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【2023旅行記】GWの台北~②交通系ICカードと"MRT"

悠遊卡/ヨーヨーカー

「悠遊卡」と書いてヨーヨーカーという。その字のとおり(?)これ1枚あれば日本のSuicaのように鉄道もバスも乗れるし、コンビニ等で買い物もできる便利なカードである。英語表記では"easy card"となっているが、現地では専ら「ヨーヨーカー」といった方がスムーズな気がした。

この「悠遊卡」、台北松山空港に到着後MRTの改札で購入できるが、コンビニに行くとキャラクターデザインのカードを入手できる。まずは空港のセブンイレブンに行ってみた。レジの前にぶら下がっていた。

日本のSuicaなどは初回にデポジット(預り金)が発生し、返却時に戻ってくる。一方で「悠遊卡」はカード自体を購入する仕組みになっていて100TWD(TWD=台湾ドル)かかる。つまり、初回購入時はカード代100TWD+チャージ額が必要だ。

セブンイレブンで購入時(つまり台湾での初の買い物…!)、カードを選んでレジのお兄さんに差し出したところ、チャージ額はいくらにするか聞かれた。この4日間でどれくらいの交通費がかかるか試算してなかったので聞かれてもわからない。

モタモタしていたら、レジのお兄さんが4日間なら400TWDくらいがよいのでは?と提案してくれてその通りに支払った。チャージは現金のみなので、ここで初めて台湾の現金を使うことになり、さらにもたつく。申し訳ない。

で、結果的に4日間で370TWDを使用した。レジのお兄さんの感覚、さすがである。MRTの運賃は台北周辺で数駅乗る程度であれば1回20~30TWD、バスもそれくらい(もちろん距離に依るので一概には言えない)だから、チャージ額の目安は1日100TWD、遠出をする予定やコンビニでの買い出しで使うなら+αチャージするのが良いのではと感じた。台湾旅行に詳しい人にも聞いてみたいところだ。

悠遊卡 ドラえもんバージョン

「悠遊卡」にはアプリがある。リアルタイムでなく前日までの利用額や残額が反映されるので滞在中は持っていた方が無難。おすすめ情報らしきプッシュ通知も来る(読めないが)。自分のスマホが台湾ぽくなる。
■androidの場合


MRTに乗る

飛行機が「台北松山空港」に着いたので、次のような経路でホテル周辺まで向かった。
・松山機場駅(BR13)→【BR】文湖線(動物園行)→南京復興(BR11) 2駅目乗換
・南京復興駅(G16)→【G】松山新店線(新店行)→中山(G14) 2駅

漢字と読みが日本語とは違うのでなかなか難しいが、【路線記号】やカラーリング、駅ナンバリングでなんとかなる。路線記号の英文字は路線カラーに対応した文字である。例えば、松山新店線はグリーンで【G】、文湖線はブラウンで【BR】など。
そういえば、日本でも2020年のオリンピックを機に路線記号や駅ナンバリングが当たり前のようになった。それが導入される前は日本語がわからない外国人からすればかなり難しかったのではないか。初めての台湾でそんな感想を抱いた。

ちなみに、乗車の際には「悠遊卡」を使った。日本のSuicaよりもう少し長く改札機にタッチする必要がある。Suicaの雰囲気でカードを一瞬だけで離すとエラーになるため、機械が反応するのを確認してからカードを離すこと。沖縄の"ゆいレール"でも同じだ。

南京復興駅の乗り換えはちょっと遠い

松山機場駅から中山駅・台北駅方面に行くには南京復興駅で乗り換える必要がある。最初に乗るBR文湖線は高架上を走る。新大阪の御堂筋線や浦安の東西線(それよりはコンパクト)のような雰囲気がある。一方で、G松山新店線は地下を走るので南京復興駅の乗り換えはエスカレーターを乗り継いでコンコースを歩き少々時間がかかる。大きなスーツケースを持っている場合は10分弱の乗り換え時間を見ておいた方がよい。

中山駅へ到着

「中山駅」と書いてzhongshan駅。ここは三越があるなど大きな駅である。都市の中心駅が「台北駅」とすれば、ここは第2のターミナルか。名古屋に住んだことがある私にとっては、台北駅が名駅で、中山駅が栄駅と言われればしっくりくる。位置関係もまさに似ている。3泊4日間の旅行では、この駅をよく使うこととなった。

こうして初めての台湾&MRTの移動によってホテルに到着。ホテルの話はまた今度。