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Juicy Talk ONLINE vol.12 リキャップ

7/13に開催した東中野で西式医療を実践されている渡辺医院の渡辺完爾院長をゲストに迎えて開催したJuicy Talk vol.12 ONLINEのリキャップです。ぜひ読んでみてください。

ー西式医療とは?
渡辺医院で実践している医療、それは西勝造氏が昭和元年に提唱した、薬を使わず食と運動をはじめとした生活習慣の見直しで病を治そう、という西式医療がベースにあります。西式医療で特に重要視されていることの一つが「少食」です。摂取カロリーを30%減らすと健康長寿になることが様々なリサーチでも認められていて、少食でいながら体内の循環を良くすることが大きな健康への道筋だと考えられていて、体内の循環を向上させるために簡単な運動も日常生活に取り入れて食だけではなく、体内に滞りがない状態を作り、適正量よりも少なめを食べて、そのエネルギーを活用し、しっかり排泄することで病を治すというアプローチです。

ー断食のメリット
渡辺医院でも生活習慣病の患者さんが多く、肥満の方も増えている。そんな方には断食を推奨しています。断食をして体内に取り入れるエネルギー源が少ないと体は体の中からエネルギーを探し出してくるようになります。体に滞っている余計な老廃物や脂肪などをリサイクルして使い始める、そうなってくると体の中から老廃物が減る、皮下脂肪も利用されて、血管もよく流れるようになる。このように取り入れるエネルギーを減らすことは体内の大掃除になるんです。細胞も活性化して血管も若返ります。断食自体が体にはストレだから他にあまりストレスがない期間にやるべきで方法も様々ですがとにかく超少食でやるのがポイント。体にものを入れないでその環境に体を順応させると、その食べない期間が小腸のメンテナンスになって、腸内環境が変わり宿便も出て爽快感が感じられます。

ー断食の注意点
断食の際の注意点は準備回復食にも気を使う事です。ただ食べない期間だけではなく、断食の日数をかけて準備して断食の日数で回復すること。そして断食のときに泥汁やジュースを合わせて摂るのもおすすめ。断食期間の体の冷えについては、体の消化のエネルギー(仕事量)が少ないからどうしても冷えてしまうその分体を動かせばいい。


ー糖質を控えてビタミンcをたくさん摂る
生き物は糖が好きで糖をエネルギーにしていますが、全般的に糖を過剰にとっている傾向があるから減らす必要があります。加えて人間は犬や猫とは違い、ビタミンcを自力で作れないから外部からしっかりと生きたビタミンcを摂らなくてはいけない。ビタミンcは熱に弱い、加工が進めば進むほど含有量が減っていくので意識して常に生きたビタミンcを摂るように心がける必要があります。


ージュースサラダの別名「泥汁」
渡辺医院では食養生としてサンシャインジュースの「ジュースサラダ」と同じ食べ物を「泥汁」と名付けて処方してしています。患者さんにはこの泥汁とおかずとご飯を1日2回患者食べてもらっています。葉物野菜と根菜の半々で作る泥汁150gをまず最初に食べてもらうことで腸内環境が改善されていくんです。論文にも出ていますが、人の腸内環境は1週間くらいで変わ離ます。1週間とにかく泥汁を中心にして少食の食生活を送って腸内環境をリセットしてその後それを習慣化してもらうアプローチです。肉食が増えると肉を栄養にする腸内細菌が増えてどうしても肉食の量が増えていってしまう、その逆に野菜を積極的に食べると腸内環境も改善されるより野菜中心で体調が良いと感じられるようになります。
食べられる量や好みの内容の違いは腸内環境の違い。生野菜を吸収消化しやすい腸内環境を持っている人はより健康的な食生活ができていくポジティブなスパイラルが作れます。

ーより効果的なデトックスのために
西式医療の考え方には裸療法というのもあります。この目的は皮膚を鍛えること。皮膚も排泄の場で汗をかいたりして体の熱を体外に出す唯一の場。より効果的な排出のために、皮膚の表面もきちんと通りが良い状態を作っておくことが重要。良い皮膚の状態をキープするためには皮膚を鍛える必要があり、そのために裸療法:裸でい続けるのではなく、脱いだりきたり、を繰り返す交代浴のコンセプト、を実践して毛穴も毛細血管も「広げる閉じる」を繰り返させて、循環がいい状態を作るんです。小腸と皮膚は同じで、腸の粘膜も下界とのコンタクトポイント。人間の体はちくわと一緒で内向きの外界との接点が腸、外向きが皮膚、その2つを通して外界とやりとりをしている。


ー薬との付き合い方
西洋医学的に薬をとったり、科学的なものを皮膚からとる(塗ったりとか)すると処理し切れずに詰まりが出ます。でも、それを完全に否定するのではなく、うまく利用しないといけない。薬は本当によくしてくれているわけではないが、補助的に何かを補ってくれます。例えばアトピーなどで痒みが出たら、我慢できない場合はかゆみ止めを使って一時的に炎症を抑えるべきですが、合わせて本当に原因を抑えるための治療に取り組むべきです。そのために重要なのは腸内環境を整える事、生野菜をとることと少食でいる事です。体調改善の為には血液の巡りをよくする努力をして良い血液を体内に回さなくてはいけない。血液の中に全て入っている。また免疫を高めるためにも少食がおすすめで、毎食満足できる量が食べれる今、多くの方が食べすぎて病気になっているからこそ、少食にしt免疫を上げるスイッチを入れましょう。


ー朝食は食べない方がいい?

朝食は抜いた方がいいです。脳の老廃物が寝てる間に戻ってきています。朝は体が処理しなくてはいけない老廃物が溜まっているから朝食は食べずに排出にエネルギーを使うべきです。朝食を食べると消化器に血液を回さなくてはいけなくなって、より消火のエネルギーを使わなくてはいけなくなるから体への負荷が高すぎてしまいます。朝食は食べずに体の中の滞りをスムーズにすることに意識を向けた方がいいです。

ー野菜を食べてストレスを解消する
スポーツの後やよく動く人は生野菜を食べるといい、と西式健康法には書いていあるし、泥汁も大変おすすめです。人は肉を食べると交感神経優位になり、野菜を食べたら副交感神経優位になります。日々の生活の中でどうしても交感神経優位な状態が多い現代だからこそ野菜を積極的に食べて副交感神経優位にするべきです。人間にとって不自然な食べものや生活習慣があるから病気になる。自然に戻る意識を持つべきで、もう昔の時代には戻れないけれど、今の現代にどうやって自然に近い形に食を持っていくことができるのか、渡辺医院でのその答えは少食と生で食べられるものを生で食べるようにする、という事だと思います。

#stayjuicy

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