育休中の話です。最後の足掻きとしてワンオペで電車旅行をしてきました。
現地で私の両親と合流するので完璧にワンオペなわけではありませんが、現地までの電車は少なくともワンオペ…育休中に何かやらなきゃもったいない気がする！ということで無謀にも思いつきで行ってきました。長文になりますがそれはもう大変だけど楽しかったのでお付き合いください〜。

1、持ち物(充電器など自分の細々としたものは省きます)

・ベビーカー
・着替え2セット(靴下や下着などはここに含みます)
・パジャマ
・オムツ12枚(長女はトイトレ完了しているので次女分のみ)
・おしり拭き
・手口拭き
・保湿剤
・マンチキンのコップ
・食材を切るためのはさみ
・↑2つを洗うための使い捨てスポンジと小分けした食器洗剤
・シールブック4種類ほど(長女分と次女分とに分ける)
・長女用ワークと筆箱(かなりもたせることができる)
・おやつ
他に抱っこ紐を持って行きましたがほとんど使いませんでした。

2、前日準備

荷物の準備と共に長女に次の日の旅行について説明してみました。
今流行りの？探求ノートを長女用に用意してみたので、
・スケジュール
・利用する交通機関
・地図
・もちもの
を書いて渡してみました。ひらがなカタカナを読むことはできるので何度か開いては確認していました。当日も「◯◯線に乗って◯◯に行くんだよ！」「まだかなまだかな」と楽しみにしていてくれて書いて良かったなと思いました。

3、1日目

午前中

次女の慣らしがてら一時保育へ。長女とべったりで過ごすことにしました。(次女が生まれてからというものなかなかこういう時間を持つことができないのが悩みです…。そのせいか夫のことを「好き好き〜！」って感じで、そりゃ夫が世話する時は私と2人体制なんだから十分愛情を注げるでしょうよといじけてみたりもします)
べったりといっても本人の希望で釣りのごっこ遊びをして過ごしました笑。

昼過ぎ

長女と共に昼食を済ませて次女を迎えに行き、3人で最寄りのバス停をいざ出発。
次女は今までの感じだと一時保育で疲れ切ってすぐ寝てしまうかなと思ったのですが、いつもと違う様子に気づいたようでバスの間と大きな駅に行くまでの電車の中は起きていました。
最寄り駅から大きな駅への電車をゆっくりの車種にしたにも関わらず早く着いてしまったので探索。小さい頃から好きな東京ばな奈を長女にも食べさせてあげようと購入。本屋でも行くかと移動していましたが時間がなくなりホームへ移動。

電車内

次女はこのときすでに寝ていましたが、長女は足をそれはそれは楽しそうに揺らしながら窓の風景を眺めていました。
座席は車両内の一番前にしました。しかし、思いがけずベビーカーが入り切らず困りました……A型ではなくB型のベビーカーならどうにかなったのかもしれません。
良かったこととしては停車駅もノートに書いてあったので「まだ？」「あと何駅？」とは聞かれなかったこと！(やってよかった！)
あと20分で到着というところで長女が寝始め、膝に頭を倒してあげました。
海が見える側に席をとっていたのに海が見える前に寝はじめてしまったけど、この時点でもう十分に「思い切ってワンオペ旅行をやってよかったなぁ」と幸せを噛み締めていました。
そう、この時までは……。

到着

温泉で有名な駅が近づいてきました。降車駅です。
長女に声をかけました。
起きません。
今度は体を揺らしてみました。
起きません。
電車が駅のホームに滑り込んでいきます。
もうこの時点で覚悟を決めて、長女をおんぶしました。長女のリュックはベビーカーに乗せ、長女のおんぶは片手で支え、まだ寝ている次女のベビーカーも片手で押し……。
汗を垂らしながら降車しましたが、私が降りたところはエレベーターまで遥か遠いところ。
それはもう必死に片手でおんぶ片手でベビーカー、時にはベビーカーをお腹で押して進みました。
エレベーターにやっと着きました。
まさかの長蛇の列。
その誰もがベビーカーやトランクを抱えていて、エレベーターがびっくりするくらい小さくて。
ただでさえ電車が遅れていて残り5分でホテルの送迎バスに乗らなくてはいけないのに……もういいや30分後にもう1本バス来るし、と列を見て開き直りました。
それよりも、背中の長女が明らかに起きています。
「エレベーターが来たら降りてね」とそれまでは頑張ることにしました。

温泉街探索

やはり送迎バスは出た後でした。駅前に仲見世通りがあったのでそこを歩いてまわりました。温泉まんじゅうとみかんジャムを長女と一緒に選び、夫へのお土産は早々にクリアーしておきます。
久々にこういった観光地に来たからか平日にも関わらずすごい人出でした。みた感じ、大学生が多そうで春休みを実感しました。
たこ煎餅やお団子、かまぼこ……たくさん魅力的なお店が軒を連ねていましたがそのどれもに長蛇の列。これはもう眺めるだけにしようと通り過ぎて駅ナカの食品街にも入ってみました。その土地の特産物を見るのも良い経験ですね。

バスからの旅館

バスがやってきました。この時、次女がやっと起きました。12時くらいに出発して12時半くらいに寝て、到着は14時半、バスは15時だったので良い具合に寝てくれました。人の行き交う中でおんぶしてうろうろしたのはさておき電車内の癇癪などには遭うことなく心穏やかに移動できたのは幸いでした。
バスは狭い道をくねくね曲がりながら進みます。その度に長女と運転手さんすごいねぇと話していました。

旅館到着

旅館の方が荷物を運んでくださり、客室に通されました。
お茶も出してくれたり至れり尽くせりです。
大きなお部屋で、オーシャンビューにびっくりしつつ、長女次女による探検が早速開始されました。
となりのトトロのさつきちゃんとメイちゃんを見ているかのように長女の後を次女がついて行きます。長女が開けられない扉の下の隙間から様子を窺おうとして次女もすぐに真似してみたり。微笑ましい。
そういえば笑ってしまったのが次女がさも当然のように和室の座椅子を引いてすっと座ったこと。最初にすることがそれ！？人生2周目かな！？ってなりました。そして当然のようにそこに用意されていた茶菓子に手を伸ばしていました。まだ食べられないし大人の分だけなので止めましたが笑。

両親合流

40分ほどして私の両親が車で到着しました。帰りは車に乗って帰ります。
長女次女も揃って「ばぁば！じぃじ！」と大変な喜びよう。
両親も顔を綻ばせながら相手をしてくれました。
この時、16時ごろ。夕食は18時からの部屋食なのでそれまでにお風呂を済ませてしまうことに。
オーシャンビューのお風呂を長女次女と共に満喫しました。

食事

部屋食って本当に楽でありがたいです。
まぁ、和室で畳に座ってなので隣から長女も次女も「これを食べたい」と私のご飯を狙ってくるのですが。それもまた楽しいです。
人手不足とのことで配膳にだいぶ時間がかかってましたがそれは仕方のないこと、このタイミングで電車の中では活躍していなかったシールブックを出しました。

就寝

夕食が終わったのが20時ごろ。歯磨きなどを済ませてすぐに就寝の方向へ。
和洋室だったので和室に2枚布団を敷いてもらい、私を挟んで長女次女と川の字フォーメーション。洋室は両親が使います。
私は疲れ切っていたので早く寝たかったのですが長女次女は興奮して寝られそうになく、どうどうと制しながら寝たのはおそらく21時くらい。
寝かしつけてから起きて両親としっぽり話を楽しむなんてことはできませんでした。
ちなみにやっぱり刺激的な1日だったからか長女は2回、次女は3回起きました……。

4、2日目

起床

6時半ごろに長女次女と共に起きました。いつもは5時起床の2人なので本当に合格点です、が、いかんせん夜泣きが多かったので寝た気がしません……。
先に母が起きていました。朝日できらきらしている海をみんなで眺めて、良い経験だなぁと噛み締めました。

朝食

いつもは5時に朝食を食べている長女次女ですが、この時はなぜか待つことができました。朝食は長女も次女もご飯のみが準備されているプランだったので私のご飯を分けて……というより生もの以外ほとんど食べ尽くされました……いいんです、2人が満足いくなら……。

朝食後

2人ともお腹は満たされたけれど夜ちゃんと眠れなかったのもあり、ここからが一番大変でした……不機嫌に喧嘩を始める姉妹、対応する私、トイレに行ってと言ったのに無視する長女……旅行の最後にこんなのってないよと思いましたが、母は「孫と行く旅行は楽しかったよ」と言われたのでめげずにまたチャレンジしようと思います！
帰りの車の中では2人とも爆睡で、渋滞にも遭わずにスムーズに帰れて良かったです。