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令和版静かなるドン(伊藤健太郎主演)呟き(ネタバレ

Twitter(xにあげてなかった令和版静ドンの呟きがいっぱいあった。ネタバレあり。
静ドン好き、と伊藤健太郎くんいいぞしか言ってないです。
順不同で羅列、内容もダブりあり。


静ドン原作も本当に面白いな。
静也がほんとに魅力的で、人間くささがいい。長い間愛されて来たことに納得
伊藤健太郎くんが演じた令和の静也は普段は暴力が嫌いな2023年の普通の若者。
でも一言で周りを黙らせる迫力ある総長にもちゃんとなっている。

秋野さんは原作でも静也に次ぐ重要キャラ。
令和版で演じたのは筧美和子さん。
筧美和子さん、特に後編(DMMTVだと5-8話)とても素敵だった。
6話のもんじゃ屋シーンの涙が綺麗だった。
8話の秋野さんもすごく良い。近藤くんと総長さんが同一人物と分かったあと、終盤はセリフはほぼなくて、表情のみのお芝居。


静ドンはすごく好きな作品、でも完璧かというとそんなことはなくて
ここがこうだったら良かったなとかはあるけど
そんなんどーでもいいほど好きな作品
このタイミングで伊藤健太郎くんとこの作品の巡り合わせ。


静也が凄みのある声で一言言うと、相手は何も言えなくなる。
相手は汚田だったり妙ママだったり。
原作でもよくある場面。
これが伊藤健太郎くんの声と間の良さで成立しているなぁ


重傷を追った静也に会いに行く秋野さん。
秋野さんと総長さんと近藤くんの着地点。
原作の2人も、命がけのものすごい愛の物語なのでそこは踏襲


予算がものすごく潤沢な作品じゃないことは分かるけど、面白いものは面白い。
役者さんのお芝居、撮り方、音楽の美しさ、人間の捉え方、作品を好きかどうかは人それぞれだけど私は大好き。
秋野さんの描き方は特に好きです。
原作もそうだけど、仕事にプライドを持って夢を追う秋野さん。
彼女の恋と仕事を別々に描かないのも好き。
1人の人が悩む時にはごっちゃになるものね。

健太郎くんのパンチが早すぎてカメラが捉えられなくて監督が困るなどした話

もう続編って言うか48章ぐらいまでやってくれない...?
静也の怖さや愛嬌や苦悩、鳴戸のカッコよさ、猪首のぼっちゃん愛、最高なんだけど...
本宮さんは他の任侠もので健太郎くん起用したいと言われていたので、勿論そちらも楽しみ。

「静也としてあの瞬間を生きていた僕」ってどこかで言っていませんでしたか..?
この言い方すごくいいなと思って。
何かで話していたか読んだか..忘れてしまったけど


静也ソロのポスター
おでこのほくろが見えるんですよねーなぜか得した気分

伊藤健太郎くんの芝居の巧みさはファンが言っても身も蓋もないかもだけど
スクリーンの真ん中が似合ってしまうなと。
山口健人監督と伊藤健太郎くんタッグでいつか全く別のものも見たいな。
山口さん32才?と健太郎くん26才、未来しかない人たち

静也はちゃんと2023年の若い子設定になってる。
7話で車を降りて会社に向かう時に、車の窓に自分を映して、ささっと髪を整える。
こういうとこ。



任侠とかに憧れることがあまりないであろう世代の監督がやったからこそ、任侠ものに馴染みのない自分が見ても入り込みやすいお話。

昼と夜ふたつの顔の静也というより、昼静也の服装なのに夜静也の芝居、夜静也の服装なのに中身は昼静也の芝居。これが結果的に一番の見どころだしファンの自分が見て楽しかったところ。
やっぱギャップ?ギャップなのか。


6話のもんじゃ屋での龍子姐さんとの短いやりとりが見事。
龍子姐さんの「あんたも大変やな」の一言、
静也が拳をぎゅっと強く握る仕草、この2人最高に好きだよ..
伊藤健太郎君は見るたびにレベルアップしているな...

トークショーなどでキャストの話を聞く限り、山口監督はキャストに寄り添って丁寧にコミュニケーションが出来る人なのだと分かる。
推しが公開規模デカい作品に出るのも勿論素敵なことだけど、こういう監督の作品は規模関係なくいい。 
またいわゆるミニシアター系じゃなく、静ドンというコテコテの素材をBabel labelの山口監督が撮ったのも面白い。



続編もしやるなら、もうちょっと予算と時間をあげてほしい。
4時間半超の前編後編を1ヶ月程度で撮ったのは頑張りすぎです。(涙



夜静也はツーブロオールバックで太眉
昼静也はマッシュな今の子っぽいサラサラスタイルに丸みのあるメガネ
スタイリングとメイクで全く違う男に見える。
緻密に一つ一つ作り上げてその人になる。

任侠の社会をベースにしているけど、描いているのは人間ドラマ。



伊藤健太郎くんは今日から俺は‼︎のようなコスチュームでかためたキャラでのコメディ、アクションも魅力だし
スカーレットでの表情でみせる繊細なお芝居、
弱虫ペダルでチームのエース今泉としてのありえない運動能力など
本当にオールラウンダー



阪本順治監督がふとした時に彼に「もうベテランだから」と言っていたことに納得。
25才までに主演作品をいくつやりました..?
映画でも舞台でもドラマでも何度も何度も真ん中を任される役者って、本当に一握りの人だなと改めて思う。

健太郎くん、過去にやった役を「ちょっと前にずっと一緒にいたけど、最近会ってない友だち」みたいな言い方するところが好きだ。


たぶん昭和の頃にはドラマや映画の影響でかっこいいと思われた任侠の世界も
2023年の若者静也にとってはヤクザはただの社会のゴミでしかない存在。




静ドンは公開前の関係者試写あったかなかったか不明だけど(映画ライターの伊藤さとりさんも完成披露会見の時に、ラッシュを見たのみと言っていたので)
映画として限定公開→分割してドラマ形態になること前提の作品
そのためなのかどうなのか映画としてプロのライターのレビューがほぼないのが残念といえば残念。
敏腕本宮Pがおられるので、続編が作られますように...
令和版静ドンが今後、シリーズとして改めて評価されることを期待。



総長、酒をあおる🍶シーン
まとめそうになるくらい好きだ。
1話の銀座デビュー、鳴戸飲み行くぞ、の5話、もんじゃ屋の6話、あと8話の決戦前
他にもあったかな..
ひたすらにかっこいい。

総長さんと近藤くん
2人が同一人物と気づいた秋野さん
「どういうこと?」そりゃそうです。どういうことだよ。
音信不通になった総長さんにずっと会いたかったのに、まさかの毎日一緒にいる同僚がその人だとは。
8話冒頭で「どういうこと?」と静也を問い詰めた秋野さんが、ラストではほぼ無言。
でも秋野さんから静也への言葉が何もないことが逆にいいな、と思えるラストだった。



猪首さんの「坊ちゃんはカタギの仕事が大好きでした」はすごくいい台詞
恋愛パートとしても、いいシーンだけど。
近藤くんのデザイナーとしての努力は嘘じゃなかったことが分かる。


主人公の男の恋愛パートのための存在じゃない、秋野さん。秋野さんは、真剣に仕事に打ち込む人として描かれる。
これは原作の秋野さんの良さで、そのまま映画にも反映された形。

静也の生い立ちだったり任侠ものだから暴力も辛いシーンもある。静也の苦悩はしっかりと見せる伊藤健太郎くんの芝居で作品がしまっている。
でもコメディのシーンはしっかり作って重くならずに楽しめる作品。絶妙


「後輩の近藤くん」が正体を隠しながらも、ずっと自分を励ましてくれていたことに、秋野さんは胸がいっぱいになったんじゃないか。
近藤くんは自分を心から愛していたのに、そんな男がいなくたって、秋野さんには才能があると励ましてくれた。
秋野さんは近藤くんの中の自分への途方もない深い愛情に気づけたのでは。


いつも楽しそうに笑顔で仕事する近藤くん。
その姿をイラストに描いた秋野さん。
秋野さんが想いを表現するのはいつも言葉でなく絵なんですね。

重傷を負って意識が朦朧としてる静也が、秋野さんに嘘をついていたことを詫びて大好きです、と告白するシーン。
これ、目覚めた静也は「あれ?秋野さんがいた気がするけど夢だったのか?」設定なのかな。
秋野さんが置いていったイラストを見て、秋野さんが来たのが夢じゃなかったのは分かる。でも自分が告白したことは覚えてない..とか。
それなら続編も、ニューヨークから帰ってきた秋野さんとの関係が面白いな..
あー!続編楽しみ!

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