移住のこと②クラインガルテンについて

クラインガルテンとは。
私が人に説明するときは「小屋付きの農地」と伝えている。

わが家が借りたのは、N県T町の山に近いクラインガルテン。
N県は移住先候補の最有力の県だったし、自治体が運営しているクラインガルテンが多く、お試し移住的な目的で運営している面も少なからずあると思う。

2020年4月から利用を開始したが、ほどなくして難病を患っていた母の闘病が終わり、私も退職、夫婦でクラインガルテンに滞在することが多くなった。

およそ100平米の畑で、ズッキーニ、トマト、ピーマン、ナス、ゴーヤ、きゅうり、かぼちゃ、さつまいも、じゃがいも、小松菜、ほうれん草など、少量多種の野菜たちを育てた。

ビギナーズラックなのか、初年度からそこそこ良い出来だったと思う。
実家が農業を営んでいたこともあるのか、夫と畑との相性はとても良かった。

2年目は少し欲張って伝統野菜や西洋野菜、高地ならではの花豆などにも手を広げたが、伝統野菜は育て方が難しいゆえの「希少になりつつある野菜」であることを実感。

3年目の今年は、ポピュラーな夏野菜に加えて、花豆、シャチ豆などに落ち着いている。

移住後は畑をやると決めたものの、生業とするのか自家消費なのか、最初は判然としなかったが、3年経って少しずつイメージ出来てきた。

クラインガルテン1年目で、二拠点生活の最大の理由だった母の闘病がなくなったので、本格的に移住物件を探したが、結局ご縁がなく(この辺の事情は別途)今年で3年目。

そして、もうすぐ海の近くに軸足を移すことが決まっている。

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