4/12 に開催したケイマン諸島在住の、Living Food Artist, Aris Latham氏をゲストに迎えたJUICY TALK vol.4 のリキャップです。お時間があるときに読んでみてください。今後もJUICY TALKをお楽しみに。

- 簡単な自己紹介をお願いします。
これまで50年間plant-diet（植物性のもののみを摂る）を実践していてそのうち44年間はliving-food（生きた栄養（＝後術））を摂りながら、カリビアンに住み、食に関わる教育やリトリートを行っている。

- 今のあなたの食生活（植物性で非加熱のもののみ）に至った理由を教えてください。
自分が学生だった60年代はNYに住んでいて、:modern food is a weapon”(近代の食事は武器だ！）というムーブメントがあった。ベトナム戦争があったりして、反戦反暴力だったのと同様、体にとって良くない食が出てきてそれら自分自身を殺してしまうことに対しての運動としてビーガンを始めた、まさに revolutioanry act（革命運動）だったんだ。
さまざまな理由でビーガンになる人がいる。動物愛護や環境問題を考慮して、などいい動機もあるけど、最近は特に商業的なビーガンが多すぎるように想う。自分は加工されているものに対しては懐疑的で、とにかくfresh foodを信じている。

- 健康的な食生活とは？
よく考えてみればわかることで、人間は生物はいつから火を使うようになったんだ！？歴史的に生物は調理されたものを食べる習慣なんてなかったはず。調理されたものは生物学的な自然原理に反していると思っている。医者が増え、薬が増え、医科大学が増えてより多くの医者を輩出している世の中だけどすべてはfood delivery system (食の流通）やmega agri business (工業的な農業）に問題がある。食が商業的になりすぎている。みなさんに僕が伝えたいのは、健康でいたいならば家で自分の食事をいい素材を使って作るようにしてほしいということ。外食の文化が根付いているが、外食はエンターテイメントであり、体にとっていい食事ができることはあまり望めない、なぜならレストランもビジネスであって生物にとって良いものを提供しているケースは少ないのだから。

- あなたが提唱しているSun-Cooked Foodとは？
これまでの50年間のplant-foodを摂取している中で自分もさまざまな進化をしてきた。最初の6年間は調理されたものも食べていた。でも本当に自分にエネルギーをあたえてくれる食が何か気づいた、それが、:SUN-COOKED FOOD:（太陽によって調理された食べ物）だ。世間ではRaw foodと言われることもあるが、自分からしたらRawではなく太陽によって長い時間をかけて調理された食べ物なんだ。
自分の食生活は80%が植物学上フルーツに分類されるものを食べている。これは例えばアボカドやココナッツを含んでいる。そして15%は主にグリーンの葉物野菜、そして残りの5%はナッツや種子類からたんぱく質をとっている。朝は大体正午まではジュースだけで過ごす。これは夜の間に体は断食状態となりそれを正午まで続けて午後の時間に生きた植物を食べて太陽が沈む時間には食事を終えて早めに寝るようにしている。

- ジュースについての考えを教えてください。
毎日ジュースを沢山飲むし、ジュースを用いた断食も半永続的に行っている。ジュースは不溶性食物繊維が取り除かれているから消化器に負担をかけないで栄養を摂ることができる。最近の食生活はただでさえ繊維質も豊富で常に内臓が働き続けている。そんな内臓に休みを与えることが重要で、休みを与えることで体は体内溜まっているものを排出(eliminate)しようとする。だから内臓に負荷のかからないジュースは素晴らしい働きをするんだ。最近の食生活はとにかく食べ過ぎで内臓が絶え間なく働き続けている、Body needs REST!生きた食べ物の中で重要な要素は３つ。Sunshine (太陽）/　Oxygen (酸素）/ Water (水）だ。これらを植物からしっかり摂取するようにこころがけている。しっかりと太陽を浴びて育って、その中に酸素も太陽も含まれている生きた栄養を摂ることを考えればいい。だから自分はあまりドライフードも食べない。水分が少ないし干からびているから。これまでの経験から、もっとも栄養が摂れるのが生きたコールドプレスのジュースなんだ。

- 断食について教えてください。
水だけのファスティングとジュースを使ったファスティング（クレンジング）とどちらがいいかという質問もよく聞くが、まずファスティングのメリットは消化を休ませることができたらいいんだ。そして、水だけの断食（water fasting)についてだが、そもそもその飲んでいる水を考えてみてほしい、どのような水なのか。本来、水も生きていて、その生きた状態のままで容器に入れられたらかびが生えてきたりすると思わない？なのに売られている水はそんなことはない、なぜならその水は死んでいるから。人間が手を加えてあたかも生きているかのように見せかけているんだ。だから水を飲むのも良いけど、生きた水を飲まなくてはいけない、化学の力で本来素晴らしいはずの水を生きているようにみせかけて保存してあるものを飲むのではなく、生きた水分を摂ることが重要で、自分にとっての生きた水分、それは植物の中に含まれている水分だ、植物が土の中から水分を吸い上げて自分たちの為の栄養として含んでいる本当に生きた水分だから。だからジュースファスティングの方が効果も高いと思うし、体は感じると思う。自分は植物の水しかここ40年飲んでいなくて、特におすすめなのがヤングココナッツウォーターで、自分はココナッツが育たないところでは生きられないと思っている。他にも、スイカもいいし、柑橘も最高の水分だ。

- living food（生もの）を食べていて冷えませんか？
人間の体はとても賢く作られている。寒いNYに住んでいた時もliving foodを食べていて、加熱調理されたものは食べていなかった。まずみなさんに知ってもらいたいのが、人間はlife force（「生きるための力」という酵素：別名酵素バンク）を体に備えていて、それはストレスとか食べ物がもたらす体への負荷（消化の負荷や、化学的なものを食べたりすること）でどんどん減っていってしまう。体が温度調整をしなくてはいけない時もこれは一緒で、あまりにも冷たすぎるものや熱すぎるものを食べたり飲んだりすると、体内に入るまでの間に体が温度調整をするので体の中に蓄えられていた酵素をすり減らしてしまう。温かいものを飲んだり食べたりして体が温かいと感じているのはただの初期感覚だけで、実際は体にとっては負荷がかかってしまっていて、それはまるで馬に鞭を打ち続けて走らせているのと同じ状態だ。馬は鞭を打たれたら無理をしてでも走るけれど、冷たすぎたり熱すぎたりするものを取りすぎるのもそれと同じで体に鞭を打っている状態だ。だから本当に生きた酵素を含む物を自然界に存在するのに近い温度で摂ることに体が順応していけば冷え感じないし体調も良いんだ。

- 今のコロナウイルスの状況についてどう思いますか？
とにかく今の現状、今いる場所を受け入れなくてはいけない。過去の50年が今の自分を作っているからウイルスがあろうとあまり影響なく、自然に近くいようとしている。そして、自分の中でPLANをもってそれに忠実に生きなくてはいけない。自分の中でのPLANは自分の人生に責任をもって、victimizeしないこと。そしてこれらはすべて「食」から初めっていて、例えば自分が食べる物がなかったとしたら食べない。食べる量も少なくする。みんな食べすぎなんだ。そういうことに忠実に生きてきたことでどんなことが起きても受け入れる準備ができている自分がいるんだ。自分はlife forceを無駄遣いしないで、体が発してくるシグナルを聞いてそれに忠実に生きれているんだ。you are the only one that matters. 、food is the main spark in your life. 薬や奇跡だと言われるサプリメントではだめなんだ。 利益のための「食」じゃなくて、本当に良い「食」をみんなで実践しよう。

- 最後にメッセージを。
60-70年代から比べて現在は工業化や都市化で皆が自然から離れすぎた生活をしている。そしてorganic food, raw food, natural foodといったものが商業的になりすぎて、重要だった”フレッシュであること”が忘れられてしまっている。みんなきちんと覚えておいて欲しい、「食べ物は腐る」ということを。何日も何日も日持ちするものじゃなくてすぐに腐ってしまう生きた食べものを食べるようにしよう！your body is the only thing you own. 加工されているものばかり食べていたら医者に行くことになる。食べものの中に存在する生命（LIFE in your FOOD） が人間を作るんだ。生きた食べものを食べよう。 you only got one life, wake up people.