見出し画像

文頭に「なので」を使っていませんか?

記述の答案を見ていると。

「〇〇は無表情になった。なので△△は感情を読み取ることができなかった」

のように、文頭に「なので」を使う生徒さんが多く存在します。

これは口語的な表現としてはよく使いますが、文字で書くときはやっちゃダメなんです。

・・・ここまで読んでくれた小学生のみんなの声が聞こえてきました。

「キョウコ先生・・・あなたの心に・・・直接語りかけています・・・くちごって何ですか?・・・オシエテクダサイ・・・・」

そうだねまずは「口語」から教えよう。

まず読み方は「こうご」です。「くちご」じゃないよ!そして意味ですが、ものすごくざっくりいうと「話し言葉」という意味です。日本語には「話し言葉」のほかに「書き言葉」という表現があって、これは口で話す時ではなく文章を書くときだけに使われる表現です。

入試問題は筆記試験なので「書き言葉」で書かれなければなりません。ですから話言葉を使ってはいけないのです。

どうだいわかったかい?

では、「なので」の正しい使い方や、その代わりになる言葉を教えるよ。


ここから先は

1,364字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?