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伊東潤のお城めぐり指南 【歴史奉行通信】第七号

こんばんは。
伊東潤メールマガジン「第七回 歴史奉行通信」をお届けいたします。

〓〓今週のTopic〓〓

1.伊東潤Q&Aコーナー
「伊東潤、歴史上の人物と◯◯するなら?」
2.伊東潤が語る、城の基本知識と城めぐりの楽しみ
3.お知らせ奉行通信 
伊東潤、地上波のお正月番組に登場!?

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1.伊東潤Q&Aコーナー
「伊東潤、歴史上の人物と◯◯するなら?」
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いくつかいただいたメッセージの中から、今週はこちらをご紹介。

Q.
お悩みはないので、質問です。もし歴史上の人物に会えるとしたら...。
カラオケ目的の飲み会に呼ぶなら誰(複数の人物)を呼びたいですか?
(マサキミワさま)

A.
天狗党です。
あの世に行ったら、天狗党の永遠に続く宴席にお邪魔して、藤田小四郎と「天狗党座踊り」を一緒に踊りたいです。
きっとその場には、島田一郎や千田文次郎ら加賀藩の面々もいるでしょう。
双方から感謝の言葉を述べられたら、私も男泣きに泣くでしょうね。
(伊東潤)

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インタラクティブを心がけている、伊東潤のメルマガでは
皆様のお悩みを、歴史上のエピソードになぞらえてお答えしていきたいと思います。
是非お気軽に以下のリンクよりお送りください!
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2.伊東潤が語る
城の基本知識と城めぐりの楽しみ
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冬本番になってきましたね。
この季節になると、私はそわそわし始めます。

なぜかって? 
山城めぐりをするのに絶好の季節だからです。
今日は新たに山城めぐりの趣味を始めようという皆さんのために、
今回は城めぐりの豆知識をご披露しましょう。

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<城の基本知識と城めぐりの楽しみ>

◆城の魅力とは何か?

城の魅力を語るのは容易ではありません。
大半の方が
「天守閣のない城なんて、どこに魅力があるのか」
と思うかもしれませんが、
最近では、多くの方が天守閣のない土でできただけの城に詰めかけています。

なぜなのでしょう。

それをうまく説明できる人に、ついぞ出会ったことはありませんが、
多くの人の話を総合すると、遺構を見て、
戦国時代を生きた人々の息吹を身近に感じられることが魅力のようです。

わたしの場合は何かと言うと、
四百年以上の歳月を隔てているにもかかわらず、
そこに人の意思が感じられる点に魅力を感じます。
なぜ、ここに堀切(尾根筋を断ち切る堀)や竪堀(垂直に掘られている堀)を入れているのか。
また、土塁や馬出(城の出入口を守る小曲輪)を築く必要があったのか。
そうした築城者の意図が、遺構を見るだけで伝わってくるところに強く魅かれるのです。

また城というのは、自然地形と妥協しながら造っていくものなので、
似ているものはあっても、二つとして同じものがありません(平地に築かれる方形居館は別ですが)。
経済力や駆り出せる労働力との兼ね合いもあるので、
それらと妥協して造ることになります。
こうした限られた条件下で、いかに効果的な構造を追求していくかという
苦心の痕跡を見るが面白いのです。

◆城の種別

城は、どこに築かれるかによって種類が分かれます。
大別すると
山城、丘城(台地城、平山城)、平城に分けられます。

もちろん明確な基準があるわけではなく、
地元の大学教授や地域史家の判断に委ねられているものが大半です。

それでも基準としては、比高(地上面からの高さ)50m以上は山城、
50m以下の台地上にあるなら丘城
といった大雑把な分け方がなされています。

このほかにも、用途によって種別を設けるケ―スもあります。
本城(ほんじょう)・支城(しじょう)・出城(でじろ)・詰城(つめじろ)
境目(さかいめ)の城・陣城(じんじろ)・付城(つけじろ)・宿城(しゅくじろ)
つなぎの城・伝えの城・防塁といったものです。 

◆城歩きの注意点

ほんの十年ほど前までは、限られた好事家だけの趣味だった城めぐりも、
2006年に日本100名城が制定された頃から大ブームとなり、
今では多くの方々が、朽ち果てた古城にまで足を運ぶようになりました。

ただし自然を舞台とした趣味ですので、危険は付き物です。
城の中には遊歩道やトレッキングコースとして整備されているものもありますが、山城の大半は、人一人が通れる道があるだけです。

そのため注意事項があります(以下は山城を前提にします)。

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