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会話で主語を意識すると、「何を言っているかわからない」と言われることが減る。

発達障害の人で、「言っていることがわからない」と言われたことはないでしょうか?

私は社会人なって、数年は言われていました。

友人が多い人ならば、幼少の時に指摘されたり、周りの話し方を真似したりして学んでいくのでしょう。
発達障害のある人は、自分の興味に一直線だったりするので、一人で遊ぶことが苦でない人が多いと聞きます。
私もその部類で、みんなと遊ぶより、本を読んでいたり、モノを作っていることの方が好きでした。

その結果、相手の立場を想像するのが元来苦手なだけでなく、コミュニケーション能力を磨く機会が少なかったので、コミュニケーションのコツを学ばずに大人になってしまった。
そんな私と同じ方は多いのではないでしょうか?

その結果、社会に出た時、上司への報告や同僚との情報共有等で、「何を言いたいのかわからない」と特定の人だけでなく、さまざまな人に言われてしまう。

何をおさえていないから、わからないと言われるのか?

その理由は単純で、何について話しているのか前提条件が抜けているケースがほとんどです。
「わからない」と言った方に理由を聞くと、突然、話題を振られたような感覚だったようです。

前日に一緒に食事に言った翌日だとしても、別の会話をしている中で、突然「美味しかったね」とだけ話されたら、”何が?”と思うと思います。

発達障害の方には時間感覚がバグっているケースも多く、昨日のことを今起こっているかのような感覚で話されるケースもあります。
頭に浮かんだことを話してしまう性質もあるのかもしれません。
相手にとっては見えていないので、述語だけ話されても理解はできません。

そこで解決策は、会話は主語を意識するということです。

「〇〇は、美味しかったね」と必ず主語を忘れないことです。

さらに時間軸も合わせて「昨日食べた〇〇は、美味しかったね」と言えれば最適です。

可能であれば、5W1Hを意識して話せば、理解できないと言われることは圧倒的に減ります。

結論ファーストとかPREPとか、コミュニケーションの本ではいろいろな伝え方のテクニックが出てきます。

伝わる会話の基本は、主語・述語です。

聞く人から、堅苦しいとか、機械的だと言われることもあるかもしれません。
慣れてきたら崩したら良いのであって、初めのうちは意識的に主語を入れて話すようにしてください。

それだけでも、相手と意思疎通のずれや理解されないもどかしさを与えることは圧倒的に減ります。

「何を言っているのかわからない」とよく言われる方は参考にしてください。

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