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アナログの繋がり

そろそろ手紙書こうかな。今朝、ぼーっとしている時間に頭にパッと思い浮かんだ。
私には、この令和の時代に、かれこれ15年以上も手紙のやり取りをしている友人がいる。
もちろん、電話番号も知っているし、なんならLINEで簡単にやり取りができる環境にいるけれど、なんとなく自分たちの中では手紙の方が心地よく、ずっとアナログでのやり取りが続いていた。

専門学校時代の友人で、住んでいる所は私の家からずっと西の方。飛行機じゃないと行けないようなそんな距離感。
学校を卒業してからは、お互いの家の中間地点ぐらいで集まって旅行して、それっきり顔を合わせていない。

一年に数回しかやり取りはないのだけれど、このゆっくりとした情報交換が、現代のタイパ・コスパの速い流れの中ではちょっと貴重な感じがして、私はとても気に入っている。
それは手紙の時もあるし、旅行先で買ったポストカードの時もある。
こういう風に相手の事を考えながら、季節のレターセットを選んだり、旅先で友人に想いを馳せたりというのも文通の醍醐味と言えるだろう。

今回は、先日購入したミッフィーのレターセットにしよう。
色合いがシックで季節感はあまりないけれど、落ち着いた可愛いデザインは私好みだ。
彼女も気に入ってくれるといいのだけれど。

子供も産まれたばかりで忙しいと思うので、お返事はゆっくり気長に待つとしよう。

遠い土地なのでなかなか会いに行くのは難しけれど、のんびりお手紙を交わしてもうすぐ20年、そろそろ元気な顔を拝みたいなと西の空を見上げながら春の風に想いをのせた。

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