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八月八日


久しぶりに家族全員が揃った日であったが、次男の具合がおかしくなり、知人の紹介で急遽、病院に連れていった。

トランジットの7室牡牛座火星と天王星がオーブ4度で合、獅子座太陽、4室水瓶座土星とTスクエアと激しい緊張、興奮を生みやすい配置になっていた。4室土星で自分の居場所を探そうとしていても見つからない空虚さ、7室の身近な家族関係での息苦しさ等、次男の置かれた状態を象徴するエネルギーが働いている感じがした。このトランジット水瓶座土星と次男のネイタル水星がタイトに合であることもうまく状態を伝えられないという局面を象徴していた。

一方、蟹座金星、山羊座冥王星を底辺とする複合アスペクトであるクレイドルが形成され、ピンチな局面であったが、冥王星、海王星のトランサタニアンからのサポートでより良くなる方向に導かれるエネルギーの配置。
当日の詳細な経緯まではお伝えはできないが、当日の節目でのひとつひとつの働きが実に結果として導いてくれた感じがあり、まさにチャートが示すような一日となった。


そんな混乱した日の夜に、食の現場で修業している長女が腕を奮ってくれて家族の疲れた気持ちを癒してくれた。
パインアップル、干し大根、チキン、エビ等の具を水に浸したライスペーパーに好みに巻いて食べる生春巻。ライスペーパーの触感にそこに巻いていく彩り、スパイス、香り等に意外性を含んで驚きが生まれた。


生春巻の具1
生春巻の具2


翌日は、玉蜀黍の焼売。焼売を巻く皮もその場にある玉蜀黍の皮を活用するというアドリブ感、家庭的な味わいが生まれている。
具合が急変した次男も「美味しい」と嬉しそうに食べていた。

玉蜀黍の焼売


サラダは夏野菜、グレープフルーツ、胡桃、クミンなどが混じりあい、スパイスワークにも新鮮さ、工夫を感じた。

エスニック野菜サラダ


三日目は蛸と鱧という珍しい取り合わせにココナッツオイルを用いたグルーンカレー。カレーもスパイスのみで仕上げたとは思えない味わい深い出来栄えで、このカレーにふさわしい皿で盛り付けられなかったのが残念!

蛸、鱧のグリーンカレー

冷蔵庫に残っていたビーツにじゃが芋、玉ねぎ、木の実を混ぜたサラダでマヨネーズも使用されていたが、とても爽やかな触感で沢山食べれた。

ビーツ入りサラダ

八日の出来事で、お盆の予定は全てキャンセルをして家族で過ごすことになったが、半年ぶりに帰ってきた天秤座太陽の長女の手料理で、元気をもらえた。

長女は、和食の薬膳料理の先生の助手、風変わりな街の社員食堂、一日一組の結婚式の料理スタッフと複数の食の現場でもまれている。
太陽天秤座が全開で、人との繋がりを通して自分にしっくりくる食の場と出合えているようで、地のエレメントが強い私からは想像できないくらいの身の軽さである。
休日も職場の人と一緒に食べ歩きながら特に有名店でもないさりげない庶民的なお店でもとんでもなく美味しい料理と出合えたときの喜び、充実感を嬉しそうに語ってくれた。

3年前に職場のある不幸な出来事に巻き込まれて、月魚座で自分で何も決められず、身動きできなくなった長女の状況を知る親としては、月魚座が彼女を支配することのないよう、月反転の乙女座要素(支配星水星)を意識して料理の世界で太陽を輝きを発揮してくれることを願うばかりである。
長女のネイタル金星は乙女座で、乙女座支配星水星と木星も太陽と同じ天秤座にあることで、それらの惑星が太陽で生きることを大きくサポートしてくれるであろう。

きしくも私のドラゴンヘッドは天秤座であり、まさに長女の天秤座要素が今世の課題でもあり、天秤座に惑星はないが支配星である蟹座金星、天秤座の部屋である7室(月と冥王星が存在)の働きを意識することの大切さを改めて感じさせられた。

また、半年後に長女の料理と話を聞くことが楽しみである。



パイ生地を捻りて秋の夜長かな




※俳句/写真日記を日々更新中。

junchan(@junchan3926) • Instagram写真と動画



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