、競争はデキレース化して、自由社会は崩壊します。
そういった『既得権』による弊害を防ぐため、「自由主義」の補完として「福祉主義」も掲げて、差をつけられている者が追いつき追い越すチャンスを与える環境作りに取り組むのが、真の「自由主義」の国だと私は考えています。


4.サプボがされる条件と「水木聖來」の可能性

あくまで私個人の勝手な考えでしかありませんが、第7回や第8回の時のように、SfC形式の第11回では「予選」の結果を踏まえた例外的措置としてサプボ枠があってもいいのではないかと考えます。競争の結果に対して、『可哀想』という同情によるサプボではなく、『公平性』という正義によるサプボです。

そのため、SfC方式でサプボされる具体的な条件は、
① 予選5位の得票率を上回る得票率を得たこと
② 組分けされた予選では6位以下となったこと
③ 予選6位以下の「声のないアイドル」の中では最上位であること(同位の場合は得票率が最大であること)
と、私は考えます。

この条件を元に、現状における「水木聖來」がサプボされる可能性を検討します。

「水木聖來」は予選Cで6位のため、②を満たします。予選Dの結果次第ですが、6位なので③も満たす可能性が高いです。問題は①です。

・予選Aの5位「新田美波」の得票率は21.51%
・予選Bの5位「鷺沢文香」の得票率は22.90%
・予選Cの5位「佐久間まゆ」の得票率は21.07%

「水木聖來」の得票率は公表されていませんが、20%程度だった可能性があります。
もっとも、予選AとBの5位の得票率を下回ります。
そのため、予選Dの結果次第です。予選Dの5位の得票率が20%を下回るような結果になれば、「水木聖來」へのサプボの可能性が出てくると考えます。

「水木聖來」にはサプボがあってもいいと思っているので、願望込みでの考察です。
予選Dの5位の得票率を上回ったと思われるのにボイス実装しないという不公平感が生じるのが条件です。予選Dが相当な大混戦になって、上位陣の票が分散すれば可能性があると思います。

5.おわりに(「本選」と「プレイオフ」についての私見)

以上が、SfC形式による総選挙でのサプボの可能性について、私の見解です。

「本選」組と「プレイオフ」組にとっても、「予選」で惜敗した「声のないアイドル」へのサプボは喜ばれるのではないかと思います。
まず、サプボの発表タイミングが「プレイオフ」開始前なら、「プレイオフ」通過が1枠しかない中で、強力な競争相手が減ってくれるのはありがたいと思うからです。
次に、浮動票が集まって「プレイオフ」で1位になった「声のないアイドル」は、「本選」でも浮動票が集中する可能性があります。「本選」は21名のアイドルが対象であるため、169名のアイドルの担当Pの票が浮動票になります。「本選」での1位を目指すアイドルにとって、「ボイス選挙」による波乱要素が減ってくれるのはありがたいと思うからです。
他の「声のないアイドル」にとってありがたいのは言うまでもありません。

サプボを喜ばないのは、『これ以上ボイス付きのアイドルが増えてほしくない』と考えている人なのかなと思います。
私は、この考えに賛同しません。この考えは、「ボイス付き」という『既得権』にしがみついた発想だと思うからです。担当アイドルに人気は無いけど、ボイスがあるという理由だけで、デレステでの出番が回ってくると、自ら認めているのではないかと思います。

私は、「本選」を
『この21名の中で誰が「シンデレラガール」になってほしいか(なるべきか、させたいか)を選ぶ場』
と捉えています。
また、「プレイオフ」を
『この40名の中で誰に「シンデレラガール」へ挑戦する権利を与えるかを選ぶ場』
と捉えています。
そのため、「ボイス選挙」は「予選」の段階で終わらせるべきだと考えています。
「プレイオフ」では、私は、「シンデレラガール」を本気で目指し続ける担当Pが多そうなアイドルを支援しようと思っています。
(次回の「予選」でのボイス支援先アピールのため、「声のないアイドル」が「プレイオフ」を頑張るのは否定しません)
「本選」はユーザーが「シンデレラガール」を選ぶ場であってほしいと、私は思います。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。このnoteが読んでいただいた方の参考になればうれしいです。

【R5.4.30追記】

プレイオフの投票先について、見解を変えました。「水木聖來」にサプボがあれば、投票先を絞れるのだけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?