見出し画像

アイスランド旅日誌 (2)

出発は11月21日(日)。
僕が住んでいるのはCaliforniaカリフォルニアSan Franciscoサンフランシスコ湾地域です。今日はSan Joseサンノゼ空港を利用しました。空港までは20分ほどですが、起床は3時。と言えばまだ真夜中ですね。眠かったけれども飛び起きて、これが実質的な旅の始まりでした。

3時50分にはサンノゼ空港に到着して、通関の列に並びました。ここで時間が掛かっているのは Covid-19の検査関連のためです。この時ばかりでなくIcelandアイスランド到着の72時間前(19日)にはサンノゼの医療検査センターへ出向いて検査を受け、感染していないことを確認する必要がありました。その証明をメールで受けてプリントし、ワクチン接種証明のコピーと合わせておくという気の遣いよう、まぁ時間と手間は掛かったけれども、これくらい配慮してくれるのは安心です。

空港は早朝ということもあって、閑散としたものでした。何しろ早朝4時前ですからね。しかし、受けた印象はというと(旅行者は増えてきているんだな)というものです。最初は人がまばらだったこともありましたが、三々五々旅行客が増えてくると、隣人との距離はもう気にしてはいられないですね、ましてやいったん機内に入ったらそんなことは言っておれません。日常の生活をしていれば Covid-19への配慮は当然のように行われていますが、旅行者は(マスク着用は当然でしょうが)日常から一歩外へ出た集団、こうして徐々に旅行者から感染対策への意識が緩んでくるのではないかと思えました。

などと勝手なことをぼんやりと考えながら、いよいよ Icelandへの旅です。まずサンノゼからSeattleシアトルまで北に2時間、そしてそこで乗り換えてシアトルから Keflavikケフラヴィク空港へ。この空港の名前はあまり知られていないでしょうが、アイスランドの首都Reikjavikレイキャヴィクの空港です。 航空会社は Icelandairアイスランドエア、初めてなのでどうかなと思っていたらなんと、非常に清潔で機体も新しいものでした。記録しておくべきこととして、このフライトでは食事が出ません。シアトルからのフライトは8時間近くですから、機内で何か注文をすると、これが極めて高い。サンド バゲット1つと白ワインの小瓶で 30ドル(3,000円)でした。事前に買っておけばよかったと一つ反省。
出発時刻は1時間ほど遅れてほとんど午後4時でした。到着予定は現地時間で翌朝の6時15分、機内でしっかり眠っていければ初日から時間を有効に使える、という計算が大きく狂うことがありませんように。

と祈るような思いで寝たり起きたり、そうするうちに我々のアイスランドエア機は予定より早く、午前5時40分に着くことができました。最初に抱いた好印象が、これでさらにアップです。アイスランドエア、オススメですよ、アイスランドに行く時はアイスランドエア、使ってくださいね。

そうして初めてやってきたアイスランド、そのケフラヴィク空港は清潔で大きかった。まぁ大体空港とはそういう印象を受けるものですが、到着したら機内からゲートに出て、それから通路を歩き、階段を上り、また長い通路を歩きました、というか歩かされました(というのが旅に疲れた僕の印象でした)。個性的だと思ったのは待合に設置されていた長椅子。

画像1

うーん、これはユニークですよ。とても座る気になれない。このデザインの長椅子が空港のあちこちにあって、それだけは忘れられません。^^

それからその先に免税店があって、アルコールが棚にいっぱい並んでいました。この国ではアルコールが特に高いそうで、ビールまで並んでいるのには呆れたものです。こういうものを免税店で買っていくんですね。僕らはシャンパーニュを買いました。この旅の最終日が直美の誕生日なので、その日の乾杯のために。

到着後の空港では通関までは時間がゆっくりと流れます。その後の検疫・通関から解放されると、急に時間の流れが早くなるものですが、疲労と時差のために注意力が落ちていて、どうやってロビーへ出てバスに乗ったものやら、もう記憶が漠然としています。とにかくバスに乗り込んで、レイキャヴィク市内のバス ターミナルへ行き、そこでホテルまでのマイクロ バスに乗り換えるという段取りです。しかし、まずひとたびエアポート バスに乗るともう安心、早朝の暗闇をひたすら街の中心に向けて走るバスの中で、暗闇に目を凝らしていましたが、時差の疲れから注意力がまた散漫になり、僕たちは気持ち良く眠りに落ちていきました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?