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100号記念特集 ―メルマガの足跡― 【伊東潤メールマガジン】第百号

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こんばんは。伊東潤です。
今夜もメールマガジンをお届けします。


〓〓今週の歴史奉行通信目次〓〓〓〓〓〓〓
1.はじめに
2. メルマガの足跡①はじまり/コミュニティ力
3. メルマガの足跡②『ライトマイファイア』/「締めの言葉」
4. メルマガの足跡③司馬遼太郎/インタビュー
5. おわりに/質問コーナー
6. お知らせ奉行通信
新刊情報 / イベント情報 / Voicy・ラジオ出演情報
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1.はじめに
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 何事も節目は大切です。伊東潤のメルマガ「歴史奉行通信」も遂に100号を迎えました。

 回数よりも、「あんたのメルマガ、そんなタイトルだったのか!」と驚く方がいるかもしれませんが、次回からリニューアルし、タイトルも「人間発電所日誌」に変更しますので、引き続きご愛顧のほどよろしく!

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2.メルマガの足跡①
はじまり/コミュニティ力
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 2017年の9月6日に記念すべき第1回「私が小説家になった理由」からスタートしたこのメルマガは、堅実に月二回(第一・第三水曜日発行)のペースで発行してきました。そして遂に今年の10/20発刊号で100号を数えることになりました。
 
 そして現在もメルマガの主流になっている歴史エッセイは4回から登場します。「紀尾井町事件を探る」と題して、大久保利通暗殺事件の真相に迫っていくという内容でした。言うまでもなく、『西郷の首』の発刊に関連して書いたものです。

 得意のお城については7回に「城の基本知識と城めぐりの楽しみ」と題し、『歴史作家の城めぐり【増補改訂版】』の序文の原型を短縮版でお送りしました。それ以降も、しばしばお城について書いてきましたが、最近のお城関連のエッセイなどは、マイクロ・コンテンツやvoicyに徐々に移行しています。

 13回では「叙情派プログレと小説の関係性」と題して、趣味の音楽について書きました。文芸と歴史以外のことを書くのは珍しく、伊東潤の趣味の世界を少し垣間見せることができました。これは「レコードコレクターズ」向けに書いた記事の短縮版になります。
 
 15回は「コミュニティ力」と題して、読書会とオフ会を軸にした読者との交流について記し、新しい作家のあり方を模索している姿を伝えています。

”このコミュニティは、私の作品を広めていくことが目標ではなく、参加者それぞれが「楽しむ」ことを初期の目的とし、そこから参加者の皆様と一緒に、何かを「作り上げていく」ことにつなげていきたいと思っています。つまりアーティストやクリエイターといった作り手と一般の方との間にあった垣根を取り払い、互いに作り手や受け手となり、これまでにないほどの大きな化学反応を起こしていきたいのです。”

 コロナ禍さえなければ、もっとコミュ二ティ・メンバーとのコラボ事例が出てきたかと思うと残念ですが、最近になり、少しずつでもその萌芽が見られるようになってきました。

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