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コレステロールって何?

おはようございます。今日もいい朝ですね。

さて本日はコレステロールについてお話しします。コレステロールってよく聞く言葉ですけれども、考えてみると何のことだがよく分からない、という方が多いのではないでしょうか。まずは基本について触れていきます。

コレステロール (cholesterol) の語源
 フランスの医師・化学者 François Poulletier により1784年に胆石から初めて採取され、のちにギリシャ語で胆汁を意味する "chole" と固体を意味する "steros" から "cholesterine" と命名された。さらに後に化学構造がアルコール体であることがわかり、語尾にアルコールを意味する "ol" が加わった結果、現在の呼称である "cholesterol" となった。
[Proc Jpn Acad Ser B Phys Biol Sci. 2010 May 11; 86(5): 484–493.]

ステロール (ステロイドアルコール) の一種としてのコレステロール
 ステロールは生体内に存在する脂質の一種であり、コレステロールは動物の体内における主要なステロールです。一方で、植物に見られるステロールは植物ステロールと呼称されています。

人体におけるコレステロールの分布
 コレステロールは体内で細胞膜やホルモン、ビタミンを作るのに役立ち、その主な供給源は食事での摂取と肝臓での生成です。血液中を移動する際には他の脂肪 (中性脂肪など) と同じようにリポタンパク質として血流に乗って運ばれます。このリポタンパク質は HDL (High-Density Lipoprotein) , LDL (Low-Density Lipoprotein), VLDL (Very Low-Density Lipoprotein) などに分類されます。

善玉と悪玉
 いわゆる善玉コレステロールとは HDL を、悪玉コレステロールとは LDL を指します。これは、HDL が全身で余剰になったコレステロールを肝臓へ運ぶ役割を果たしているのに対し、LDL はコレステロールを全身の細胞へ運ぶ役割を果たし動脈硬化の進行に寄与するとされているためです。

いつもより少し長くなってきましたので、この辺りまでにしたいと思います。
それでは、今日も1日大切に過ごしていきましょう。




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