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【全文 文字起こし】 news23 菅義偉首相インタビュー2020年12月21日

2020年12月21日、TBS系列「news23」に菅義偉総理が出演。事前収録されていた約20分間の単独インタビューがノーカットで放送され、大きな注目を集めた。これまでテレビで放送されてきた菅総理の国会やグループインタビュー における受け答えは、あたかも質問に回答できているかのように編集された映像が大半であったが、今回は約21分間にわたる質疑がノーカットで放送されてしまったため、総理の回答がことごとく質問とズレていることが露呈したからだ。

その様子は下記のノーカット映像で確認できる。

本記事では、この約21分間の質疑の全文を書き起こす。

<表記の注意事項>
・発言内容は「えー」などの言い澱みを含めて、そのまま書き起こす。読解が困難な言い間違いが頻発した場合であっても、発言のまま書き起こす。
・発言者名は【 】で囲んで記載する
・質問内容に当たる部分、重要と判断した部分は太字で記載する
・用語や背景知識は*で補足説明する
・発言者の様子、発言の補足は( )で記載する

新型コロナウイルス

【メインキャスター・小川彩佳】
総理、今夜はよろしくお願いします。
【自民党・菅義偉総理】
よろしくお願いします。
【メインキャスター・小川彩佳】
主に新型コロナをめぐる対応について、お話を伺ってまいりたいと思っているんですけれども、その前にまずは、イギリスから非常に気になる発表がありました。
あの、従来のものよりも感染力が強いという新型コロナの変異種が拡大しているという報告があったということですけれども、総理にはどのような報告があったんでしょうか?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、英国政府の発表を踏まえてですね、えー、直ちに厚生労働省、えー、ウイルスの専門・・、厚生労働省とウイルスの専門家、国立感染症研究所ですか、ここですぐ対応しました。で、対応した結果ですね、えー、同じような変異をしたウイルスは現時点では・・、おいては無いと。まあ、そういうことの報告を受けています。
【メインキャスター・小川彩佳】
はい・・・・。
【アンカー・星浩】
ヨーロッパとか中東で、あのー、入国停止措置をやってますよね。そこは日本はどうですか?
【自民党・菅義偉総理】
ここは、日本は、あのー、イギリス政府と緊密に連携しながら。ただですね、現時点において上陸拒否対象国に今なってますので、特別の方限りですよね、日本に入って来れるのは。例えば日本人の方でイギリスに住んでらっしゃる方とか、あー、1週・・、1日1人か2人だそうです。それで、そうした人もちろん検査します。それで陰性でも14・・、14日間、あのー、隔離する。まあ、そういう体制でありますので、そこは大丈夫だというふうに思っています。

*「イギリスからの入国が1日1人から2人」という菅総理の発言の真偽について、翌22日の野党合同ヒアリングで厚労省は「11月29日からの一週間でイギリスに滞在歴のあった方の空港での検査数が692名うち陽性となった方が2名。総理は陽性の方の数字を述べておられたのでは」と回答。

【メインキャスター・小川彩佳】
今後、水際対策を強化されるという考えは今のところは?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、ですから、今のままの中で、ただ、1日に1人ぐらいですから。そこは、今対応できますから。さらに厳しくする方向というのは当然イギリスとの間で、今、あのー、交渉してます。
【メインキャスター・小川彩佳】
そして、国内では新たな感染者が連日3000人近くという中で、非常にこの感染が拡大している。これが止まらない傾向が続いているわけですけれども、残念ながらこれまでの感染対策、成功とは言えないと思うんですが、振り返られまして総理としては何が足りないという風にお感じになっていますか?
【自民党・菅義偉総理】
まあ、ここは非常に、えー、難しいですよね。ただ、あのー、過去の、今日までのですね、各種効果で、やはり飲食。まあ、ここを重点的にやろうという、そこが可能性としては高いだろうという、先生方思ってますんで、そこを中心にですね、えー、今やってます。えー、確か、あの、勝負の3週間。これ終わった後も増えてますけれども、当時は東京・大阪・札幌、おー、このー、3つ、3県だった。今、15県くらい都道府県は、こう広めてですね、えー、そこの飲食の時間短縮を要請しています。で、国もですね、地方自治体の人がそうしたことをできるようにですね、えー、従来は最大60万円の保証が応援だったんですけど今120万にしました。特に年末年始ありますので、まあ、そういう形で多くの地方自治体からですね、そういう支援のお金関係なくですね、心配しないで出来るような体制というのを今つくっているという、まあ、そういうことです。

*年末年始の時短要請に応じた飲食店への時短協力金は従来の60万円から120万円に引き上げられた

【アンカー・星浩】
まあ、本来、あのー、年末年始っていうのはですね、帰省をしたり遊びに出掛けたりですね、それから、まあ、商売の人も年末年始でいろいろ商売ををやろうっていう人が多いわけで、まあ、本来ですとね、その年末年始にもうちょっとこう活動ができるように、それこそ勝負の3週間の頃にもうちょっと厳しめの対応をやってれば、まあ、ちょっとこの仮定の話で恐縮ですけども、そこでこうもっとブレーキを踏んでいればですね、年末年始もうちょっと楽しく過ごせることになったんじゃないか。そこは、その政府の判断にちょっと抜かりがあったじゃないかと。
【自民党・菅義偉総理】
まあ、これ、ただ私ども判断をして実行に移す場合ですね、専門家の委員会というのがあります。その先生方から提案を頂いた中で政府としては対応してきている。まあ、そういう時も、ステージ3、感染拡大が増えているところですね、ここについては時間短縮ということでさっき言った、えー、東京とか大阪、札幌の3ヶ所だったんですね、当時。そこは時間短縮をやっています。
それと、GoToトラベルについても一旦停止をしたらということの提案を頂きましたので、えー、今そこは停止をしております。さらに愛知県もそうですかね。えー、それと、まあ、年末年始は全国でGoToトラベルについては一旦停止をさせていただく。まあ、そういう判断を致しました。
【アンカー・星浩】
あのー、連日与論調査で支持率が下がってですね、その感染対策を評価しないという国民の声も出ているんですね。それからもう総理のその会食についても批判が出て、まあ、あのー、会食そのものということもさることながら、私は、そのー、感染に対する恐怖とかですね、それからその商売がなかなか難しくなった。それから、まあ、医療現場の人たち非常にも悪戦苦闘している。そういう悲鳴のようなものがですね、総理に届いているのかどうかというところがちょっと気になるんですね。そこはどうでしょう?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、私どもですね、やはり例えば今回、えー、飲食の時短お願いする、そうした方にもこの年末年始のある意味で一番この書き入れ時ですから、まあ、そういう意味合いで、まあ、協力金というんですかね、おおよその、些少ですけども、倍にさせて頂くとかですね。あるいは病院ですね、非常にこれ逼迫をしています。そこで今度の新しい経済対策で1兆4000億円、えー、コロナのために、えー、例えば病床を空けているところとか、そういうところの支援策として対応しています。それとか、あのー、他の病院からコロナ対策の病院に応援に行く場合、これも医師・看護師もですね、えー、その支援金というものを倍にしました。

*新型コロナウイルス感染症対応を行う医療機関に医師・看護師・薬剤師などを派遣する場合、派遣元への人件費補助額上限は12月14日から2倍に引き上げられた。

【自民党・菅義偉総理】
まあ、こういうことをやらさせて頂いて、少しでもそういう応援をできるような環境というのをこれ今つくってます。それとあとは、あのー、逼迫しているこの保健所にも国から応援に行くとかですね、あるいは北海道とか大阪とか、ちょっとひどかったですね、えー、そういうところに政府から派遣に出して、また自衛隊を出すとか、まあ、そういう体制はしっかり整えさせて今頂いているんです。
【メインキャスター・小川彩佳】
そうした手を打って、・・(星氏が話し始めたため、譲る)
【アンカー・星浩】
官房長官の時にね、毎晩その二階建てというんで、そのー、情報収集を熱心にされたのを私も取材をして、えー、存じてはいるんですけども、やっぱり総理大臣と官房長官、違いますのでね、総理大臣は毎日、あのー、総理動静が全国民に見られるわけですよね。その辺、やっぱりちょっと注意を怠ったなという意識はありませんか?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、ただこの間のですね、今話題になってますのは、やはりこれ本当に、いー、大いなる反省をさせて頂いています。

*菅総理はGoToトラベル停止を発表した12月14日夜、ステーキ店で会食した上、人数は政府が注意を促している「5人以上」にあたる8人であったため、大きな批判にさらされていた。

【自民党・菅義偉総理】
ただ私自身どうしても今まで朝昼晩とですね、食事、会食とよりもいろんなお話を伺う。まあ、そういうことで知識を入れながら何が一番対策として良いのか、まあ、そういうことをやってきました。

*問題となっている12月14日の会食の相手は、自民党・二階俊博幹事長に加えて、プロ野球の王貞治氏、俳優の杉良太郎氏ら。感染症対策の関係者は特に居なかった。詳細は参考記事参照

【自民党・菅義偉総理】
でも、やはり今度のことをきっかけにですね、まあ、慎重にいろいろ考えながら行っていきたい。こういうふうに思います。
【メインキャスター・小川彩佳】
様々な手を打ってこられたというのは、あの、先ほども話にもありましたけれども、そうした手があったにもかかわらず、やはりその世論調査などで今日も朝日新聞の調査では39%と支持率が急落している。こうした国民に届いていないというのは、どういうことだったとお考えですか?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、まあ、いずれにしろ結果ですから、やはり、このコロナ対策、結果を出すことが大事だというふうに思っています。やれることは、あー、全てやるというですね、意識の中で先頭になって取り組んでいきたい。こういうふうに思います。
【アンカー・星浩】
緊急事態宣言について、あのー、知事会の方からですね、場合によってはそういうことも考えざるを得ないんじゃないかという見方も出てまして。総理の頭の中では、そういう、まあ、危機管理っていうのは、あの、最悪の事態を考えるということからするとですね、緊急事態宣言っていうのはちょっと頭の片隅にあるんですか?
【自民党・菅義偉総理】
まあ、あのー、いずれにしろ先ほどから申し上げてますけど、やはり尾身会長を中心にですね、えー、そうしたことについた相談をさせて頂きながら、まあ、政府の今対策を行っているんですけど、まあ、先般の尾身先生はですね、まだそこは無いということを言っていらしたと思います。
【アンカー・星浩】
緊急事態宣言じゃない場合は、まあ、GoToの全面停止というのを決めたんですけど、それ以外に何か打つ手があるということですかね?
【自民党・菅義偉総理】
やはり、飲食店の時間対策、時間短縮ですね。これが先生方の評価高いんです。ですから、そこを、まあ、中心にですね、これ、交付金も用意してますので、地方自治体の皆さんは協力金を全く心配しないで、そうした短縮をですね、あの、増えてきているところについてはやってほしいなというふうに思っています。そうしたところに、まあ、国としても毎日こう連携しながら増え始めそうだとか、そういうところに事前に対応策というものお話をさせて頂いている。まあ、そんな状況です。
【アンカー・星浩】
そうすると飲食店の、そのー、時短営業で10時までのところを8時までにするとか、そういういろんな対策は今後検討の余地があるということをした上・・
(発言途中に菅総理が回答を始める)
【自民党・菅義偉総理】
それを広めていきたいと思います。ここは、あのー、非常に効果があるということを委員会の先生方に提言頂いてますので、えー、そこを中心にやっていきたいというふうに思います。
【メインキャスター・小川彩佳】
あの、今後の鍵となってくるのがやはりワクチンですけれども世界ではすでに接種が始まっています。日本では早ければ2月にもという話もありますけれども、総理はいつ頃という風に考えていらっしゃいますか?
【自民党・菅義偉総理】
まずワクチンについて米国の会社から12月18日に特例承認を求める申請があり、また国内治験では2回の接種これすでに終わっています。そして来年2月までに主要なデータ、これがとりまとめられる予定であります。で、今後、治験などのそうしたデータ、しっかり審査した上でですね、えー、全国の国民の皆さんに人数分だけは確保してますので、えー、体制を整えている。ただ、その場合やはり安全性、えー、有効性、こういう確認も大事ですから、そうした事を確認ができたら一挙にスタートできるようにですね、官邸にその対策チームつくってます。例えば厚生労働省だけでは、この、70度ですか、それを運ぶ車、ここは国土交通省。地方自治体にお願いするところは総務省とか。あー、運ぶ車の冷凍庫をつくるのは経済産業省とか。これ全部分かれているんです。そこは官邸にしっかりしたチームをつくって、えー、安全確認されたら一挙に、この接種できるようなそんな体制を今つくっているところです。

桜を見る会

【メインキャスター・小川彩佳】
さて、ここからは来年までこう続いていく、その他のお話しを伺って参りたいんですけれども、国会ですよね。やはり注目は。
【アンカー・星浩】
まず、いくつかそのテーマがあるんですけど桜を見る会、ここに来ていろいろその安倍総理の国会招致とかいう話がありまして、もちろん、そのー、これは国会で決めることなんですけど、菅総理について私2点お聞きしたいのはですね、一つは、そのー、やっぱり7年8ヶ月官房長官やられて、安倍総理の側にいらっしゃってですね、この桜を見る会の公私混同といいますか、その部分について総理ちょっとここは問題ですよという、そのー、諫言をする、うー、ことができなかったのかどうかってのは1点と。もう一つ、あのー、総理ご自身もですね、国会で、あのー、安倍総理が答弁したことが正しいんだと断言されたこともあったりして、総理ご自身の国会答弁に対する責任とあるんですけど、この2点についていかがでしょうか?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、桜を見る会、こう長年続いてきていますよね。そういう中で、あれだけ広いところですから、多くの人に来て頂いたのがいいなという、まあ、そんな感覚てやってました。まあ、それ自身は、あー、そこで、まあ、今、テレビ映ってますけど、
(2019年4月の桜を見る会の様子がスタジオに映されている)
出席者挨拶をして、これー、海外のそれぞれの高官の方とかですね、来てたんですけれども、そういう意味で特別その目立ったというのは、それは無かったと、気が付かなかった、無かったと思います。
まあ、それと私の国会の答弁ですけど、やはり、まあ、政治家というか、その閣僚ですよね、政府運営は自分の国会の答弁にはやはり責任を持つべきだ。そこはそういうふうに思っています。ただ、今まだ刑事告発がされて、捜査が行われている最中ですから。どういうふうになるか分かりませんので、そこが国会の答弁について、やはり責任を持つべきたということは私は、あのー、閣僚になってからずっとその上で今日まで来てます。
【アンカー・星浩】
そのー、政治家にとっての責任という言葉、非常に重い言葉だと思うんですけど。そのー、総理がその責任を果たすという場合、どういうことを考えられてるんですか?
【自民党・菅義偉総理】
いや、ですからその答弁を正しかったかどうか分かりませんから。私、正しいと思っていますから。そこが、どのようになるかということによって違ってくるだろうと思います。

*このインタビューが行われた12月21日、衆議院調査局は安倍晋三 前総理の桜を見る会の国会質疑における虚偽答弁が118回に上るとする調査結果を発表している。詳細は参考記事を参照

日本学術会議

【アンカー・星浩】
それから、あのー、これは来年に持ち越しになると思うんですが、例の学術会議の問題です。私もその言論にずっと携わってきた人間としてですね、1つ気になるのは総理がこれは、そのー、内閣の人事権の1つだということなんですけど。そのー、たとえば経済政策で総理がその役所の局長を変えるというようなことであればですね、もう経済政策がうまくいかなかった場合は政治家が責任とればいいわけです。学問についてはですね、例えばこの今言ってる学説が10年後に実は正しかったというようなこともあるわけで学問にとってその政治家のその人事のあり方はその局長の人事とちょっと違うんじゃないかと私は思うんですけど、そこはどういうふうに考えてらっしゃいますか?
【自民党・菅義偉総理】
あのー、私もそこはですね、この学術会議について私ずっと疑問に思ってたのはですね、特定の大学にものすごく偏っているんですね、出身校を含めて。これ1949年にできましたから、そこからなかなかまだ変わってないじゃないかなと思ってました。

*任命拒否された6名には、会員がゼロである東京慈恵会医科大の小沢隆一教授や会員1人の立命館大の松宮孝明教授も含まれている。偏りを正すという菅総理の説明は矛盾している。詳細は参考記事を参照

【自民党・菅義偉総理】
それで、その会員の人というのは210人いらっしゃるんです。その他に協力会員ですかね、が2000人いて、この人たちの枠、枠の中に入っていなければ、推薦をされない仕組みになってるんですよね。会員になれない仕組みなんですよ。
【メインキャスター・小川彩佳】
今回、任命拒否された慈恵の先生などは、ま、慈恵の方というのは1人しかいらっしゃらなかったわけですよね。
(任命拒否された6名の大学名と氏名が映されたスクリーンの中から、東京慈恵会医科大の小沢隆一教授を小川氏が指し示す)
【自民党・菅義偉総理】
いや、あのー、全体の中で出身大学とかいる中で、やはり、その2200人の方と何らかの繋がりがなければなれないんですよ。それで、そういう研究生と学者と言われる方、日本に90万人。ですから、辞める方がもう推薦して辞める時にいけるとか。あのー、やはり私はここはですね、私、自民党総裁選挙の時に、えー、縦割り、既得権益、悪しき前例主義、これを打破したい。まあ、そういう思いでした。まあ、そういう中でこの90万人いらっしゃる中で、限られた人の中から、こう毎年毎年選ばれてくることについては私はそこが疑問を持ってました。まあ、そういう中でこの国会で、えー、答えは答弁控えさせて頂きます、こう言われましたけど、任命すると、公務員なんですよね。ですから、公務員なぜ、理由よく聞かれるんですけど、こういう理由じゃダメだから任命しませんでしたとは言うべきじゃないと思っています。他の公務員と同じでありますから。ただ、この学術会議に国民から理解されて、よりよいものにしていきたいという思いは、あー、思ってまして、まあ、梶田さん、新しい会長、梶田さんとは、そういう中でですね、理解されて、国民から理解されて、より良いものにしましょうということで一致しているんです。今、そうした方向に向けて、井上担当大臣が、あー、今取り組んで、まあ、そういう状況です。
【アンカー・星浩】
あのー、この6人の任命拒否の問題と学術会議のあり方と、私はやや論点のすり替えだと思います。まあ、これはおそらく来年も議論が続くということだと思います。

衆議院解散

【アンカー・星浩】
最後の質問ですけど、来年いよいよ衆議院の任期が切れてきますよね。一方でこの1月18日からの通常国会も課題が山積してまして、なかなかその通常国会中に解散のタイミングを伺うってのは難しいんじゃないかという気がしますけど、その辺はどう考えてますか?
【自民党・菅義偉総理】
まあ、いずれにしろ、任期はもう10ヶ月しか無いわけですから、それとやはり一番大事なのはコロナの問題だと思いますよね。ここはやはり、完全に拡大防止をできてないと私はやるべきじゃない。仕事がしたいって、こういうことをずっと言ってますけど、まあ、そういう状況の中でですね、対応していく。まあ、こういう風になるだろうと思います。

最後に

【メインキャスター・小川彩佳】
お時間が過ぎ始めているんですけど、コロナに関して、今月初めの総理の会見では今必要なのは安心感と将来の希望であるというふうにおっしゃって、まさにその通りだと思うんですね。で、そうした安心感がある将来の希望を感じられる言葉というのを国民も聞きたいというふうに思っていると思うんですが、最後に総理ご自身の言葉でお聞かせ頂けないでしょうか。
【自民党・菅義偉総理】
これはですね、えー、私は国民の命と暮らしを守るということをずっと言い続けています。まあ、そういう中でですね、やはりワクチン。ワクチンが接種されるようになってくればですね、見通しは出てくるようになると思うんです。ですから一日も早く、そうしたことができるように政府として全力を挙げて、今準備をしている。まあ、そういう状況であります。そしてオリンピック・パラリンピックを迎えることができる。コロナと戦ってですね、勝った証としてのオリンピック・パラリンピックにしたいと思いますし、そうしたことでまた、あー、コロナ禍の前の普通の暮らし、一日も早く取り戻すことができるように一生懸命頑張っていきたい。このように思います。
【メインキャスター・小川彩佳】
菅総理、今夜はどうもありがとうございました。


*文字起こしは以上です。この記事に価値を感じて頂けた方は画面下部から「サポート」をお願いします。今後の情報発信の充実に活用させて頂きます。

*本インタビューの分析結果は下記の記事で公開中

更新履歴

2020/12/22 22:06 新規作成(前半の約10分間の質疑を公開)
2020/12/23 0:39 後半の約10分間の質疑を公開


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